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なくしたのを気づかなかった例も USBメモリ紛失騒動はこんなに起きていた

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 兵庫県尼崎市で6月、市民全46万人分の個人情報が入ったUSBメモリを、委託した会社がさらに委託した会社の社員が持ち出し、酒に酔って一時紛失した事案。その情報管理の杜撰さは、酷いものがあった。

 驚きだったのは、個人情報を紛失や盗難、ウイルス感染の可能性があるUSBで外部に持ち出していたこと。「あり得ない」「今どきUSBかよ」などと怒りの声が上がったが、実は尼崎市のような紛失事案は、他にも発生していた。

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 2022年1月には、三重県の計量検定所所属の担当職員が、計量証明事業における主任計量者1091名の氏名、生年月日などが書かれた名簿と主任計量者試験問題、試験結果などが記載されたUSBメモリを紛失した。

 このケースでは、職員がUSBメモリで作業をしたところ、所定の位置に戻すことなく他の用務に気を取られていたことが原因。現在も行方はわかっておらず、情報が外部流出し、裏で密かに売買されているなどの可能性も否定できない。

 6月27日には大阪府門真市が、マイナンバーカード申請サポート会場で市民1人の顔写真が入ったSDカードを紛失したと報告。申請書作成のために写真を撮りSDカードに保存するところで、カメラの中にSDカードが入っていなかったとのこと。写真撮影の都度、SDカードの保存情報を消去しているため被害者は1人だが、写真が悪用される可能性もゼロではないだろう。

 また7月1日には、埼玉県所沢市の小学校で、20代の教諭が児童65人の名前と学力状況、さらには教育活動の写真95枚、引き継ぎ資料などが入ったUSBメモリを紛失したことが発覚。紛失が判明したのは6月3日で、最後に使用したのは4月28日だったとのこと。USBメモリをなくした上、約1か月も気が付かないとは実にお粗末だ。

 USBメモリは紛失の可能性が高いことから、一般企業では禁止されていることも多いが、地方自治体や学校などでは頻繁に使われている様子。同じことを繰り返さないためにも、再発防止策をしっかりと講じる必要がある。

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