スポーツ
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スポーツ 2022年07月04日 18時30分
DeNA、“コロナ復帰組”石田&濱口にかかる期待 「プラスに考えないと」左腕コンビは逆境打破へ気合十分
開幕からローテーションに入り、ともに最初の登板で見事な勝利を挙げた石田健大と濱口遥大の両左腕。石田は4月6日のタイガース戦でも6回1失点と好投し、翌日は濱口がいい波に乗ると期待された。しかし7日、新型コロナで9人が一気に離脱した際、この2人の名前も含まれていた。 比較的早く戦線復帰できる野手やリリーバーと違い、スターターは調整に時間がかかることもあり、濱口は5月26日、石田は6月5日と長期間戦線離脱の憂き目に遭ってしまった。 そんな両左腕がここにきて調子が上向き、6月29日には石田がタイガース戦で5回1/3、8安打を浴びながらも2失点(自責1)でまとめることに成功し、うれしい今シーズン2勝目をゲット。お立ち台で「立ち上がりも失点し、なかなかうまくピッチングができない中でも勝つことができたことは、僕自身も次につながる。次はもっと長いイニングを投げられるように頑張りたい」と宣言。「こういう光景を見ると元気になります」と笑顔で喜びを表現した。 濱口も負けじと7月2日、首位独走中のスワローズ相手に8回途中まで無失点ピッチングを披露。「調子どうこうより全打者と勝負することを意識して臨みました。全体的に腕が振れ、戸柱(恭孝)さんともしっかりコミュニケーションが取れ、打者の読みを外せていた」と好投の要因を自己分析したが、結果的に同点打を許したことに「8回途中まで任せてもらった以上は無失点に抑えられるようにしたいです」とくちびるをかんだ。しかし課題の制球は安定し与四球1、奪三振7と、絶好調の燕打線相手をきりきり舞いさせるナイスピッチングだった。 石田は「コロナがあったからチームが一つになって強くなるのかなと逆に思います。プラスに考えないといけない」と逆境を力に変えると誓った。試練の時期を乗り越え、帰ってきた実績豊富な2人のサウスポーが、暑い夏場のローテーションを支えていく。 取材・文・写真 / 萩原孝弘
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スポーツ 2022年07月04日 17時30分
スターダムゴッデス王者FWCがMIRAI&壮麗亜美にドロー防衛も葉月「もう一度挑戦してください」
ブシロード傘下の女子プロレス団体スターダムが2日、大阪・エディオンアリーナ大阪第二競技場で、『スターダム大阪大会』を開催した。猛暑の大阪で行われた当大会のメインイベントでは、ゴッデス・オブ・スターダム選手権試合、チャンピオンチームのSTARSコグマ&葉月のFWCに、ゴッズアイのMIRAI&壮麗亜美が挑戦。 一進一退の攻防が繰り広げられる中、熱戦はあっという間に30分を迎えてしまい時間切れ引き分けで、FWCが王座防衛。 試合後、葉月は「MIRAI、壮麗亜美、オマエら思ったよりつええなあ?ここまで追い込まれるとは正直思わなかったよ。ドローの結果だけど私たちは防衛しました。ドローでも防衛、コグマ、納得してないよね。ウチも納得してないよ。それはMIRAI、壮麗も同じ気持ちなんじゃないの?もう一度、私たちの持つゴッデスのベルトに挑戦してください。そこでもう一度、私たちがしっかり3を取ります。いいですよね?2人はどうですか?」と再戦をアピール。 MIRAIは「葉月、コグマ強かった。強い。勝てなかった、今日は。今日は勝てなかったけど負けてもいない、早急にリマッチ組んでください!その時はこのシンデレラのMIRAIとこの壮麗亜美が魂込めて!いただきます」ともちろん断る理由はない。 これを受けた葉月は「じゃあ、名古屋のビッグマッチでリマッチしてもいいですか?MIRAI、壮麗、私たちがしっかり潰してあげます。よろしくお願いします」と言うと、MIRAIは「魂込めて!よろしくお願いします」と応えて、王者組が握手を求めると挑戦者組が慎重に手を出し、葉月が壮麗と握手。他の2人も握手を交わし、全員が握手をした。 バックステージで葉月は「引き分けの結果だけど防衛は成功。ただ、チャンピオンとしてドローでの防衛は納得しないのでもう一度、名古屋のビッグマッチでMIRAI、壮麗亜美、あのベルトを懸けてリマッチしたいと思います」と改めて再戦をアピールすると、コグマは「ドローになったけど、まあ楽しみが増えたってことで、もっともっとすごいミライ?