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本人も驚きの一戦、12歳天才棋士・仲邑菫二段と国民栄誉賞・井山裕太棋聖が対決「なんとなく予感は…」

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仲邑菫二段、井山裕太棋聖

 囲碁の新早碁棋戦『第1期新竜星戦』(非公式戦)の1回戦が29日に開催。井山裕太棋聖と12歳の最年少棋士・仲邑菫二段の対局が行われ、見事、井山棋聖が勝利を収めた。

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 公益財団法人日本棋院と株式会社囲碁将棋チャンネルの共催で行われた本戦。こちらは、序盤から秒読みの緊迫感が魅力。1手5秒加算のフィッシャー方式を採用した“囲碁界最速”の超早碁となっている。今回対戦するのは、2018年に国民栄誉賞を受賞している井山棋聖と、10歳でプロ入りを果たした仲邑二段。話題も相まって、多くの報道陣が駆け付けた。

 対局後、元SDN48の戸島花がMCを務める中、会見が開かれた。注目の一戦となった今回の対局だが、まさかの組み合わせに「ちょっとびっくりしました」と仲邑二段。井山棋聖は「(今回のルールが)経験がなかったうえでの対戦だったんですけど、(相手が仲邑二段になることは)なんとなく予感はしていました」と笑わせた。仲邑二段がプロになってからは初の対戦。井山棋聖は彼女の成長ぶりについて「一番はご自身の努力。特に今年に入ってからは、一局を勝ちに結び付ける力……悪くても粘り強く、いい対局はうまく逃げ切る印象があります」と舌を巻いた。

 日本では東京五輪が開催中。同世代のアスリートが活躍していることに触れられた仲邑二段は「すごいなって思っています。自分もそうなれるように頑張りたいです」と意気込み。オリンピックを観戦する時間はないようだが、結果などは気にしているらしく、自宅にネットを張って遊ぶほどだという“卓球”に注目していると明かした。

 一方、井山棋聖には、国民栄誉賞受賞後の変化について質問が。「自分自身としては、あまり意識していません。プレイヤーとしてはまだまだですし、今後の期待を含めていただいたと思います。さらに“少しでも成長していけるように”という気持ちは強くなりました」とコメント。「囲碁界からそういった賞をいただけるとは夢にも思っていなかったので、個人というよりも、囲碁界全体として、大変名誉なことだなと思いました」と振り返っていた。

 なお、こちらの対戦の模様は、8月28日に『囲碁プレミアム』で、CS放送『囲碁・将棋チャンネル』では10月以降に放送される予定だ。

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