ミステリー
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ミステリー 2021年10月16日 23時00分
心霊現象か、それともフェイクか?30年以上現れ続けた「ベルメスの顔」
家の壁や床に不気味なシミが浮き出してくる、しかもそれが人の顔を思わせる模様になっていて…という話はホラーで見る話だが、実際に家の壁や床に無数の顔が浮き出てきた!という事例がスペインで起きていた。 1971年8月23日朝、スペインのアンダルシア州ベルメス・デ・ラ・モラレダに暮らすペレイラ家の台所の床に、男の顔のようなものが浮き出ているのを一家の母親が発見した。彼女は夫を呼んでぞうきんでふいてみたが、顔は消えるどころか悲しげな表情に変化してしまった。 >>日本にスレンダーマンが出現か!?ネットを騒がせた人型UMA<< そこで一家はコンクリートの床の上にさらにセメントを流し込んで固めたのだが、3週間後には再び顔が浮き出てしまった。顔の話は村中に広まり、メディアや見物人が殺到。1972年の復活祭までに、何百人もの人々がペレイラ家を訪れたと言われている。地元の市長もこれ以上顔を壊すことを禁じ、研究のために保存するよう命じた。その後、この家が17世紀の墓地の上に建てられていることが判明。埋葬された人々の怨念や、この地で過去に起きた殺人事件の被害者の霊によるものではないか、などの説が流れた。 しかし、原因が分かって一件落着…とはいかなかった。その後も台所の床には大小様々な顔が現れ、表情を変えたり、さらにはうめき声まで聞こえるようになったのだ。台所を全面改装した後はしばらく怪現象は収まったものの、1982年からまた顔が浮き出るようになり、結局怪異は30年ほど続いたという。 皮肉なことに、このペレイラ家の怪異によってベルメスの町は観光地として有名になってしまった。今もペレイラ家は残されており、実際に「浮かび上がる顔」の原理に関する調査もたびたび行われている。その背景にはやはり「顔が浮かび上がったという証言はペレイラ家による捏造ではないか」という疑念が付きまとっているからだ。 「床や壁に浮かび上がった顔の表情が変わった」とされているが、これは最初に顔を見つけたマリアの印象によるものが強いとする意見が存在している。継続してペレイラ家の顔を調査している研究家によれば、彼女の気分によって顔の表情や色が変わっているようだったという。そこから、妻の証言を受けて夫ディエゴが、顔料や溶剤を駆使して浮かんだシミを人の顔らしく調整していたのではないか、という疑惑が持ち上がったのだ。 しかし、2014年にスペインの調査報道番組「Cuarto Milenio」が顔の技術的分析を行った結果、画像について「絵の具で作られたものではない」「分析に採用された科学的知識と技術によれば、顔には外部からの操作や要素はない」という結論が出てしまったのだ。実際にコンクリート用の溶剤や塩酸、硝酸銀などを使って再現しようとしたが失敗したという。また、初めに顔を見つけた妻マリアは2004年に85歳で亡くなっているのだが、その後もペレイラ家の床に新しい顔が現れ続けているという。 「ペレイラ家の顔」事件は、いまだに謎の多い事件なのだ。山口敏太郎作家、ライター。著書に「日本怪忌行」「モンスター・幻獣大百科」、テレビ出演「怪談グランプリ」「ビートたけしの超常現象Xファイル」「緊急検証シリーズ」など。YouTubeにてオカルト番組「アトラスラジオ」放送中参考記事Creepy faces keep appearing in kitchen floor sparking chilling 'conjuring' theory(Daily star)よりhttps://www.dailystar.co.uk/news/weird-news/creepy-faces-keep-appearing-kitchen-25147474Caras de Bélmez(wikipedia)よりhttps://es.wikipedia.org/wiki/Caras_de_B%C3%A9lmez
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ミステリー 2021年10月10日 23時00分
ビッグフットなど、未確認生物は次元を超えてやってきた生物だった!?