あの2人アミライっていうの? 闘えるのは、うれしくもあります。次は油断せずに」と続いて、葉月が「しっかりと防衛成功して最多防衛記録の更新を私たちが塗り替えたいと思います」と気を引き締めていた。 壮麗は「ゴッデス・オブ・スターダム引き分けということで悔しい結果になってしましたが負けてもないし、次の名古屋、2人は最多防衛記録を狙ってるみたいだけど、それをさせる前に私たち。壮麗亜美とMIRAIがベルトを獲りたいと思います」とタイトル奪取宣言。MIRAIは「自分自身、いつもなら引き分けは負けといっしょと考えてるんですけど。今回のこの引き分けはいつもと意味合いが違うでしょ。初挑戦でタッグチャンピオンに30分ドロー。今ここにベルトはないけど。いつもと、いつもの引き分けとは違うと思ってるんで、もう一回、決着つけましょう。その時は必ず壮麗亜美とシンデレラのMIRAIで、魂込めて!ベルトを奪います」と決着を訴えた。◆スターダム◆『スターダム大阪大会』2022年7月2日大阪・エディオンアリーナ大阪第二競技場観衆 464人▼ゴッデス・オブ・スターダム選手権試合(30分1本勝負)<王者組>コグマ&葉月(時間切れ引き分け)MIRAI&壮麗亜美<挑戦者組>※第24代王者組が3度目の防衛に成功。(どら増田)
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スポーツ 2022年07月04日 15時30分
ソフトB対西武戦、両チーム崩壊の危機だった?「ヤバいぶつかる!」周東・與座のクロスプレーにファン戦慄
3日に行われ、ソフトバンクが「3-0」で勝利した西武戦。共にプロ5年目・26歳のソフトバンク・周東佑京と西武・與座海人の同時スライディングがネット上で話題となっている。 「3-0」とソフトバンク3点リードの6回表。この回先頭の周東は與座がカウント「1-2」から投じた4球目のシンカーをスイングし、打球は與座から見て左方向に大きく跳ねる投ゴロに。落ちてきた打球を捕球した與座はそのまま一塁ベースに走るが、周東もほぼ同じスピードでベースに向かってきていたため、このままだとお互い全速力のまま交錯してしまう状況だった。 ただ、周東、與座はどちらも交錯のリスク大と判断したのか、一塁ベースの手前でほぼ同時にスライディングを敢行。判定は一塁アウトとなったが、このプレーにより與座はベースに足がついて勢いが止まり、周東も與座から遠ざかるように体が右方向に流れたことで交錯は免れた。 >>ソフトB・リチャード、敵軍ミーティングに乱入し監督仰天! 審判への造反以前にも目立っていた問題行動<< 両者の同時スライディングを受け、ネット上には「ヤバいぶつかる!ってところからお互い滑り込みで回避するとは思わなかった」、「際どいクロスプレーの中でお互い上手く怪我を防いだ、これはある意味大ファインプレーだ」、「周東も與座も重要な一軍戦力だから、もしぶつかってたらって考えるとゾッとする」といった驚きの声が多数寄せられた。 「ファンの間で話題となっている周東と與座ですが、周東は内外野のレギュラー格として『25試合・.375・3本・9打点』(3日終了時点)、與座もローテの一角として『10登板・5勝3敗・防御率2.43』(同)といった好成績を残している選手。両名共に現チームには欠かせない戦力ですので、仮に交錯・故障が発生していればチーム順位にも大きく響く事態になっていたことは想像に難くありません。特に周東は新型コロナにより一軍選手・スタッフが20名近くチームを離れている現状において、複数ポジションを守れる好打者という代えがきかない存在となっているので、故障離脱なら藤本博史監督もいよいよ首が回らなくなっていたところでした」(野球ライター) 同戦の試合展開自体にはほとんど影響していない周東、與座の同時スライディング。ただ、お互いや両チームの今後を考えると、この日一番の好プレーだったともいえるだろう。 文 / 柴田雅人
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スポーツ 2022年07月04日 11時30分
鈴木みのるが勝村周一朗との一騎討ちへ「粉々にしてやろうかなと思ってます」
