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何も猫ひろしだけ狙い打ったワケではない!? 国際陸連が調査に乗り出した背景

 ロンドン五輪男子マラソンにカンボジア代表として出場しようとしているタレント・猫ひろしの雲行きがあやしい。国籍変更して出場する資格を満たしているかどうか国際陸上連盟が調査に乗り出しているのは既報どおりだが、一方で、カンボジア五輪委員会の幹部は猫を推していて、現在、猫側には何の連絡もない宙ぶらりんの状態だという。

 ところで今回の騒動、国際陸連の“本気度”はどうなのか? あるスポーツジャーナリストは「日本陸連にも国際陸連から問い合わせがあったようですね。猫が出場した陸連主催のレースデータを照会してきたそうです」。綿密な調べは行われているようだ。前出のジャーナリストは続ける。「でも、今回は猫を狙い打って調べているようではなさそうなんです。他の国でも、帰化した出場予定選手に詳しい身分照会が国際陸連から来ているみたいですから」。調査対象は猫だけではないようだ。

 この一連の猫騒動の背景には、金銭で簡単に国籍変更をしてオリンピックに出場しようとしている選手が数多くいる実態があるようだ。「中東のオイルマネーでアフリカ諸国の有力選手を引き抜いたり、欧州あたりでも同じような事例が今までにもあった」(前出のジャーナリスト)

 猫が金銭で国籍変更して代表の座を射止めたとは言わないが、国際陸連にも本格的に調査をしなければならない事情があるようだ。

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