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皐月賞(JpnI 中山芝2000m 20日) 本紙・橋本記者がマイネルチャールズ陣営を直撃

 700万円馬券が飛び出した桜花賞の興奮が覚めやらぬ中、今週は牡馬3冠の第1関門「第68回皐月賞」の火ぶたが切って落とされる。不確定要素の多かった桜花賞とは対照的に、皐月賞は確固たる軸馬がいる。破竹の3連勝でTR・弥生賞を制したマイネルチャールズだ。「勝ってダービーに弾みをつけたい」と自信満々に語る稲葉師を、美浦黄門こと本紙・橋本千春記者が直撃インタビューした。

 −−まず、最終追い切りの感想をお願いします。
 稲葉師「1週前に併せ馬(事実上の最終追い切り)をやっているので、今朝は単走でやった。これが厩舎のパターン“稲葉流”だし、満足のいく状態で臨めるのは何より」

 −−重賞2連勝を振り返ってください。
 稲葉師「京成杯は4角で被され、ダメかと思った。弥生賞は正攻法で2番手から抜け出す横綱相撲だった。2戦ともマークは厳しかったが、それを克服してきたのだから強い馬だ」

 −−長所を挙げてください。
 稲葉師「どこからでもスパートできるセンスの良さは、一流馬の証。勝負根性もすごくて、隣に馬が来ると噛みつきにいくほど(笑)。後ろから(差して)きた馬に負けたことがないのは自慢できるよ」

 −−希望の枠順はありますか?
 稲葉師「(今年3開催目の)最終週で馬場コンディションもだいぶ悪くなっているから、1番枠より真ん中の9、10番枠がほしいね」

 −−ポジションはどのあたりが理想ですか?
 稲葉師「センスのいい馬だから、ポジションは関係ないよ。しいて挙げれば、5、6番手の外。勝負どころの3角からペースが上がった時、(スムーズに進出できるように)馬群の中にいなければ大丈夫だ」

 −−レースのポイントはどこですか?
 稲葉師「スタート直後に“ガツン”と掛からず、向正面までスムーズに折り合いをつけること」

 −−最後に意気込みをお願いします。
 稲葉師「内、外両極端な枠順にならない限り、80%は大丈夫(勝てる)でしょう。勝ってダービーに弾みをつけたい。応援してください」

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