ガンバレ☆プロレスは、次回ビッグマッチ『WRESTLE SEKIGAHARA』7.10東京・大田区総合体育館大会で、“プロレス王”鈴木みのるが勝村周一朗と一騎討ちを行うと発表した。 勝村が「あこがれの選手」として、みのるとの対戦を熱望して実現したこの試合は、6月7日に行われた東京・新木場1stRING大会にみのるが来場し、勝村に制裁を加えたことで状況が一変。勝村は「あこがれであり、尊敬する選手との戦いだと思っていましたが、前回の新木場で自分の甘さに気づかされ、目標、あこがれだった選手が自分の倒さなきゃいけない選手に変わりました。相手の弱点を探して、どうやったら勝てるか、戦いをうまく運べるかという見方をしてるんですけど。戦い方にクセもあるし、付け入る隙はあると思ってます。たくさん勝つチャンスがあるなと思って、研究して練習しています。7月10日、必ず勝ちにいきます」とあこがれの気持ちはすっかり消えて、怒りに火がついた様子。 みのるは「研究して、練習して、勝てれば、とても幸せなことだと思います。頑張って研究して練習すればいいんじゃない。なんなら弱点教えてあげようか?弱点なんだろう?教えてくれや。あとは格闘技、格闘技って言うけど、オマエがやってるのセコンドじゃん。元チャンピオン(元修斗世界フェザー級王者)の過去の栄光にすがってる勝村選手に敬意を表して、粉々にしてやろうかなと思ってます」と勝村の格闘技人生を全否定。「過去の栄光にすがってる」とまで言い切った。 これを聞いた勝村は「過去の栄光にすがってるわけでもなく、総合格闘技は自分の一つの側面であり、仕事としてセコンドやってます。それを生かして現在はプロレスラーとして戦っているので、別に気になることはありません」とみのるの挑発をスルー。フォトセッション終了後、みのるは「一個言い忘れたけど、期待外れだけはやめてな」と忠告すると、勝村は「目にものを見せてやりますよ」と言い返したが、実力差は歴然としており、勝村は“善戦”以上の結果を残さないと、みのるの継続参戦もなくなってしまうだけに、爪痕を残さなければならない。(どら増田)
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スポーツ 2022年07月04日 11時00分
大谷翔平、WBCでダルビッシュとの強力タッグ実現? 招集実現に追い風となるルール変更が浮上か
2023年春、第5回ワールドベースボールクラシック(以下=WBC)の侍ジャパンの“サプライズ・メンバー”は、大谷翔平だけではなさそうだ。 去る7月2日、栗山英樹監督がハーレム国際大会(7月8日開幕)に出場する「大学代表チーム」を激励した。その後、栗山監督は記者団にトップチームである侍ジャパンの選手構成について聞かれたが、「白紙のまま、ここまで来るとは」と笑い、シーズン終了後に検討すると伝えていた。 その言葉の通りなのだろうが、同日、侍ジャパンのメンバー選出に影響を与えそうな“ルール変更案”がNPBにも伝えられた。今夏のU-12大会で「大谷ルール」が採用され、大きな混乱がなければ、「来春の第5回WBCも」の流れが見えてきたのだ。 >>乱闘騒動の影響? 大谷翔平、メッツへのトレード移籍が急浮上 大型契約以上に求めていることは<< 「今季からメジャーリーグの指名打者制(DH)に関するルール変更が行われました。先発投手が降板後も指名打者(DH)として試合に出続けることが可能となりました。この新ルールの恩恵を受けたのは、エンゼルスの大谷だけですが」(米国人ライター) 国際大会におけるルール変更を伝えてきたのは、世界野球ソフトボール連盟(WBSC)。 WBCの主催はメジャーリーグ機構と同選手会が共同経営するWBCインクだが、WBSCとは良好な関係にある。 「過去、球団経営陣はトップ選手のWBC出場に難色を示してきましたが、一連の新型コロナウイルス禍で無観客試合も余儀なくされました」(現地記者) その赤字を補填するためにも、WBCを盛り上げなければならないのだ。 「来年春はトップ選手の派遣を認めるのではないか? 今回のルール変更は、人気の大谷のWBC出場を見越してのことでは?」(前出・米国人ライター) また、今回のルール変更とは別に、こんな情報も囁かれていた。ダルビッシュ有の代表復帰説だ。 「2018年2月、カブスと6年の長期契約を結びました。パドレスにトレードされた時、その契約も引き継がれています。一時期、23年シーズンでその契約が終了したら、再契約しないと言っていたんです。家族との時間を優先したいから、と。日米のファンが辞めないでくれとエールを送り、『検討中』と言葉を濁すようになりましたが」(球界関係者) 今年8月、36歳になる。