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長州力、武藤敬司を「引っくり返してやろうかと思った」怪我エピソードを回顧

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武藤敬司、長州力

 元プロレスラーの長州力と武藤敬司が11日、都内で行われたイベント「WHILLアライアンス調印式~日本の移動を、ずっと『安心』へ~」に出席した。

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 2人は電動車イスの試乗体験を行い、71歳の長州は「僕はまだ歩けるけど、彼は歩ける状態じゃない」と60歳の武藤を冷やかす。共にプロレスで体を酷使してきたことから、近年は「歩く」ということに少し億劫さを感じるようになっているという。武藤は「実は僕はもう持っているんです。番組で見て、これいいなってその場で買ったんです。アンバサダーをしたい」と述べ、「もともと膝が悪くて股関節も悪い。どこへ行くにも消極的になってしまう。でも、これがあればショッピングも行けそうです」と笑顔で話す。

 長州も「今、熱海に住んでいる。おじいちゃんが坂道歩いていると大変そうだなって。いつまでも自分の足で歩いていたいですね。外には出かけたいです。歩くのがしんどいから家に閉じこもると余計にダメになる。熱海だから海を見に行きたい。これに乗って魚釣りに行きたい」と武藤に共感する。

 長州は武藤が負傷した時に車イスを押してあげた経験もあると言い、「こいつを車イスで押した時は引っくり返してやろうかと思った」と回顧。「砂利道で重くて、思わず『降りて歩け』って言いそうになった」と武藤を恨めしげに見るが、武藤はこれに「足を怪我していたんです。伊勢だったと思います」と照れ笑いで謝る。

 「100歳までに成し遂げてみたい夢」を聞かれると、長州は「これに乗ってどこまで行けるかやってみたい」とにっこり。武藤は「100歳の時も今のままでいたい。これ以上、老いていないのがいい。それに向けて頑張る必要もある。トレーニングしたいね。100歳になったら、長さんの言うこともっと聞き取りにくくなるでしょうね」とユーモアを交えて話していた。

(取材・文:名鹿祥史)

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