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キャバクラ小説家yanagiが語るネオン街ライフ 〜キャバクラ今昔物語・その19〜 キャバクラ嬢の3割はOL

 8月のはじめ頃、「キャバクラ嬢の3割はOLって本当か?」という記事が話題になりました。記事の中では、「3割という数字はいい線いっている」ということでしたが、みなさんはどのように思われましたでしょうか。

 このコラムでも何度か「ダブルワーカーのキャバ嬢が増えた」と書いてきましたが、私が実際にキャバクラに行って感じた「キャバクラ嬢のダブルワーク率」は、正直なところ、もっと高いです。地方と都会、廉価店と高級店で分けるとまた違う数字になるのかもしれませんが、私のイメージでは「専業のキャバクラ嬢のほうがむしろ少ないんじゃないか?」という感じです。

 どうも昨今のキャバクラは、女の子にとって「若い時の割のよい小遣い稼ぎ」というイメージが定着しているのではないでしょうか。「他に何もないからキャバクラ嬢になった」というような子は、年々減ってきている気がします。

 その風潮が良いのか悪いのかは、一概には言えないでしょう。キャバクラ嬢の「プロ意識」の低下や、「接客」のできない子が増えているのも事実です。電話やメールなどの「営業活動」も、以前ほどの勢いはありません。「切実さ」のようなものをキャバクラ嬢から感じることは、ほとんどなくなってしまいました。

 仕事のきつさや就業形態のせいもあるとは思いますが、キャバクラで働くボーイから「ダブルワークをしている」という声は、あまり聞きませんね。キャバクラ嬢の送迎やフロア清掃など、基本的にお客さんの接客しかしないキャバクラ嬢よりも就業時間が長いことを考えれば、当然と言えば当然ですが。

 いずれにせよ、彼らにはまだ「切実さ」のようなものが残っている気がします。だからと言って、「じゃあ飲みに行くよ」いう気にはなかなかなりませんけれど。

執筆者 yanagi
1978年生まれ 作家、フリーライター、心理カウンセラー、サプリメントアドバイザー。メールカウンセリングサイト「ysカウンセリングルーム」、ライタースタジオ「スタジオY」主催。また、木悠利名義でも執筆活動中。元バーテンダーでもあり、キャバクラ・スナック等のネオン街の裏事情にも明るい。現在、電子書籍サイト「ヨミーバ」にて、yanagi名義で「ネオン街三部作」等、キャバクラを舞台にした小説を多数発表している。■ヨミーバhttp://www.yomiba.com/■ブログ「ysカウンセリングルームの小部屋」 http://ameblo.jp/yscounselingroom/■サイト「ysカウンセリングルーム」http://www.yscroom.com/

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