未確認生物は人間より大きいとされるものが多い。それ故に遠くの水面に浮かんでいる姿や、離れた場所から木々の間を歩いている姿が目撃、撮影されているのだが、それにもかかわらず追跡が難しく捕獲できないのは何故だろうか。その姿を捉えたという写真の中には「何気なく風景を撮影し後でよく確認してみたところ、奇妙なものが写り込んでいたのに気づいた」という事例もある。 >>北米大陸に鹿人間が生息している!?新たなUMA「Not Deer(鹿ではない)」<< こういった事例から、ビッグフットを研究している人々の中には「ビッグフットには多次元を移動する能力がある」という驚くべき仮説を立てている人も存在している。それを裏付ける例として紹介されるのが、『The Psychic Sasquatch』の著者ジャック・ラプセリティス氏の収集した、ある一家がビッグフットと遭遇した記録だ。 その一家はハイキングの途中、少し離れたところに身の丈3メートルはあろうかというビッグフットと遭遇した。しかし、次の瞬間には目の前から完全に消えてしまったのだ。その様子は「文字通り非物質化したようだった」そうで、目撃者の一人である女性はあまりに自分が見たものが信じられず、帰宅してから2週間は家から出られず、ハイキングに行った山にも近寄ろうとしなかったとのことだ。 また、同じく未確認生物を研究しているローナン・コグラン氏は最近イギリスでも報告されたというビッグフットに酷似した獣人UMAの存在から、この仮説はあり得るのではないかと考えている。 「イギリスに類人猿やヒューマノイドの生存・繁殖可能な集団がいるという考えはまったくもってあり得ません。しかし、イギリス国内で獣人型UMAが目撃されているというのは事実のようです。しかし、彼らがどうやってイギリスにたどり着き、繁殖しているのか別の視点から考えなければなりません。そこで仮説として考えられるのが平行宇宙の存在です」 つまりビッグフットをはじめする未確認生物たちは、実際には我々と別次元の地球に存在し、何らかの方法でワームホールをたどって出てくるのではないか、というのだ。例えばアメリカに出るモスマンも神出鬼没の未確認生物だ。だが、ウェストバージニア州のポイント・プレザントなど目撃される地域が比較的限定されている。つまり、地球のどこかに平行宇宙への入り口が開きやすい場所があり、そこからたまたま顔を出して目撃されている生物たちが未確認生物なのでは…そんな仮説だ。 さすがにこの仮説が証明されるとは思えないが、未確認生物がどうやって生態系のニッチ(地位)を占めているのか、死体などの痕跡がほとんど見つからない理由など、生物学的に難しい点に関して説明がついてしまうのも確かだ。(山口敏太郎)参考記事https://mysteriousuniverse.org/2021/10/bigfoot-from-multi-dimensions-to-worm-holes-and-the-mystery-of-mothman/
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ミステリー 2021年10月09日 23時00分
米軍の秘密兵器が激写される!?米軍の極秘基地内で撮影された映像
先日、米軍の極秘実験場の中に「黒い謎の戦闘機」が運ばれていく様子が目撃、撮影されて話題になっている。 問題の動画はTikTokにアップされたもので、アメリカの軍事開発基地と思われる場所の内部に、平たい円盤を思わせる形状の機体をトラックが牽引して運ぶ様子が映されている。撮影者は驚いているようで、動画に音声も残した。 >>今年はネッシー当たり年!?ネッシーの目撃証言が昨年の総数を上回る<< この動画は海外でネットの話題を中心に扱うルーベン・ホフス氏に注目され、Twitterで拡散されメディアやThe War Zoneなど、軍事関係に興味を持つ人たちの目に留まり、最終的にロッキード・マーチン社や国防総省まで影響が及んでいる。 ホフス氏らは機体の背後にある足場や周囲の風景から、撮影場所をロッキード・マーティン社のスカンク・ワークス本社(米カリフォルニア州パームデール)の近くにあるヘレンデール・レーダー・クロス・セクション(RCS)測定施設と特定。ここはアメリカのモハーベ砂漠にあり、ステルス機のレーダー反射率を測定する場所だ。 また、動画に映っているのは米軍の秘密兵器や試作機、超音速戦闘ドローンあるいはステルス戦闘ドローン、または新型B-21レイダーズのデモンストレーター、もしくはテスト車両ではないかと具体的に推測する人もいた。だが別の軍事サイト「The Aviationist」でも、その物体を特定することはできなかった。 The War Zoneによると、この施設には厳重な警備が敷かれており、普通の人はそう近寄れないはずだという。このことから「スカンク・ワークス社がわざと撮影させ、流出させたのではないか。それらしいものを表に出して、みんなが議論しているうちに、本当に秘密にしたいことを隠して裏で進めていく作戦では」と深読みする人もいた。 またThe War Zoneはこの機体が上下逆さまに運ばれていたことや他の次世代機に似ていたことから、実際の戦闘機なのか、スケールモデルなのか判別できないとしている。 The War Zoneは、スカンク・ワークスの副社長兼ゼネラル・マネージャーのジェフ・バビロン氏(ロッキード社員)にインタビューを試みたが、セキュリティ関係の理由で質問に答えることを拒否されたと述べている。