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麻薬はなぜ“魔薬”なんだろう(MDMA)

 MDMAをあなたはご存じだろうか。
 MDMAは、常温では白色の結晶または粉末。分子構造はメタンフェタミンに類似している。
 メタンフェタミンとは、日本ではヒロポンと呼ばれていた“魔薬”だが、またの機会に語るとする。
 MDMAは、非常に不純物の多い錠剤として流通している。
 その色は非常にカラフルである。ハートや星や、もっと凝った模様がついていることもある。
 様々な色や模様、ロゴなどを入れた錠剤があり、一般に市販されている錠剤に酷似している物も多い。
 不純物として、パラメトキサンフェタミン、メスカリン(幻覚物質)、メタンフェタミン、コデイン、デクストロメトルファンなど、いくつもの薬がある。
 使用者が併用する薬としては、マリファナ、ベンゾジアゼピン(商品名:ハルシオン)、コデイン、バイアグラ、LSD、ヘロインと併用することで、補助薬として使われることも多い。
 MDMAは1985年まで、主にアメリカにおいて心的外傷後ストレス障害の治療に用いられてきた。
 アメリカはMDMAを、濫用性が高く医療用途の見込みのない違法薬物に指定した。
 MDMAが医薬品として生きるためには、乱用防止など、超えるべき山は数多い。
 MDMAを摂取すると幸せを感じ、それを他者と共有しているような一体感を感じる。
 気分の高揚、自信に満ち、怖いものがなくなる。
 セックスやダンスなどに使用し、大量の発汗を伴い、水分補給が十分でない場合、合併症を生じやすいとされる。
 低ナトリウム血症、急性腎不全、横紋筋融解症等で死亡することもある。
 重度の精神不安、妄想、記憶睡眠障害、集中力の低下と、肝臓障害が二つの大きな中毒症状となる。
 MDMAには、依存性がある。
 そして使い続けるうちに肝臓と精神は壊れ、死に近づいていく。

(立花花月 山口敏太郎事務所)

参照 山口敏太郎公式ブログ「妖怪王」
http://blog.goo.ne.jp/youkaiou

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