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日本ハム、新庄監督の補強要請は届かない? トレードは非現実的、助っ人獲りも内部調整難航か

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新庄剛志監督

 「新庄(剛志)監督がフロント幹部に何か直訴したらしい」

 本拠地・エスコンフィールドでの6連戦最終日の4月20日、北海道日本ハムファイターズが千葉ロッテマリーンズに勝利した。連敗は「4」でストップした。しかし、事前に流れていた「直訴」の情報は、あながち間違いではなかったのだ。

 「フロント幹部との会談中、新庄監督がチーム編成に関する話を持ち出したと聞いています」(関係者)

 そのチーム編成とは、「緊急補強の必要性」だという。

 「ピッチャーとバッター、両方とも補強する必要があると訴えました。新庄監督は具体的にピッチャーのタイプ、そして、どういうバッターが必要なのかまで説明したそうです。ただ、相談された側のフロント幹部がどんな回答をしたのかまでは分かりませんが」(前出・同)

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 同日の試合中、こんなシーンが見られた。味方打線が走者を溜めた時、そして、先発・鈴木健矢投手が得点圏に走者を背負った2イニング目、新庄監督はベンチ内の椅子の後ろに隠れてしまった。

 椅子の後ろから顔を覗かせ、試合の行方を見ている。その仕草は「心配で見ていられないよ~」といった感じだった。

 ピンチをしのぐと、天を仰ぎ、手を叩いて鈴木を迎え入れる。「気持ち」が入っているのだろう。いや、入り過ぎているのかもしれないが、こうした試合中の様子を見せられて、補強を訴えた気持ちも分かるような気がした。

 また、鈴木の6回被安打1失点ゼロの好投も合わせて、こんな意見も聞かれた。

 「先発ローテーションを再編したばかりです。ポンセ、金村尚真の両投手が故障し、リリーフでスタートさせた鈴木を先発にコンバートさせたんです。その鈴木が好投してくれたものの、スクランブル態勢であることに変わりはありません」(プロ野球解説者)

 このロッテ3連戦の2戦目の先発を託された伊藤大海投手も、いまだ勝ち星がない状態。チームから唯一、侍ジャパン入りした看板投手の調子が上がって来ないとなれば、雰囲気を変えるようなカンフル剤も必要だろう。

 「日本ハムは外部補強に熱心なチームではありません。おそらく、新庄監督が求めたのは先発投手とクリーンアップを任せられる強打者でしょう。トレード? 相手球団が応じるとは思えませんが」(前出・同)

 外国人選手を追加補強するのだろうか。しかし、外国人選手には「アタリ、ハズレ」があり、調査時間が少ないシーズン途中での補強はその後者となるケースも大きい。

 「どこのチームもそうですが、選手の総年俸に関しては予算が決まっていて、『予算オーバー』となる場合は、重役クラスの承認がないと動けません」(ベテラン記者)

 新庄監督が直訴したのは球団社長だとの情報も聞かれた。もっとも、前出の関係者は「そこまでするかな~」とクビを傾げたが…。

 同日の入場者数は1万5816人(主催発表)。15、16日の土・日曜日は2万人を超えたそうだが、新球場の初年度としてはパッとしない。やはり、勝敗が観客数に影響するのだ。新庄監督の直訴は聞き入れられたのだろうか。(スポーツライター・飯山満)

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