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シネマレビュー「クライマーズ・ハイ」

 クライマーズ・ハイとは、登山時に興奮状態が極限まで達し、恐怖感が麻痺してしまう状態のことをいう。
 1985年8月12日、群馬県の有力紙・北関東新聞社内。悠木が退社しようとしたその時、通信社のニュース速報が社内に響き渡った。「東京発大阪行き日航123便が長野・群馬の県境に墜落した模様。日航123便の乗員・乗客は524人。」。地元で世界最大の単独航空機事故が発生した北関編集局はにわかに興奮のるつぼと化した。この未曾有の事故の全権デスクを命じられたのは、一匹狼の遊軍記者・悠木だった。悠木の戦いの日々が幕を開けた…。

 本作は、新聞記者たちの激動の一週間を描いている。意見を強く主張する人が多く、新聞社がとてもエキサイティングに描かれていて、見ていてとても興奮した。「2、3ページ白紙で出してみろ。俺が売ってやる」敏腕で冷血な販売局長が強烈な印象を残す。登場人物が多いにもかかわらずわかりやすく、新聞製作の面白さ、大変さも十二分に伝わってくる。必見の一作。
 横山秀夫の同名小説が原作。監督は、原田眞人。出演は、堤真一、堺雅人ほか。   
 7月5日(土)丸の内TOEI1ほか全国にてロードショー公開。配給は、東映×ギャガ・コミュニケーションズ。

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