現役を続行したとしても、“思い出作り”として、「23年春は代表に立候補してくれるのではないか」との見方もNPB側には出ているという。 ダルビッシュ、大谷の二枚看板が揃えば、「世界一奪還」は決して夢ではない。大谷が「投手兼DH」で4番に入る新打線も考えられる。 「栗山監督を代表チームの指揮官に選んだのは、大谷の招集を見越してのこと。NPBは『エンゼルスと出場許可の交渉をしなければならない』と覚悟していました。でも、米球界側からルール変更を知らせてきました」(前出・同) 23年と言えば、その年で大谷とエンゼルスの契約はいったん満了する。米メディアは「新年俸は60億円」と予想しているが、侍ジャパンでの活躍と「世界一」の称号が加われば、その額はさらに跳ね上がるはずだ。 ダルビッシュと二刀流の共演。国際大会における大谷ルールの採用は、侍ジャパンにとって追い風となりそうだ。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2022年07月04日 10時50分
DDT樋口和貞が最強トーナメント優勝&KO-D王座戴冠「大田区のリングで遠藤哲哉を挑戦者として、王者として待ちたい」
DDTプロレスが3日、東京・後楽園ホールで最強決定トーナメント「KING OF DDT 2022 FINAL!!」を開催した。 準決勝では、吉村直巳が上野勇希を、樋口和貞が秋山準を破り、それぞれ決勝のリングへ。 決勝は樋口と吉村によるヘビー級同士の対決となり、壮絶なチョップ合戦を繰り広げ、場内にはチョップの鈍い音が響き渡った。試合は15分過ぎ、吉村が払い腰、パワーボムからOsaka Prideを狙うも、これを阻止した樋口は背中にドロップキック、ラリアット、ブレーンクロー・スラムと畳み込みをかけるが、カウント2で吉村が粘る。しかし、最後は払い腰に来た吉村を樋口のブレーンクロー・スラムが決まりカウント3。樋口が優勝するとともに、空位となっていたKO-D無差別級王座を獲得した。 試合後、互いの健闘を称え合った2人はガッチリ握手を交わした。そして、昨年の3.28後楽園大会での同王座戦後、敗れた樋口にベルトを腰に巻かせた秋山が現れると、樋口の腰にベルトを巻いて握手。欠場している遠藤哲哉のためにも秋山は優勝を狙っていたが、樋口に敗れたことにより、実力を認めたようだ。 樋口は「ベルト獲ったぞ!いつもこんな情けない俺を支えてくれるイラプションの岡谷(英樹)、赤井(沙希)さん、坂口(征夫)さん、ありがとう。ベルトを巻いていただいた秋山準さん、ありがとうございました。本当にここに来るのにいろいろありました。皆さんの声援、支えがあって、辿り着けたと思っています」と感謝の意を述べると、「こうやってベルトを獲って、(8.20)大田区のリングで遠藤哲哉を挑戦者として、王者として待ちたいと思います。復帰戦もやってない状態で、返答はよく考えてからでいいです」と次期挑戦者に前王者の遠藤を指名した。 バックステージで樋口は「『KING OF DDT』を制して、ベルトを獲ったということはDDTを背負っていく、強さの象徴になる。そうなったと思っています。今後は自分の理想のDDTを見せていけたらなと。強くて、おもしろくて、ちょっと泣ける…みたいな。そんなDDTをめざしていきたいと思っております」とコメント。さらに、「ちょっと思ったのが、吉村と組んでやってみてもおもしろいのかなと思います。こうやって、決勝を争った2人で組んだりとかして、新しい風をDDTに吹かせられるのかなと思いました」と吉村との共闘を示唆。 惜しくも優勝できなかった吉村は「負けは負け。でも、クリス(ブルックス)、HARASHIMAさん、上野さんに勝っての準優勝なんで誇りに思います。今日の準決勝、決勝でDDTの何かが動いたんじゃないですかね。このトーナメントをきっかけに、自分はまだまだ動き出します」と準優勝という結果はかなり自信になった様子。 若い力がDDTを活性化していく。◆DDTプロレス◆『KING OF DDT 2022 FINAL!!』2022年7月3日東京・後楽園ホール観衆 703人▼KING OF DDT 2022決勝戦(時間無制限1本勝負)○樋口和貞(18分55秒 体固め)吉村直巳●※ブレーンクロー・スラム。樋口が初優勝、第79代KO-D無差別級王者となる。▼KING OF DDT 2022準決勝(時間無制限1本勝負)●上野勇希(10分46秒 体固め)吉村直巳○※Osaka Pride▼KING OF DDT 2022準決勝(時間無制限1本勝負)○樋口和貞(14分28秒 片エビ固め)秋山準●※ブレーンクロー・スラム(どら増田)
