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『スッキリ』日本ハム・新庄監督が“黒歴史”明かし驚きの声「そんなこと引きずってるのか」 思い出したくない過去は他にも?

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新庄剛志監督

 日本ハム・新庄剛志監督が、7日放送の『スッキリ』(日本テレビ系)にVTR出演。番組内での発言がネット上で話題となっている。

 >>日本ハム・新庄監督が藤浪の獲得に本気か 「俺のところ来たら化ける」阪神への要求に驚きの声、原巨人よりは好機アリ?<<

 新庄監督は6日に映画『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』の前夜祭スペシャルイベントに登壇。同イベント終了後、新庄監督が番組単独インタビューに応じた。

 同映画に“他者の記憶を消す能力”を持つキャラクターが登場することにちなみ、「記憶から消したいと思っていることはありますか?」という質問を受けた新庄監督。苦笑いを浮かべながら、1989年の阪神入団会見を挙げ、反響が集まっている。

 新庄監督は同年11月のドラフトで阪神から5位指名を受け、翌12月に入団会見を行った。服装は学ラン、髪型は角刈りシルエットのパンチパーマといういでたちで、「プロ野球自体あまり好きじゃなかった」、「自分で言うのもなんだけど、(友人たちの間では)結構人気者だと思う」などと奔放な発言を連発している。

 この会見について「パンチパーマで田舎からやってきて、『あんまりプロ野球選手好きじゃないんで』って言った映像はちょっと消してほしい」と、身だしなみや言動をかなり後悔していると明かした新庄監督。「あれ(会見映像)は見るたびにちょっと落ち込むんですよ」と、今も映像を見るたびに恥ずかしさを感じていると語った。

 新庄監督の発言を受け、ネット上には「もう30年以上経つのにそんなこと引きずってるのか」、「気になって映像見てみたけど、個人的には初々しくていいと思うけどなあ」と驚く声が漏れた。一方「数年後の引退宣言の方がよっぽど黒歴史じゃないか?」、「一ファンとしては、1995年の会見の方が衝撃度大きかったが…」と別の会見を絡めた疑問のコメントも多数挙がっている。

 新庄監督は当時阪神所属でプロ6年目・23歳だった1995年11月19日の契約交渉後会見で、突然「野球に対するセンスがないからやめたい」と引退を宣言。両親や球団のみならず、当時のセ・リーグ会長からも撤回を求められたことが複数メディアで伝えられるなど騒動となった。ただ、同月21日に「ユニホーム姿を見せるのが親父への一番の薬」と、体調がすぐれない父親のためという理由で引退を撤回し事態は収束している。

 「後年の報道などでは、新庄監督は当時阪神を率いていた藤田平監督とそりが合わなかったことに加え、打撃面の恩師だった柏原純一コーチを球団が同年オフに解任したことに強い不満を抱いていたとされています。ただ、騒動勃発当時はこうした事情もそれほどは伝えられていませんでしたので、ファンの間でも『やめると言った途端にすぐ撤回、新庄は一体何を考えているのか』と大きな波紋を広げました」(野球ライター)

 多方面をざわつかせた引退騒動は、現役時代の新庄監督を代表する奇想天外なエピソードとして今も語り草となっている。ただ、本人としては特に後悔の念などは感じていないようだ。

文 / 柴田雅人

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