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ケイリン徒然草 33バンクなら3連単でも面白い

 「3連単なんて」といって嫌っていたが、前橋の寛仁親王牌でG1クラスのレースをみていると、考えが変わってきた。「33バンクでは3連単も面白い」と考えを改めている。
 今回のレースでは割合にラインで決まることが多かった。初日のレースを見てみると、一次予選第4レースの福島ラインの榊枝輝文―佐藤悦夫で決まり、3着が合志正臣(熊本)。1万7670円ついた時にこれはと思ったのだ。

 続いて5レースも静岡ラインで村本大輔―石橋慎太郎の1、2着で3着近藤修康(岡山)も、6680円。9レースの三宅達也(岡山)-小倉竜二(徳島)で3着が矢口啓一郎(群馬)で7890円。10レースでは成田和也-幸田光博(栃木)の地乗りの並びで成田がまくり幸田の2着、3着渡辺晴智(静岡)で1万1200円という結果だった。
 これを見ると、2連単の筋を決めて3着の8点買いはかなり楽しめるのではないかと思った。2車単の筋車券の裏表から8点では16点と点数も多くになってメリットはないようにみえるが、8点より安定感はあるし、もし筋の裏目から3着が抜けると配当は8点買いよりグーンと良い。
 2日目も堤洋-浜田浩司の四国ラインで3着に斉藤登志信(宮城)がきて1万6660円。二予のBでは地乗りから金子貴史(愛知)の後ろが獲れた西川親幸(熊本)が鼻のいいところを見せ、金子がまくって、西川がちょい差しで3着が村本大輔。これは4万9140円の高配当になった。この日の優秀戦も新田祐大が先行、岡部芳幸-成田和也の福島車券に3着は稲垣裕之(京都)で5480円。
 3日目も出た。須田雄一(栃木)が後閑信一(東京)を追い込んで3着は地元の石川雅望で1万8560円。続いて千葉ラインの武井大介(千葉)中村浩士で3着が岡本大嗣(愛媛)で6360円。
 ラインが決まる可能性の多い組み合わせでは1、2着の選択をしっかりすれば、3着筋違いで結構な配当になる。この時の鉄則は2車単の穴選手狙いと同じく3着を文句なしに流すことだ。1点500円買って的中すれば万札は何枚か入る。不安な向きは1、2着をおりかえして16点買ってもペイする。このクラスの競輪になると、力に差がないから3着が筋の抜け目がよく飛び込んでくる。
 このケース最終日まで続いた。9レースが浜田浩司-小倉竜二-金子貴志で3万2650円、10レースが石橋慎太郎-渡辺晴智-志智俊夫で8800円。決勝さえも山崎芳仁-岡部芳幸-渡部哲男で5550円。この方程式が通用することを証明した。
 だがこの戦術、400や500バンクではどうか。33と軽くて先行有利の西武園バンクあたりなら通用するかもしれない。

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