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スポーツ 2022年07月03日 11時00分
大相撲5月場所で起こっていた「あり得ない失態」 行司の致命的ミスにファン激怒、無礼と批判された力士も
10日の初日が1週間後に迫った大相撲7月場所(24日まで)。賜杯の行方はもちろん、協会ガイドラインに違反したキャバクラ通いで6場所出場停止処分(2021年7月場所~2022年5月場所)を受けた元大関・朝乃山(現三段目)の土俵復帰にも注目が集まっている。 先場所の5月場所(同月8〜22日)は中日を終え「5勝3敗」と低調だった横綱・照ノ富士が、翌9日目から千秋楽まで全勝し「12勝3敗」で優勝。その横綱を中心に多くの熱戦が繰り広げられたが、中には勝敗以外の部分が思わぬ形で物議を醸した取組もあった。 >>大相撲、大関・貴景勝戦で大誤審?「誰1人気付かないのはおかしい」取組中の映像が物議、朝青龍氏も疑問<< 初日の大関・御嶽海対平幕・高安戦では、行司・式守伊之助が起こした取組中のアクシデントが物議を醸した。立ち合いから積極的に圧力をかける高安に対し、御嶽海は防戦の途中で少し体を引いてしまう。これを見た高安から押しを見舞われ万事休すと思われた直後、御嶽海の後方で取組を裁いていた伊之助が押された御嶽海とぶつかり、吹き飛ばされるように土俵下に転落した。 場内からは「あぁ~」とどよめきが上がる中、御嶽海は体を入れ替え逆に高安を土俵際に追い込むと、最後は土俵下へ押し出し逆転勝利。伊之助の衝突を機に戦況が一変したということもあり、ネット上には「取組結果を狂わせるあり得ない失態」と批判が相次いだ。 8日目の大関・正代対小結・豊昇龍戦では、敗れた豊昇龍の態度が問題となった。豊昇龍は立ち合いから正代に押され苦戦するも、土俵際に追い込まれたところで投げを合わせ、両者はほぼ同時に地面に落下。これを見た行司は正代に軍配を上げ物言いもつかなかった。 すると、豊昇龍は正代勝利の判定が不服だったのか、取組後の一礼の場面で、首をわずかに傾けただけで終え土俵を降りる。豊昇龍は2021年9月場所4日目の大関・貴景勝戦で一礼をせず行司に注意された過去もあることから、態度面が成長していないと呆れるファンは少なくなかった。 12日目の平幕・翔猿対平幕・王鵬戦では、両名が演じた“けんか相撲”に場内・ネット上がざわついた。王鵬は立ち合いもろ手突きから、翔猿の顔面を押すように何度も突っ張る。しかし、翔猿も王鵬の突っ張りを下からあてがいつつ、王鵬の顔面に頭突きするように頭をつけ懐に入ろうとする動きを繰り返して応戦した。 激しい取り口に場内から幾度となくどよめきが上がった一番は、土俵際に追い込まれたところから体勢低く押し返した翔猿が逆に王鵬を押し出し決着。ファンの間からはお互いに気迫十分だった両者を称賛する声の一方で、故障リスクが高すぎると指摘するコメントも散見された。 勝敗以外の部分が思わぬ物議を醸したこの3番。中でも御嶽海戦は行司が勝負に水を差すという最悪の内容だったが、1週間後の7月場所ではこのような取組が出ないことを願うばかりだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2022年07月02日 11時00分
元阪神・江本氏、ヤクルト選手に暴力行為を勧める?「冗談でも許されない」嶋への暴言以外にも問題発言多数か
24日に行われたヤクルト対巨人戦。「16-6」でヤクルトが勝利したが、試合結果以上に話題となったのが中継解説・江本孟紀氏(元阪神他)のコメントだった。 江本氏は「16-4」とヤクルト12点リードの8回裏無死一塁、今季初打席のヤクルト・嶋基宏に大きな拍手が注がれたことについて「なんの拍手なんですか、これ? あんまよく分からないんだけど、引退試合?」とコメント。ネット上では「何だ今の発言、嶋に失礼すぎるだろ」、「元々問題発言多めってことを差し引いてもこれは許せない」と怒りの声が相次いだ。 >>元阪神・江本氏の強烈暴露に「性格最悪」ファンドン引き 対戦相手が激怒した極悪ピッチングとは<< 今季の江本氏は嶋への「引退試合?」発言以前にも、メディアやYouTubeでのコメントが物議を醸している。 開幕前の3月には、阪神・西勇輝、糸井嘉男への苦言が問題となった。 