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セレクトセール2008最終日 ディープ産駒に明暗

 競走馬のセリ市「セレクトセール2008」(北海道苫小牧市ノーザンホースパーク)は16日に最終日(当歳)を迎えた。注目のディープインパクト産駒からは再び1億円ホースが誕生したが、その一方で主取りに終わった仔も5頭。早くも同じディープ産駒にして、勝ち組と負け組に分かれた格好だ。

 この日、1億円の値をつけたのは今年の高松宮記念(GI)を制したファイングレインの弟「ミルグレインの2008」。昨日、別の同産駒を2億2000万円の最高額で購入した島川隆哉氏によって落札された。「最初から取ると決めていた。馬名?息子と娘にすべて任せるよ(笑)」と、島川氏は終始、上機嫌だった。
 対照的に「ミスフーバフーバの2008」(牡)は、価格が生産者の希望に満たず、ディープ産駒としては初めての主取りとなった。
 馬主関係者が端的に説明する。「値段の安い、高いを決めるのは、種馬ではなく繁殖牝馬の質。ディープ産駒うんぬんよりも、牝馬が社台系かそれ以外かということなんだろう」。その言葉通り、ミルグレインは社台ファーム出身で、「ミスフーバフーバの2008」を生産したのは北海道新ひだか町にある折手牧場。この差が大きいというのだ。
 昨年同様、意欲的に高馬を落札した近藤利一氏も苦言を呈した。
 「社台と日高では質が違いすぎる。JRAに『会長、日高のセールにもいらしてください』と言われたけど、繁殖牝馬を改良しない限り厳しい」
 海のものとも山のものともしれないディープ産駒の評価を分けたのは結局、「ブランド=生産牧場」だった。

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