前走のエルムSはハナ差の辛勝だったが、葛西助手は「最後は差し返して勝ったように中身は濃い」と実力をアピール。「東京は実績があるし、(千六は)芝からのスタートで、競馬はしやすい」と、余裕しゃくしゃくだ。
目標レースだけに、もちろん仕上げに抜かりはない。「いつも通り短期放牧を挟み、ここまで順調に乗り込めた。状態に関して心配な点は何もない」と太鼓判を押す。
「このあとにつながる競馬を期待しています」視線の先はしっかりJCダートを見据えていた。
【最終追いVTR】坂路で3頭併せ。800メートル50秒5→37秒3→13秒2をマークした。ランペルール、ミッションモードを内から2、3馬身ほど追いかける形。終始、余裕のある動きで、併入に持ち込んだ。レース間隔はあいたが、大型馬特有の重苦しさはまったくなく、フットワークは軽快そのもの。好仕上がりだ。