2月23日の春季キャンプ練習開始前、西・糸井は“予祝”と称した矢野燿大監督の胴上げを発案・実行。当時の報道ではキャンプ中の胴上げは過去に例がない前代未聞の出来事と伝えられ、ファンや球界OBからも様々な意見が噴出した。 その胴上げから1か月後、江本氏は『NEWSポストセブン』(小学館/3月20日付)の記事内で「目標達成を前もって祝い、現実を引き寄せる“予祝”と呼ばれるものだと言っていたけど、“予祝”は豊作を祈ってやること。阪神は豊作を願ってるの? 学がないのがちょっと聞きかじってやるから恥ずかしいことになる」と西、糸井の両名を酷評。ネット上には「学がないはさすがに言いすぎだろ」と苦言が寄せられた。 開幕後の6月には、中日・波留敏夫一軍打撃コーチへの擁護コメントが物議を醸した。波留コーチは同月12日・日本ハム戦で「目覚ませもっとお前ら! いつまで甘えてやってんねん野球! その気でやらんかいアホ!」と野手陣を叱責。この様子を捉えたリプレー映像が中継で流れたことで、一部ファンからは選手に対するパワハラではないかと批判が寄せられた。 野球解説者・高木豊氏が19日に自身の公式YouTubeチャンネルに投稿した動画に登場した江本氏はこの件について、昨今の球界は外部からのハラスメントの指摘を過剰に恐れている面があると持論を展開し「バカでしょ。バカだよだから、こいつら」と外部、球界の双方をバッサリ。その上で、波留コーチの説教はチームに闘争心を求める立浪和義監督の意向に沿ったものでパワハラではないと主張したが、時代遅れの暴論だとファンのひんしゅくを買った。 江本氏は嶋への発言が物議となった24日・巨人戦で、ヤクルト・長岡秀樹に対しても問題発言を口にしている。遊撃で先発出場した長岡は3回表1死一、二塁の場面で、投手・高橋奎二からの送球を捕球し一走・ウォーカーを封殺したが、直後にそのままベースにスライディングしてきたウォーカーと交錯。特にけがはなかったようだが、このプレーにより一塁送球はできなかった。 すると、これを見た江本氏は「あれはジャンプしてね、ウォーカーの上に乗っかればいいんですよ。スパイクでグシャっと。そしたら『痛てっ!』って(なる)」と、長岡はウォーカーを避けながら踏みつければよかったと示唆。本気ではなくあくまで冗談のような口ぶりではあったが、一発退場、あるいはそれ以上の処分を受ける可能性もある暴力的行為を推奨するような発言内容に『冗談でも許されない』と憤るファンも少なからず見受けられた。 OB解説者の中でも特に歯に衣着せぬ物言いが多いことで知られる江本氏。過激な発言を快く思っていないファンも少なからずいるようだ。文 / 柴田雅人記事内の引用について高木豊氏の公式YouTubeチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UCgr5CkgytiVfdnk4C0M42nQ
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スポーツ 2022年07月01日 20時30分
巨人・井納、谷繁氏の「野球人生終わり」発言は効果ナシ? 試合壊す背信投球が物議、太田にも心配の声
6月30日に行われ、巨人が「2-15」で敗れた二軍・楽天戦。先発登板した巨人のプロ10年目・36歳の井納翔一の投球がネット上で物議を醸している。 井納は1回表にいきなり無死二、三塁のピンチを招くと1死後、横尾俊建に左翼へのタイムリーを浴び失点。続く2回も1死三塁から入江大樹の三ゴロで三走の生還を許すなど不安定な立ち上がりとなった。 3回表は三者凡退と立ち直ったかに見えた井納だったが、4回表に無死一、三塁とまたしてもピンチを迎え、入江(タイムリー安打)、渡邊佳明(二ゴロ)、マルモレホス(タイムリー二塁打)、黒川史陽(一塁失策)と立て続けに失点を喫しKO。「4回6失点(自席4)・被安打9・四球1」と全く試合を作れずに敗戦投手となった。 >>巨人・阿部二軍監督が井納に激怒「全てぶっ壊した」 試合後インタビューでの酷評が物議、炎上KOにファンも嘆き「このままだと2億円がドブ」<< この井納の投球を受け、ネット上には「前回登板でちょっと持ち直した評価をまた落としたなこれは」、「谷繁からボロクソ言われたばっかなのに危機感が薄すぎる」、「こんあ投球いつまでも続けてたら今オフ本当にクビになるぞ」といった呆れ声が寄せられた。 井納は6月22日の一軍・DeNA戦で打者1人にストレートの四球を与え即降板となり、中継解説・谷繁元信氏(元中日監督)から「これはもう井納の野球人生が終わりに近づくような、僕はそういう4球だったと思いますよ」と酷評され話題となった投手。