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日本ハム・清宮、今季のホームラン急増は確実? 新球場に潜む“罠”への対応にも注目集まる

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清宮幸太郎(写真は高校時代)

 新球場のキーマンは1番バッターか、それとも、5番一塁・清宮幸太郎選手? 

 3月30日、北海道日本ハムファイターズがひと足先に開幕戦を迎える。前日29日は対戦チームの東北楽天と時間を分けて“新球場の感触”を確認したが、「若さ」が露呈したのは日本ハムナインの方だった。
 「ゴロ打球を処理した後、天然芝を踏み直したり…。慎重になっている印象を受けました」(地元メディア)

 同球場での初めての実戦となった14日、松本剛外野手が捕球ミスをしている。新庄剛志監督がメディア企画のパ・リーグ監督会見で明かした一軍メンバーの平均年齢は、「22.5歳」。“先輩”が天然芝でのバウンドを見誤ったとなれば、若い選手たちが慎重になるのも当然だろう。

 >>日本ハム・新庄監督、新球場に苦笑のワケは天然芝だけじゃない? 失点も招いた予想外の問題は<<

 「新庄監督は上川畑大悟選手を1番で起用し、機動力で得点を積み重ねていくビジョンです」(前出・同)

 その上川畑を本塁に返すのが、3番・松本、4番・野村佑希選手、5番・清宮のクリーンアップだ。

 野村がオープン戦後半で調子を落としているのは気掛かりだが、「ついに覚醒か?」と注目を集めているのが清宮だ。

 清宮はオープン戦の本塁打王になった。首脳陣も期待しているが、新球場でのゲーム開始以降、「守備」の方で話題になっていた。

 天然芝の起伏が気になった時、日本ハムナインは足で踏む。しかし、清宮だけは違う。しゃがんで、手で直すのだ。その様子が「カワイイ」という。

 29日の全体練習では手のひらで“ポンポンする”ところは見られなかった。本人も意識してやってきたわけではないが、楽しみにしているファンも多いそうだ。

 「新球場のエスコンフィールドは、札幌ドームよりも狭いです。清宮はその恩恵でホームラン数が増えそう」
 パ・リーグの試合中継を担当することが多いプロ野球解説者がそう言う。

 清宮に12球団最多となるオープン戦5本目のホームランが出たのは、3月22日(対ソフトバンク)。レフト方向へ流してのホームランで、高く上がった打球が辛うじてフェンスを越えた感じだった。
 「札幌ドームは両翼100メートル、フェンスの高さも5.75メートルもありました。札幌ドームだったら、凡フライでした」(前出・同)

 エスコンフィールドの紹介パンフレットによれば、同球場は「右翼99メートル、左翼97メートル」の非対称形。外野フェンスも2.8メートルと低い。これまで「凡フライ=アウト」になっていた打球がホームランになれば、日本ハム打線の得点力は確実にアップする。

 「トリプルスリーをめざせと言われているそうです。打率3割強、ホームラン30本以上、そして、『盗塁3』の(笑)。清宮は走らせたら、決して遅い方ではありません」(関係者)

 28日、同球場の開業イベントでのことだ。日本ハムOBの杉谷拳士氏が「打率3割、ホームラン30本、失策30のトリプルスリーを」と、清宮をイジっていた。

 30個のエラーは冗談だとしても、天然芝をポンポンする話題のシーンはたくさん見られそうだ。新球場・エスコンフィールドは、何が起きるのか分からない。(スポーツライター・飯山満)

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