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オスカーでも『英国王のスピーチ』は有利か?

 30日日曜日、ロサンゼルスで行なわれたアカデミー賞に大きく影響する全米映画俳優組合員賞(SAG賞)で、イギリス王ジョージ6世を描いた『英国王のスピーチ』が最高賞のアンサンブル演技賞を獲得。
 この映画で主役を演じたコリン・ファースは、先日行なわれたゴールデン・グローブ賞に続き主演男優賞に受賞した。受賞のスピーチでコリンは、同式典の出席者のそうそうたる顔ぶれを前に、ジョークを交えて語った。
 「この豪華メンバーを前にすると、僕を建物に入れてくれたガードマン達にお礼を言いたいです」「僕の職業において、類い稀な才能を持った3人を称えたいです。アンソニー・アンドリュース、ジェフリー・ラッシュ、そしてヘレナ・ボナム=カーター。彼らは僕にとって夢の役者たちです」

 ナタリー・ポートマンもゴールデン・グローブ賞に続き、『ブラック・スワン』で主演女優賞を受賞した。ナタリーは受賞時のコメントで、成功の影には地道な人間になるように育ててくれた両親のお陰だと話した。
 「両親が一生懸命働くこと、そして嫌な人間にならないことを教えてくれました。そんな人間になることは許されませんでした」

 受賞式典は、プロボクサーのミッキー・ウォードを描いた伝記映画『ザ・ファイター』にとっても輝かしい夜となっており、クリスチャン・ベールとメリッサ・レオが、助演男優賞と助演女優賞をそれぞれ受賞した。

 そして、いよいよ今月27日日曜日、カリフォルニア州ロスアンゼルス市のコダックシアターで第83回アカデミー賞が開催される。

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