翌23日に二軍降格となった後、24日の登板では「3回無失点・被安打1・四球0」と結果を残していたが、今回の登板で前回登板のアピールを完全にフイにしてしまった。 井納に冷ややかなコメントが集まる中、同戦に3番手として登板したプロ3年目・23歳の太田龍にも心配の声が上がっている。太田は「0-10」と巨人10点ビハインドの6回表に起用されるも、「1回5失点・被安打4・四球3」と井納に匹敵するような炎上を喫している。プロ入りから現在まで一軍未登板が続く中、今回の炎上でさらに一軍の舞台が遠のいた形だが、「井納が目立ってる裏で太田も相当首元が涼しくなってきてないか…?」と今後を心配するファンも散見される。 井納の背信投球をきっかけに15失点大敗を喫した巨人二軍。一・二軍首脳陣は同戦の結果をどのように受け止めているのだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2022年07月01日 19時30分
中日・立浪監督、“二軍レベル”と高橋批判も「自業自得だ」の指摘 データ無視の起用法に不満相次ぐ
今季、6月29日終了時点で「49試合・.243・2本・13打点」をマークしている中日のプロ11年目・28歳の高橋周平。7月1日に伝えられた立浪和義監督のコメントがネット上で物議を醸している。 報道によると、立浪監督は移動日の6月30日に報道陣の取材に対応。その中で、前日29日・巨人戦で「3番・三塁」でスタメン起用した高橋を「普通やったらへたしたら二軍ですよ。ゲッツー、ゲッツー、見逃し三振」、「気持ちの部分なのか、あれか分からないが野球人生かけて頑張るくらいやらないと」と酷評したという。 同戦の高橋は1回表無死一、二塁で迎えた第1打席で一併打を喫すると、その後も投併打、見三振、二ゴロ、空三振と全く結果を残せず。立浪監督は5タコに終わった高橋に強く不満を抱き、二軍落ちもあり得ると危機感を持ってプレーしてほしいと奮起を促すに至ったようだ。 >>中日、立浪監督が試合後に謝罪も「謝るのはそっちじゃない」の声 完封負け以上の問題点は<< この立浪監督のコメントを受け、ネット上には「ポイントゲッターの3番打者が5タコ、2併殺じゃお話にならない」といった同調の声が寄せられたが、それ以上に「3番で使ったそっちの自業自得だろ」、「今季の高橋は3番で全く働いてないんだからそもそも使わなきゃいいのに…」など起用法に非があるとする批判が多数見られた。 「打線において3番は出塁した1、2番をかえすポイントゲッターの役割と共に、主砲の4番につなぐチャンスメーカーとしての働きも求められる非常に重要度の高い打順。その3番に高橋は29日・巨人戦を含め今季10試合で起用されていますが、3番出場時の打撃成績は『.111・0本・1打点』とからっきし。また、得点圏打率は『.100』、出塁率も『.200』と3番に求められる役割はほとんど果たせていない状況です。このこともあり、3番起用で振るわなかった高橋に苦言を呈した立浪監督に対し、結果を残していない打順で使う方が悪いと憤っているファンも少なからずいるようです」(野球ライター) 絶対的4番・ビシエドが左肩故障で21日に登録を抹消されている中日。立浪監督はクリーンナップの迫力低下をどうにか高橋にカバーしてほしいと考えているようだが、このまま3番起用を続けるべきなのかは一考の余地もありそうだ。文 / 柴田雅人
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西武選手の余計な一言に監督が激怒! 直後から野球人生が暗転、球史に残る致命的な大失言
2021年06月19日 11時00分
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五輪メンバーの指名を中日がまさかの拒否? 高木氏がアテネ五輪での誤算を暴露、「だから北京では大量派遣したのか」と驚きも
2021年06月18日 20時30分
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エンゼルス・大谷、試合中にまさかのトラブル発生? 過去にはイチロー氏らも餌食に、敵打者の“股間タッチ”に驚きの声
2021年06月18日 18時30分
