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ハッシーの中央競馬新馬セレクション(2/8東京・2/8京都)

 先週ピックアップした2頭。東京デビューの注目馬・レッドシェリールは、スタートで後手を踏むものの二の足速く6番手の位置取り。道中はすんなり折り合いが付き、3、4コーナー中間から徐々に外へ持ち出し、直線に入ると徐々にギアを上げていく。プラチナジェリーと接触する場面があったが、怯むことなく上がり最速の34秒1の脚を使い2着。スタートの遅れや直線の接触と、スムーズさを欠いたにも関わらずこれだけの競馬が出来たのは力があるからこそ。すぐに勝ち上がるだろう。京都デビューの注目馬・サンジェローナは、まずまずのスタートを切ると馬の行く気に任せた位置取りで7番手の内。道中は少し促しながらの追走。3コーナーから徐々にペースが上がっていくと、追っ付けながら追いかけ、3、4コーナー中間では鞭が一発入る。後は追って追って追いまくって上がり3ハロン33秒9とメンバー中2位の脚を使い3着。余裕のある体つきながらこれだけの競馬が出来たのは能力がある証拠。叩かれて良くなってくるタイプだけに今後が非常に楽しみな1頭。

 今週の東京デビューの注目馬は、2月8日(土)第6R芝1600m戦に出走予定のネオリアリズム。馬名の由来は「新現実主義。父、母名より連想」。牡、栗毛、2011年3月22日生。美浦・堀宣行厩舎。父ネオユニヴァース、母トキオリアリティー、母父Meadowlake。生産は安平町・ノーザンファーム、馬主はキャロットファーム。愛馬会法人・キャロットクラブの募集馬で総額4000万円。半兄には05年NHKマイルC(GI)や07年スプリンターズS(GI)で3着となり、芝・ダートで計7勝を挙げたアイルラヴァゲイン(父エルコンドルパサー)や、11年安田記念(GI)や13年阪神Cを勝ち、重賞を6連対しているリアルインパクト(父ディープインパクト)がいる。本馬はネオユニヴァース産駒の走るタイプに多く見られる雄大な馬体の持ち主。まず目がいくのはしっかりとした逞しい前駆。角度の良い頸差しからパワフルな胸前に上腕、幅があり身の詰まったトモ。後膝から脛にかけてのラインもしっかりしており力強い。繋ぎの長さ、角度も程良く、パワーがありどちらかといえばキレよりも兄に似て長く良い脚を使うタイプ。走法から距離はマイルから2000mあたりがベストと見る。なお、鞍上には戸崎圭太騎手を予定している。

 京都デビューの注目馬は、2月8日(土)第6R芝2000m戦に出走予定のメドウラーク。馬名の由来は「マキバドリ」。牡、鹿毛、2011年4月5日生。栗東・橋田満厩舎。父タニノギムレット、母アゲヒバリ、母父クロフネ。生産は安平町・ノーザンファーム、馬主は吉田勝己氏。祖母は01年エリザベス女王杯(GI)を勝ち、同年ドバイWC(GI)で2着に入り芝・ダートで活躍したトゥザヴィクトリー(父サンデーサイレンス)。近親には11年京都記念(GII)や日経賞(GII)など重賞5勝を挙げているトゥザグローリー(父キングカメハメハ)や、昨年のJC(GI)で2着に入ったデニムアンドルビー(父ディープインパクト)がいる。本馬は父タニノギムレット、母父クロフネの血統からイメージする重厚な馬体の持ち主ではなく、胴長でシャープな造りをしている。前後の造りのバランスが良く、バネのある後駆をしている。蹄に厚みがあり、非力なタイプではないのでダートでもやれるだろう。フットワークが大きく、ダイナミックな走りから距離は1800m以上が良さそうだ。なお、鞍上には小牧太騎手を予定している。

※出走予定競走には、馬の体調、抽選非当選により出走しない場合があります。

<プロフィール>
ハッシー
山梨県出身。北海道・浦河にある生産牧場での牧童経験を活かし、馬の適正を見極める。特技は寝わら上げ。本サイト毎週火曜掲載の「ハッシーの地方競馬セレクション」、土曜掲載の「ハッシーのロックオン〜狙ったレースは逃さない!〜」も担当している。

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