また、空軍参謀総長チャールズ・Q・ブラウン将軍への別のインタビューでは、ブラウン将軍が「その特定の写真については知らない」とし、コメントを拒否している。そしてロッキード・マーチン社も「スカンク・ワークスが行うことの85%は機密事項である」と主張しているという。この動画に捉えられていたものは、非機密の15%にあたるものだったのだろうか。一連の動画は極秘のテスト運用の様子を捉えたものか、あるいは大規模なセキュリティ違反、もしくはその両方だったのではないかと考えられている。 折しもアメリカ空軍は現地時間9月20日に行われた「State of the Forces」の演説の中で、5機のB-21試験機が現在建設中であることを発表している。動画に捉えられたのはそのうちの1機だったのだろうか?(山口敏太郎)関連動画MYSTERIOUS STEALTHY SHAPE THAT RESEMBLES FUTURE FIGHTER CONCEPTS SPOTTED AT RADAR TEST RANGE || 2021https://www.youtube.com/watch?v=JR3BXSY-2g0関連記事UFO frenzy as mysterious craft filmed being towed into secretive US military base(dailystar)よりhttps://www.dailystar.co.uk/news/weird-news/ufo-frenzy-mysterious-craft-filmed-25061232Skunk Works and Pentagon Refuse to Comment on Video of Mysterious Aircraft(mysterious universe)よりhttps://mysteriousuniverse.org/2021/10/skunk-works-and-pentagon-refuse-to-comment-on-video-of-mysterious-aircraft/
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ミステリー 2021年10月03日 23時00分
1日に15個、石の涙流す少女がインドに登場!奇妙な涙を流す少女たち
先日、インドである日突然「石の涙」を流す少女が現れたという報告があった。 今から2カ月ほど前、インド北部のウッタル・プラデーシュ州カンナウジのガディヤ・バリダスプール村に住む15歳の少女に、目から小石のようなものがこぼれ落ちるという奇妙な症状が出始めたという。家族によれば、左目から出てくる石は日に10~15個。彼女が石の涙を流す一部始終は動画にもなっている。少女のまぶたの左上にできたしこりのようなものを家族がマッサージすると、目から小石らしきものがこぼれ落ちてくるというものだ。現代の医学ではあり得ない症状だとして医師たちも困惑しているとか。 >>100人以上の村人はどこへ消えたのか?「ロアノーク島植民地集団失踪事件」に科学のメスが<< なお、目から石がこぼれるという症状は過去にも報告されている。2014年にはイエメンで、当時12歳の少女が同様の症状を訴えて話題になった。イエメンの衛星テレビチャンネルAzalが放映したYouTubeの映像では、医師が彼女の目から落ちた石を小さな箱に集めている様子が映し出されていた。ここでも医師は既知の病気とは思えず、この現象を説明できないという見解を明らかにしている。なお、少女のいる村では彼女が悪魔に呪いを受けたに違いないといううわさが立ち、軽い騒動になったという。 2016年には中国で、とある女性が7年間も石の涙を流しており、原因を突き止められず治療に至らなかったとして自国の医療機関を訴えるまでに至ったという。こちらの事例については、まぶたの下にこぶができる結膜炎の異常が考えられるとのこと。最近では2019年にアルメニアの女性が、1日に50個ものクリスタルの涙をこぼしたと主張する事例があった。 1990年代に大きな話題になったのは、レバノンの「水晶の涙を流す少女」だ。1996年3月、当時12歳の少女が学校で授業を受けている最中に目に違和感を覚え、こすってみたところ目から水晶のかけらが出てきたというのだ。 その後、家族に事情を話している時に再び水晶が落ちてきた。父親は彼女をクタウラ市に連れて行き、眼科医のアラジ博士に診てもらうことにした。しかし、2週間ほど検査を受けたにもかかわらず原因は分からなかった。アラジ博士は少女の目から流れ出た物体が本物の結晶であることを証明し「この現象を科学的に説明することはできない。これは神の仕業としか考えられない」と述べたという。このニュースは世界的に大きく報じられ、少女の治療法を発見できた人物には5万ドルの賞金が出るという話も出たのだが、それから数カ月経って少女の「水晶の涙」は治まってしまったという。 あまりにも唐突に治ってしまったレバノンの事例だが、後に懐疑主義者の一人ジョー・ニッケル氏が「クリスタルの涙を流す」トリックを見破った。それは下まぶたを引っ張って袋状にし、小さなクリスタルの破片が収まるようにするというもの。実際に彼はカメラの前で「クリスタルの涙」を実演してみせた。このことから、おそらくレバノンの事例は親が少女の目の中にガラスを仕込み、「奇跡」を演出した一種の詐欺に近いものだったのではないかと考えられている。 果たして今回のインドの事例ではどういった結論が出るのか。続報が気になる。