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宮迫・田村の会見は「演技」 認知科学者・苫米地氏、吉本・岡本社長も「全部計算」とバッサリ

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雨上がり決死隊・宮迫博之、ロンドンブーツ1号2号・田村亮

 22日放送の『バラいろダンディ』(TOKYO MX)で、認知科学者の苫米地英人氏が闇営業問題で記者会見を開いた吉本興業・岡本昭彦社長と宮迫博之・田村亮をバッサリと切った。

 苫米地氏は吉本興業について、「もともと一部上場企業だった。コンプライアンスしろと東証が言ったら、非上場にしてテレビ局が株を引き取った。これはテレビ局が隠蔽に協力したということ。この隠蔽体質が問題だ」と指摘する。

 タレントの武井壮は、苫米地氏の話を「置いといて」とした上で、会社の知らないところで芸を売っていたことは問題としながらも、宮迫や亮が闇営業を行った際、「反社会的勢力とは知らなかったと思う」という趣旨の発言を行う。

 これに苫米地氏は、「明らかに彼ら(宮迫・亮)は反社会的勢力だと付き合ってたことを知っているに決まっているじゃないですか。今回だって反社会的勢力と決別しますという会見じゃないといけないわけですよ。それが、自分の言ったことに対する言い訳会見になっている。これが隠蔽体質」

 と語気を強めた。

 そして、漫画家の倉田真由美は、宮迫と亮が記者会見を開いた後、世間が宮迫・亮叩きから、岡本社長に移ったことについて、「こんなに風向きって変わるんだな」と驚く。すると苫米地氏は、

 「だって演技じゃないですか、2人とも。間違いなく演技ですよ。プロですよ彼らは」

 と、宮迫と亮の記者会見をバッサリと切る。さらに、倉田が「吉本興業の社長として、全体の利益を守る立場であるという視点を入れるべき。会社のトップであれば、番組ファースト、スポンサーファースト、そういうものも考えなきゃいけない立場の人だよね、社長は。あの会見はとても拙かったから悪しざまに言いやすいですけど…」と岡本社長にもフォローを入れると苫米地氏は、

 「僕は拙いのが演技だと思ってますけどね。社長の。わざとゆっくりしゃべるとかね。全部計算ですよ」

 とまたも切る。さらに、

 「物凄く単純に、反社会性と付き合わない。そして、タレントは自由契約で、辞めたいときに辞められる。普通の雇用契約、たった二つのことを普通にやる業界に変えればいいだけなんですよ」

 と指摘。続けて、

 「それをやらせないテレビ局があるんですよ、株主として民放各局は。MXが入ってないから良かったんですよ」

 と際どい発言。あまりにも本質を突いた発言だったのか、苫米地氏の意見に激しく反論していた武井は「このまま行ったら3時間かかる」と明言を避け、倉田も黙り込んでしまった。

 苫米地氏は番組の最後にも闇営業問題について、「民放各局は論点をずらす報道をガンガンやっている」とメディアを批判した。

 苫米地氏の核心を突いた発言に、視聴者からは「納得した」「なるほどなと思った」「タブーを恐れない発言で正論だと思う」「かなり真実に近いと思う」など評価する声が上がった。

 闇営業問題については、宮迫と亮の涙の記者会見以降、バッシングは岡本社長へと移行している。しかし、苫米地氏の言うように、宮迫や亮が同情を買うよう芝居を打った可能性も否定できないだろう。

 岡本社長の言動ばかりが批判され、宮迫と亮が涙の会見をしたことによって、「嘘をついていた」「反社会的勢力が参加する結婚式に出てギャラを貰っていた」「詐欺集団被害に遭った人たちの感情」が軽視されている感のある現在の世論。もう一度、再発防止の観点から見て、「問題の本質は何なのか」を精査するべきかもしれない。

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