しかし今、TBS内部で水戸黄門を存続させる案が練られているという。高齢の視聴者からの「続けて欲しい」という意見が多数寄せられている事などもあり、今までとは違った形で残す事を考えているというのだ。
現在は週一回のペースで放映されている水戸黄門だが、現状ではマンネリ化で視聴率の伸びも芳しいと言えないため、番組変換期や家族でテレビを観る機会の増えるお正月やお盆の時期に、期間限定の特別番組として復活放送する構想が局内で考えられているという。
時代劇は通常のドラマよりも予算が掛かるとされ、現状のまま放映を続けるにはコストが掛かりすぎてしまうと観られていた。しかし、特番で2時間スペシャルとして放映する場合は、尺に合わせて予算も潤沢にかけられる。また、特番だからこその大胆な演出やキャスティングも可能となる。視聴率低下には内容のマンネリ化もあると見られているため、脚本家の世代交代を計って内容を刷新するという事も考えられているようだ。
かつての水戸黄門では、今では考えられないほどに破天荒な内容が放映された事もあった。ニセモノの『黄門様ご一行』が出てきたり、悪人を騙すために黄門様が『泥棒の頭領』や『怪盗 天神林の光右衛門』と名乗って悪人を懲らしめた回もあった。中には黄門様が予想外のアクションを見せた回もあったという。
多くの人々に慕われ続けて40年以上経つ水戸黄門。我々の前に、変わった黄門様が再びお目見えする日も近い!?