(山口敏太郎)参考記事Doctors baffled as girl cries stone tears, shedding 15 rocks per day(dailystar)よりhttps://www.dailystar.co.uk/news/weird-news/doctors-baffled-girl-15-cries-25063083A Girl in India Appears to Mysteriously Cries Stone Tears(mysterious universe)よりhttps://mysteriousuniverse.org/2021/09/a-girl-in-india-appears-to-mysteriously-cries-stone-tears/12 Year Old Girl Cries Crystals! – Facts Analysis(HOAX OR FACT)よりhttp://www.hoaxorfact.com/pranks/12-year-old-girl-cries-crystals.html
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ミステリー 2021年10月02日 23時00分
今年はネッシー当たり年!?ネッシーの目撃証言が昨年の総数を上回る
未確認生物の代表格であるネス湖のネッシー。その正体は大ウナギである可能性が高い、という研究結果が出た現在でも目撃証言は後を絶たない。 ネス湖の目撃情報を登録している機関によれば、今年の目撃情報は現時点で14件。既に昨年の13件を上回る数で、今年はまだ3カ月余りある。さらに目撃例が増える可能性が高いとみられる。 >>UMAの住む湖が売却!?地元で愛される謎の巨大カメ「ビースト・オブ・バスコ」<< 最新の目撃情報は9月6日午前10時30分過ぎに、ライブカメラを見ていた視聴者から寄せられたもの。発見者は中国山東省膠州市に住む女性で、「最初は黒い点が1つだけ水面に浮かんでいたのだが、その後岸のすぐ近くに2つの黒い点が現れた」という。黒い点は6分間、水の上を動いていたそう。中国からリアルタイムで目撃例が報告されたのは史上初。この時の記録はネッシーの公式目撃報告サイト「The Official Loch Ness Monster Sightings Register」で確認できるそう。 今年の目撃情報はライブカメラの視聴者によるものが9件、ネス湖を訪れていた人のものが5件。興味深いことに、ウェブカメラでの目撃情報の多くは、午前中の遅く(現地時間午前10時30分以降)か、午後2時から同6時前までに発生しているとのこと。 また、現地では同1時30分〜3時30分に目撃されていることが多いようだ。だとすると、ネッシーは昼行性なのだろうか。夜になると湖の様子を確認しにくいという点はあるだろうが、ウェブカメラでネッシーを見つけてみたい人は参考にしてはいかがだろうか。ネッシー公式目撃報告サイトhttp://www.lochnesssightings.com/index.asp?pageid=722743参考記事New Loch Ness Monster Sighting Surpasses Last Year’s Total(mysterious universe)よりhttps://mysteriousuniverse.org/2021/09/new-loch-ness-monster-sighting-surpasses-last-years-total/
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ミステリー 2021年09月26日 23時00分
北米大陸に鹿人間が生息している!?新たなUMA「Not Deer(鹿ではない)」
未確認生物の目撃情報は日々世界中で更新されており、中には新たな未確認生物が出た、という報告もある。 中でも北米大陸は代表的なビッグフットをはじめ様々なUMAの目撃例が日々報告されている。 先日、海外のサイトに目撃証言が書き込まれ、注目を集めているのが「Not Deer(鹿ではない)」という奇妙な未確認生物だ。海外の投稿サイトRedditにはアパラチア山脈付近で目撃したという証言が相次いで書き込まれているという。 >>ミシガン州で川を渡るビッグフットが撮影された!?専門の団体も悩む動画とは<< 「Not Deer」は一見するとムース(ヘラジカ)に似た生物だが、時速50キロ近くのスピードで走ることができ、普通の鹿よりも角が大きく枝分かれしており、体の関節が多かったり少なかったりする奇妙な骨格をしていて「前を向いた捕食者の目」を向けてくるという。 米サウスカロライナ州グースクリーク近くで目撃したという人物の証言によれば、「冠や剣のように見える、現実ではあり得ない枝分かれした巨大な角をしていた」そうだ。例えば怪我などで後天的に角が割れる、もしくは折れ曲がって成長したのでは、とも考えたそうだが、やはりどう考えてもあり得ないという結論に至ったそうだ。 前述のケースでは比較的鹿に近い姿をしているが、「Not Deer」の目撃証言の中にはなんと「後ろ足で歩き、前足の代わりに手のついた腕があった」と、鹿人間のような姿をしていたというのもある。Cryptid Wikiによれば「雄鹿の角の生えた頭、人間の胴体、人間か鹿のどちらかに似た足」を持ち、筋肉質で驚くほど速く、しばしば普通の鹿に変身するとのことで、オハイオ州、デラウェア州、オクラホマ州での目撃情報があるという。 