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ローラ、パートナーからの暴力「私自身も経験」と明かす 女性への暴力撤廃の社会活動に「素晴らしい取り組み」

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ローラ

 ローラが25日、都内で開催されたイヴ・サンローラン・ボーテ「ABUSE IS NOT LOVE」限定イベントに出席し、親しいパートナーからの暴力の撤廃について持論を述べた。

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 「イヴ・サンローラン・ボーテ」は、パリ発祥のラグジュアリークチュールブランドYSL(イヴ・サンローラン)のビューティライン。11月25日は「女性に対する暴力撤廃の国際デー」に制定されており、イヴ・サンローラン・ボーテでは「ABUSE IS NOT LOVE(アビュースイズノットラブ)」(=暴力は愛じゃない)」を掲げ、グローバルで社会貢献活動に取り組んでいる。

 現在、米国ロサンゼルス在住のローラ。久々の日本に「ホームに帰ってきたような気分。紅葉の美しさに心がふわっとなって優しい気持ちになっています」と四季の美しさを感じた。サステナブル・ブランドを立ち上げるなど意識の高いローラだが、「環境問題の勉強はずっと続けています。歴史、禅の本や、お料理をもっと深く勉強しようと思って、1960年代に発売された陰と陽に関する料理の本も読んでる」と自己啓発に励んでいると話した。

 ローラは「ABUSE IS NOT LOVE」について、「本当に素晴らしい取り組みで、声を上げることでたくさんの人が助けられると思うし、私自身も経験したことがあるから涙が出ます」と賛意を示した。親しいパートナーによるアビューズの9つのサインでは、「嫉妬と干渉がすごく気になりました」とのこと。干渉について、「恋人だったり、結婚していても他人同士ではあるから、あまりにもどこにいて何をしているか確認するのではなくて、ほど良いお互いのバランスと、言わなくても大丈夫と言う関係がとても大切」と語った。

 理想のパートナーシップは「お互いをリスペクトできる関係」で、「どんなに年を取ってもずっと子どもの心を持って、良いところだけでなく、悪いところも笑いに変えられる。昔は格好つけてたこともあったけど、今はもっとありのままになったら、周りにもそういう友達が増えて、生きることが楽しくなってきた」と心境を明かした。「自分の中では、友達でいることを大切にしていて、結婚とか肩書がなくてもいいと思う」と形にこだわらない関係を強調し、最後に「どんなことが起きても、自分を愛することはすごく大切だと思うから、たくさんの人がもっと自分を愛せるようになったらいいな」と話して、締めくくった。

 イヴ・サンローラン・ボーテの長谷友紀子事業部長は、概要説明で「暴力と気付きにくいところに課題の本質がある」と指摘。イベントではNPO法人「女性ネットSaya-Saya」によるセミナーも行われ、「恐怖を与え、自由を奪うことで相手をコントロールするのが暴力で、被害者の責任ではなく加害者の責任。暴力には身体、経済、性的、社会的、デジタルでの暴力があり、それらの背後には心を傷つける精神的暴力がある。暴力にはサイクルがあり、別れることが難しい」と暴力の構造を解説した。

(取材・文:石河コウヘイ)

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