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一発逆転! 仲町通のここが抜きどころ(6/8) 稲城特別・安芸S

◆東京9R 稲城特別

◎スーパームーン
△ダイワアクシス
△ロンギングダンサー
△アポロカーネル
△ミヤコマンハッタン
△ミライヘノカゼ

 つい3週間前までワンクラス上の1000万条件で上位人気に推され、かつ勝ち負けしていた馬が500万条件に降級するのだから常識的には鉄板だろう。スーパームーン◎。勝ち味の遅さから2勝目を挙げるまでに時間を要したが、1000万昇級後は、4戦して2→3→3→2着、いずれも僅差であり同級卒業は目前だった。しかも今回は走り慣れた東京の中距離戦。他にこのクラス(500万条件)を勝っている馬が4頭いるものの、戦績的に考えて、相手関係に恵まれた感が強く、勝利への死角はほぼ無しとみてよい。同じ降級組のダイワアクシス、ロンギングダンサーあたりが当面の相手と考えられるが、絞って太く勝負するほどの信頼は置けない。アポロカーネル等、斤量面で有利な伸び盛りの3歳馬もいるため、当日の気配を見ながら手広く流した方が得策ではなかろうか。

【馬単】流し(12)軸(2)(6)(8)(11)(14)

◆阪神11R 安芸S

◎ナガラオリオン
△シゲルソウサイ
△アマノレインジャー
△タイセイファントム
△トーセンナスクラ
△キズマ

 成績的に頭打ち傾向にある馬が多くメンバー構成に魅力を欠く一戦。力どおりに走ればOPから降級のナガラオリオンが不動の主役。昨秋にこの条件を勝ち上がって一息入れたが、4か月ぶり、オープン入り初戦となったポラリスSで0.5秒差の6着。その後も4、4、3着と崩れることなく堅実に駆けており、ここでは1枚も2枚も力量が上。「相手探し」のレースだ。とはいえ、展開ひとつで何が来るか予測のつかないメンバーだけに、「乗り役」で勝手みたい。内枠から、岩田、幸、ウィリアムズ、福永、藤田騎手、このあたりでどうか。 

【馬単】流し(2)軸(4)(6)(8)(11)(12)

<プロフィール>
仲町通(なかまち・とおる)
在京スポーツ紙の競馬記者として美浦・栗東トレセンに足を運ぶこと20年。厩舎関係者への綿密な取材の下、穴党として数多くの万馬券ヒットの実績を持つ。この春、フリーとして転身。本名非公開。

※出馬表などのデータは、必ずJRA公式発表のものと照合し確認してください。

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