真実なら驚くべきUMAといえるが、今のところ「Not Deer」は鹿男バージョンも含めてその姿を捉えた映像や写真はなく、うわさ話の段階でしかないという。だが、もしかすると近いうちにそういった証拠が出てくるのかもしれない。新たなUMAの出現に期待していきたいところだ。関連記事The ‘Not Deer’ — An Odd Cryptid Still Making Appearances in Appalachia and Beyond(mysterious universe)よりhttps://mysteriousuniverse.org/2021/09/the-not-deer-an-odd-cryptid-still-making-appearances-in-appalachia-and-beyond/
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ミステリー 2021年09月25日 23時00分
100人以上の村人はどこへ消えたのか?「ロアノーク島植民地集団失踪事件」に科学のメスが
そこにいたはずの人がいなくなってしまうという神隠し事件は世界各地で起きているが、中でも規模が大きく、謎に満ちているのが16世紀のアメリカで起きた「ロアノーク植民地集団失踪事件」だ。 ロアノーク島はノースカロライナ州の東海岸にある小さな島である。大西洋を渡った先の玄関口とも言える場所だったため、イギリスの植民地の中では重要な拠点となっていたという。 >>AIは犯罪や法科学の現場でどう役に立つか?最新の研究結果より<< ロアノーク島に開拓団が到着したのは1585年。指揮官であるジョン・ホワイト総督らが開拓していたものの、3年後に食料危機が発生。総督らは母国のイギリスで物資を補給することを決め、115人をロアノーク島に残して帰ることにした。だがその後、スペインとの間で戦争が勃発したため、総督らが島に帰還できたのはさらに3年後の1590年だった。 ホワイト総督らは船から島を確認したとき、島から細い煙が上がっているのを目撃。入植地の人々は島に残っていたのだと喜んで上陸したのだが、彼らが目の当たりにしたのは無人になった入植地だった。100人以上いた人々はどこにもおらず、代わりに防御柵が築かれ、浜辺には「CROATOAN」と刻まれた柱だけが残されていた。入植者たちは、島を離れる時には行き先を柱に記しておくことと、緊急事態の時には十字の傷を彫っておくことを約束していたのだが、そのような印は何もなかった。100人の入植者は集団で神隠しにあったように姿を消してしまったのである。 この謎は4世紀以上たった現在でも明らかになっていない。抗争や飢えで壊滅したとの説があるが、3年で全滅したとは考えにくいという。また「CROATOAN」が先住民族の部族名でもあることから、先住民族と抗争になったであるとか、散り散りになって同化したのではないかとも言われている。 そんな「ロアノーク植民地集団失踪事件」に、現代になって科学のメスが入った。1990年代にクロアトアン島で行われた発掘調査で、入植当時のものとみられる指輪や金貨が発見され、ロアノーク島の入植者の所持品だった可能性が浮上。また、2011年にノースカロライナ大学の教授が、ホワイト総督の地図の復刻版にとりでのマークが書き込まれており、上から小さな紙を張って隠されていたことを突き止めた。 その後、考古学者らは研究グループ「First Colony Foundation」を立ち上げ、国立公園局と協力して発掘調査を行うことになった。2016年には前述の「隠されていたとりで」の区画に地中レーダーを導入し、発掘調査が行われていたのだが、ここでは16世紀頃の欧州産の陶器片が発見されている。 今年の調査では植民地時代の金属加工の証拠が発見されている「サイエンス・ワークショップ」と呼ばれる場所も含めてさらなる調査が行われる予定だという。この場所は「1585年の遠征時に建設され、2年後に失われた植民地が到着する前に放棄されたと思われる土塁」が見つかった場所。手がかりが残されているのではないかと期待されている。発掘は9月24日まで行われる予定で、一般の人々も調査に参加し、"プロの考古学者の仕事を見る "ことができるそうだ。 4世紀もの間謎に包まれていた大規模失踪事件の謎が明らかになる日はくるのだろうか。(山口敏太郎)関連記事New Archaeological Dig to be Conducted at 'Lost Colony of Roanoke' Site(coast to coast am)よりhttps://www.coasttocoastam.com/article/new-archaeological-dig-to-be-conducted-at-lost-colony-of-roanoke-site/
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ミステリー 2021年09月19日 23時00分
キム・カーダシアン「メット・ガラ」にて驚きのファッションを披露!イギリスでは「都市伝説の人物か!?」と話題に
