イタリア国籍の無職の男(40=別の強制わいせつ罪で起訴)が和歌山県警御坊署に強制わいせつの疑いで再逮捕されたのは、4月5日。警察の調べによれば、3月3日午後6時半ごろ、普通電車内で乗り合わせた女子高校生2人に突然キスをしたり、服の上から胸や下半身を触ったのだという。
「この沿線には、白浜、椿のレジャー施設で働く外国人の乗客がよく利用していますが、トラブルを起こす多くはアジア系。イタリア人で、しかも電車内の痴漢は珍しい」(社会部記者)
容疑者は観光ビザで来日し、京都や大阪を経て和歌山へ移動。中紀の穏やかな海岸が故郷の地中海に似ていたからかどうかは知らないが、3月あたりから同方面を中心に行動していたという。ただし、いかにも旅行者のように振る舞う一方で、以前にも同じ容疑で2度逮捕経歴のあるわいせつ常習犯。今回の逮捕も「御坊駅の近くで変な外国人に突然キスされた」などの情報に基づくものだった。
警察の取り調べに対し行為そのものは認めている容疑者。しかし、「法に触れると思わなかった」、キスについても「挨拶代わりにおでこにやっただけ」などと、陽気なイタリアンを気取っているという。
「最初の頃は本当に挨拶代わりだったようですが、それで抵抗がなかったことに味をしめ、次第にエスカレートしていったのでしょう。“電車でキスする外国人”の情報は他にも複数寄せられており、警察は余罪を厳しく追及する方針です」(地元記者)
痴漢犯罪に懲りないのは日本人もイタリア人も変わらない。