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不倫解雇の元ロッテ・清田、先輩のYouTubeに登場し物議「復帰を狙ってるのか」 電撃出演の思惑に憶測飛び交う
2021年06月18日 15時30分
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巨人・スモークの退団が他球団にも影響? 今オフの助っ人補強に向かい風、原監督にはそれ以上の悩みも
2021年06月18日 11時30分
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スポーツ
ロッテ・唐川、突然の一軍抹消も深刻ではない? 井口監督の前言撤回にトレードの影響指摘も
2021年06月17日 20時30分
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スポーツ
DeNA・田中、国吉放出の翌日に支配下登録 TBS戦士の去就にファンは悲喜こもごも
2021年06月17日 17時45分
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交流戦最下位の広島に「消化ゲームのよう」 球界OBが酷評 「終戦扱いするな」ファン反発の中、低迷長期化を期待する声も?
2021年06月17日 17時00分
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スポーツ
侍ジャパン・稲葉監督がロッテ選手を1人も選ばなかったワケ 井口監督のチーム改革が順調な証?
2021年06月17日 11時30分
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新日本・アメリカ帰りの小島聡が快勝!第三世代トリオが意地を見せる「すげぇ俺、必要とされてるわ」
2021年06月17日 11時00分
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ロッテ、3日連続の補強はトラブルの副産物? 元中日助っ人の加入に清田の影響が囁かれるワケは
2021年06月16日 20時30分
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広島・會澤の侍ジャパン入りで阪神ファンから心配の声?「とばっちり受ける」 敵選手の負傷が問題視されているワケは
2021年06月16日 17時00分
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スポーツ
新日本ザック・セイバーJr.が上村優也に完勝!「ユーヤは俺の道場に来い」
2021年06月16日 11時30分
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阪神・矢野監督、巨人戦惨敗なら監督生命の危機? 思い出される「3年前の悪夢」
2021年06月16日 11時20分
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令和に受け継がれたGAEAISM!長与千種「みんな素晴らしい選手に育ってくれた」
2021年06月16日 11時15分
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千葉ロッテが連日のトレード発表!中日移籍の加藤翔平「初本塁打を打った時の歓声を一生忘れない」
2021年06月16日 10時50分
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日本ハム助っ人に「真剣に取り組んだ方がいい」球界OBが苦言 進歩の無い投球術に「NPB舐めてるのか」ファンも怒り
2021年06月15日 21時30分
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首位独走中の阪神、次カードの巨人戦は「普通にやれば勝てる」 下柳氏の見解に賛否、惨敗続きの天敵撃破は苦戦必至?
2021年06月15日 20時30分
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オリックス大型連勝で交流戦優勝&首位と2ゲーム差!宮城大弥の快投が先発陣に刺激を与え繋ぐ打線が援護!
2021年06月15日 17時30分