ファッション界最大のイベントであるメット・ガラが9月13日、2年ぶりに開催された。モデルや女優、著名人らが様々なデザインのドレスをまとって登場する様子は日本でも報じられ、話題になっている。 中には少し、いや、かなり独創的なデザインの衣装で登場し、話題になる人たちもいる。例えば海外の有名ラッパーであるLil Nas Xは日本のゲーム『Fate』シリーズに登場するキャラクターのギルガメッシュから影響を受けたとして、まばゆいばかりの黄金の甲冑姿で現れた。今年のドレスのトレンドとしては露出度の高いネイキッドドレスを身につけるセレブが多く、新型コロナのパンデミックへの反動からきているのではないか、と言われている。 >>都市伝説を魅力的に感じる理由とは 都市伝説ホラー映画「キャンディマン」リメイク決定<< 一方、ネイキッドドレスとは正反対の格好で登場したのがモデルのキム・カーダシアンだ。彼女は顔を含めた全身を真っ黒の衣装で覆ったスタイルで登場している。なお、このドレスのデザインはラッパーのカニエ・ウエストと、バレンシアガのクリエイティブディレクター、デムナ・ヴァザリアの2人が共に作り上げたものだという。なお、黒ずくめの格好をしたキム・カーダシアンのそばには、同じく顔を隠した黒いパーカー姿の男性がいた。この男性がカニエ・ウエスト本人だったのではないかと噂されているが、今のところ誰なのかは不明だという。 キム・カーダシアンの驚きの格好に、イギリスからは「最近噂の『ギンプ・マン(Gimp Man)』のようだ」という声が上がっている。ギンプ・マンはサマセット州にあるヤットンとクラバーハムの村周辺で数年前から目撃されている謎の人物だ。全身を黒いラテックスのスーツで覆い、顔を隠した状態で出現するそうで、2018年11月頃に突如出現。夜中に姿を現し、村人たちに近づいてきたという報告が警察に少なくとも14件は寄せられているという。 今のところ大きな事件は起きていないが、子どもたちは夜を怖がるようになり、警察も今後何かしらの事件に発展する可能性が捨てきれないとしている。現地のエイボン・サマセット警察は、9月1日にクラバーハム周辺で不気味なギンプ・マンらしき姿が目撃されて以来、パトロールを強化しているとBBCに述べている。 さすがにこの怪人の格好にインスパイアされて黒ずくめのファッションを思いついたわけではないだろうが、注目の的になったのは間違いないと言えるだろう。関連記事Somerset folk joke Kim Kardashian could be creepy 'Gimp man' stalking quiet village(daily star)よりhttps://www.dailystar.co.uk/news/weird-news/somerset-folk-joke-kim-kardashian-24983281
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ミステリー 2021年09月18日 23時00分
スペースX社の新たなミッションと民間人による宇宙旅行の可能性
2021年9月15日、次の宇宙旅行者たちがSpaceX社のロケットに乗って出発する予定だ。起業家のジャレッド・アイザックマン氏が企画し、資金を提供するInspiration4ミッションは「軌道上での初の民間人によるミッション」とうたい、新しいタイプの宇宙旅行を象徴している。 ここ数カ月の間に、リチャード・ブランソン氏やジェフ・ベゾス氏といった富豪が短時間のサブオービタル(準軌道)旅行をし、その様子が世界中に配信された。現在では費用もかかるため、なかなかハードルの高い宇宙旅行だが、専門家によればSpaceX社をはじめとする企業は将来的に一般市民が参加できる点を重視しているそうだ。 >>本物の宇宙人尋問動画?謎の宇宙人「スキニー・ボブ」とは<< Inspiration4ミッションと今年の初めに行われたフライトとの最大の違いは、目的地だ。ブルーオリジン社とヴァージン・ギャラクティック社は、乗客をサブオービタル(準軌道)に乗せて打ち上げ、宇宙に到達する程度の高さまで上昇した後、数分後に地上に戻るという形式をとっている。しかし、スペースX社のファルコン9ロケットとドラゴン宇宙船は、Inspiration4の乗組員を軌道に乗せ、3日間地球を周回させるのに十分なパワーを持っているという。 また、今回の乗組員には多様な人々が参加しており、その一人であるシアン・プロクター氏は、アイザックマン氏が運営するオンライン決済会社を利用している人々の間で開かれたコンテストで優勝した人物だ。このミッションには「セント・ジュード小児研究病院の認知度を高め、募金を呼び掛ける」という目的があり、残る2人は小児がんを克服した人物など、チャリティに関係の深い人物だ。 彼ら4人の搭乗者はいずれも宇宙飛行士としての正式な訓練を受けていないため、今回の飛行は初の「民間人による宇宙ミッション」と呼ばれている。ロケットもクルーカプセルも完全に自動化されており、打ち上げや着陸の際に搭乗者が操作する必要はないが、それでもメンバーは、サブオービタルフライトに参加した他の人々よりもはるかに多くのトレーニングを受ける必要があった。半年足らずの間に、乗組員たちは何時間ものシミュレーター訓練を受け、ジェット機の操縦を学び、打ち上げ時の重力に備えるために遠心分離機にもかけられたそうだ。 アマチュア宇宙飛行士のクルーを軌道に乗せることは、宇宙旅行の発展にとって重要なステップである、と専門家は語る。しかし、一般の人々が宇宙に行くためには克服すべき重大な障壁がある。 一つは高額な費用だ。今回のミッションに参加するアイザックマン氏は億万長者であり、旅の資金として推定2億ドルを支払っている。また、宇宙旅行に参加するためには長期にわたって専用の訓練を受ける必要もある。