ますだおかだの岡田圭右である。2019年のタレント番組出演本数ランキングでは立川志らくに次ぐ堂々の15位。バラエティ番組にワイドショーのコメンテーター、司会とまさに顔を見ない日はないという活躍ぶりであった。
特に今年6月からはTBSの老舗バラエティ番組『世界ふしぎ発見!』のMCアシスタントに就任。これまで草野仁がひとりで担当してきた司会を、サブMCという形でサポートするというタレント冥利に尽きるポジションに就いたのだ。
そのためか、今年の上半期には「草野仁、ついに『ふしぎ発見』降板か」といった報道もあったが、現在も草野は変わらず『ふしぎ発見!』に出演し続けている。
この人事の背景には、岡田をゆくゆくは草野の後継者にしようという考えがあったのは間違いないが、年内に「完全移行」とはならなかったのは、制作者サイドの中で思った以上に岡田の評判が良くなかったことが原因だという。
「岡田さんの『世界・ふしぎ発見!』でのサブMC抜てきは、同番組の特番で出演した際、黒柳徹子さんに気に入られて猛プッシュされたのが理由だそうです。BSフジの帯番組『クイズ!脳ベルSHOW』での名司会ぶりも好評で、岡田さんはあまりバラエティ慣れしていない芸能人たちをリードして、非常に見やすくしています。しかし、『世界・ふしぎ発見!』だとの岡田さんの個性が災いしてか、『うるさい』と視聴者からクレームが来るようです」(某週刊誌記者)
また、岡田が新司会候補として受け入れられなかった経緯には次のような理由もあるという。
「あまり話題にはなりませんが、34年目に入った『ふしぎ発見!』は団体芸の要素が強いんです。きっちりした司会の草野さん、オールラウンダーの黒柳徹子さん、そしてズッコケの野々村真さんのトリオは『ふしぎ発見!』という番組を作る上で絶対に必要な人材。そこに、ただわめくだけの岡田さんが加入し、古くからのファンからは動揺したのでしょう。黒柳さんは岡田さんのことをすごく気に入っているようですが、あまり評判が良くなければ来年中に降板する可能性もあるかもしれません」(某週刊誌記者)
今年11月には30代の一般女性と再婚した岡田。「真の大物」への道はまだまだ険しそうだ。