「水谷はドラマで共演した外国人の女性と結婚しましたが離婚。89年に伊藤と再婚し一女をもうけました。とても仲むつまじい家族で、水谷も伊藤も“芸能人オーラ”を出すことなく、近所の住民の評判はかなりいい」(女性誌記者)
テレビ朝日の人気ドラマシリーズを映画化した「相棒」は観客動員数200万人を突破し、「配給元の東映の興行収入記録を塗り替えることは確実」(映画ライター)というヒットぶり。映画の公開に合わせて歌手活動を再開すると、22年ぶりのライブにはファン1万人が集まり、アルバム「TIME CAPSULE」はオリコンのアルバムランキングで初登場2位にランクイン。1965年のデビューから43年目で大ブレークした。
「映画はテレビ版をみていない人でも楽しめる。歌手活動のタイミングを合わせたことで、水谷が各局のテレビ番組で映画をPRできたこともあり動員が増えた。特別、歌唱力があるわけではないが、なんとなく哀愁を誘う歌声に歌手としての水谷を知らない若い人もひかれている」(同)
不思議なめぐり合わせで、今年は「キャンディーズ」が解散してから30年。熱狂的なファンが集まったイベントが開催され話題になったが、水谷にとっても伊藤は特別な存在のようだ。
「89年の再婚会見で水谷は『奥さんのことをなんて呼んでるか』と聞かれると、『ランちゃんさん』と照れながら答えていました。自分の奥さんなんだから何と呼んでもよさそうですが、しっかり伊藤のファンにも配慮しているため、伊藤のファンも『仕方ないな』って感じだったんでしょう」(芸能記者)
すでに再婚から19年経ったが、水谷の伊藤に対するスタンスは変わらないようだ。
「このところ、テレビのインタビューを受ける機会が多かったんですが、ある番組では『ランさんがよろしければ、これからもずっと“相棒”でいてほしいものです』、またある番組では『ランさんは“映画もう1回みるわよ”と言ってくださっていました』と呼び名を『ランさん』で統一していました。不自然な感じはなかったので、自宅でもそう呼んでいるんでしょう」(同)
そんな水谷だが、舞台裏でしっかり本音をこぼしているようだ。
「親しい関係者には『死ぬまでに1度はランちゃんと呼びたい』ともどかしそうに話しているそうです」(音楽関係者)
どうやら、いくらブレークしても、なかなか同世代のスーパーアイドル越えはできないようだ。