それに加え、訓練を受けていない一般人であれ、経験豊富なプロの宇宙飛行士であれ、人を宇宙に送り出す危険性を完全に取り除くことはできない。 しかし、これらの制限があっても、実証実験を重ねることで最終的には宇宙旅行は我々の手に届くものになるだろう、と専門家は語っている。事実、SpaceX社は今後数カ月の間に、いくつかの観光ミッションを計画しており、その中には国際宇宙ステーションへの立ち寄りも含まれている。いつかは豪華な海外旅行の延長に宇宙旅行という選択肢が出てくるのかもしれない。(山口敏太郎)関連記事SpaceX Inspiration4 mission will send 4 people with minimal training into orbit – and bring space tourism closer to reality(the conversation)よりhttps://theconversation.com/spacex-inspiration4-mission-will-send-4-people-with-minimal-training-into-orbit-and-bring-space-tourism-closer-to-reality-167611SpaceX is about to send civilians into space(nexplained-mysteries.com)よりhttps://www.unexplained-mysteries.com/news/350500/spacex-is-about-to-send-civilians-into-space
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ミステリー 2021年09月12日 23時00分
ペルー・ナスカで発見された異形のミイラたちは本物か?分析結果がついに!
2017年から2018年にかけて、南米ペルーで出土したあるミイラが注目を集めた。南米でもミイラは複数発見されているのだが、この時注目を集めたのは「宇宙人のミイラか?」と話題になったものだった。 全体が白く硬化しており、膝を抱えて座り込んでいるような姿勢を保っているが、このミイラには人間とは違う点がいくつか存在している。後頭部が大きく、頭髪などが確認できない。特に異常なのはその手で、よく見ると指が3本しかないのだ。大きな目は閉じられており、どうやらつり目であったことが想像できる。このミイラは90年代にナスカの遺跡で発見された後、1997年5月にX線検査にかけられている。その結果、内部にきちんと人間に近い骨などの構造が確認でき、またわざと指を欠くなどの工作が施された証拠も確認できなかったため、「本物のエイリアンのミイラなのではないか?」と考えられていたのだ。 >>60年ぶりに新たな断片発見、今も様々な発見の相次ぐ「死海文書」<< その後、身長が60センチと非常に小柄な2体のミイラや大きく長い3本指の手だけのミイラなども発見。DNA検査を行ったところ、人間でもなければ既知の哺乳類でもないことや、骨は鳥に似ていることなどが判明。このミイラたちはペルー政府をも巻き込んで大規模な検証が行われるに至った。 それから数年経ち、久々に続報がUFO研究家のジョルジオ・ピアチェンツァ氏から寄せられた。問題のミイラはペルーのイカ大学に搬入され、ミイラ研究者や人類学者によって分析されていたという。その結果、少なくとも「小柄なミイラ」に関しては内部に器官が存在していることから、おそらく「本当に生きていた」と考えられると発表された。今回の結果について、研究者らはチリのアタカマ砂漠で見つかった、15センチ程度の人型ミイラ「アタカマ・ヒューマノイド」の事例を挙げている。「アタカマ・ヒューマノイド」はまるで人形サイズのミイラだったが、分析の結果実際に非常に小さな姿で生まれてきた人間である可能性が高いという結論になったのだ。 この結果を受けて、当初は何らかのいたずらである可能性を考慮して慎重になっていたペルー政府も、小型のミイラについては国有財産に認定することを決めたという。そして、3本指のミイラの正体についても興味を抱いているというのだ。しかし、3本指のミイラについてはまだ分析がそこまで進んでいない上に、正体につながるような壁画などの証拠も残されていないため、結果が出るには長い時間がかかりそうだとしている。(山口敏太郎)関連記事The Latest Three-Finger Nazca ‘Alien’ Mummies Update(mysterious universe)よりhttps://mysteriousuniverse.org/2021/08/the-latest-three-finger-nazca-alien-mummies-update/関連動画Alien Mummies of Peru (FULL MOVIE)https://www.youtube.com/watch?v=OWuoFWIiwfg
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節分の「鬼」の正体は「疫病神」だった
2020年02月08日 23時00分
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獣人UMAは我々とは別の進化をした人類なのか?
2020年02月02日 23時00分
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信長の首塚が静岡県・西山本門寺にある?
2020年02月01日 23時00分
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天を駆け、太平の世に姿を現す瑞獣「麒麟」とは
2020年01月26日 23時00分
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岐阜城の城主は皆短命?「斉藤道三の呪い」
2020年01月25日 23時00分
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ミステリー
死者を生き返らせた江戸の怪人 電気人間・弥五郎
2020年01月19日 23時00分
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ミステリー
第一次世界大戦中に起きた「モンスの天使事件」の正体はUFOだった!?
2020年01月18日 23時00分
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ミステリー
全滅寸前だったイギリス軍を天使が救った?!第一次世界大戦中に起きた「モンスの天使事件」
2020年01月12日 23時00分
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ミステリー
江戸時代、ネズミは人々に愛されるペットだった!
2020年01月11日 23時00分
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ミステリー
牛の体に人間の顔、くだんは不吉の前兆なのか?
2019年12月29日 23時00分
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ミステリー
遺伝子操作で新しく生まれるUMAの可能性
2019年12月28日 23時00分
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ミステリー
あの衝撃的な「宇宙人」の真実…ジョークやネタから生まれるオカルト
2019年12月22日 23時00分
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ミステリー
宇宙人の写真に全裸のものが多いのはなぜなのか?
2019年12月21日 23時00分
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ミステリー
長い頭には知恵が詰まっている?神か宇宙人か、「長頭人」
2019年12月15日 23時00分
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ミステリー
時代によってマイナーチェンジする?入ってはいけない「八幡の藪知らず」
2019年12月14日 23時00分
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ミステリー
宇宙人はテレビの中にいた?プレアデス星人と接触していた男、ビリー・マイヤー
2019年12月08日 23時00分
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ミステリー
意外と歴史は浅い?オカルト・心霊関係用語のいろいろ
2019年12月07日 23時00分
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ミステリー
スペースデブリや気象現象がUFOと勘違いされる事象について
2019年12月01日 23時00分
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ミステリー
霊能者と超能力たちの末路
2019年11月30日 23時00分
特集
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少年隊・錦織、東山ジャニーズ新社長就任に意味深投稿? 植草とのYouTubeもストップ、現在の活動は
芸能ネタ
2023年09月18日 12時00分
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ジャニーズ最大のタブー? 嵐メンバー4人と“男女の仲”報道、セクシー女優の死【芸能界、別れた二人の真相】
芸能ネタ
2023年09月17日 12時00分
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Snow Man向井、ジャニー氏お小遣い秘話が拡散? グループ不仲説の真相は<実は不仲?【犬猿の仲】の有名人>
芸能ネタ
2023年09月16日 12時00分
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一転しジャニーズ契約継続なし、モス広告Snow Manの顔を紙で隠した画像が拡散「イジメ」「涙出てきた」ファン怒り
芸能ニュース
2023年09月13日 18時00分
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株上げた井ノ原快彦、年下に嫌われていた? 森田剛から「嫌い」緊張関係続く<芸能界【犬猿の仲】の有名人>
芸能ネタ
2023年09月10日 17時00分