スポーツ
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スポーツ 2022年06月12日 11時00分
ソフトB・リチャード、敵軍ミーティングに乱入し監督仰天! 審判への造反以前にも目立っていた問題行動
成績不振により先月16日から二軍に降格しているソフトバンクのプロ5年目・22歳のリチャード。2日の二軍・中日戦で見せた態度がネット上で物議を醸した。 リチャードは5回表、球審のストライク判定に不満をにじませ退場を宣告される。また、宣告後も「は? エグいでしょ、エグいエグいエグいエグい」、「(ゾーン)広いね、うん」などと反抗的な発言を連発したため、ネット上には「いつまでそんなふざけた態度をとるつもりなのか」などと呆れ声が相次いだ。 >>ソフトB・リチャードの退場劇に批判、憶測の声も「まだ引きずってる?」 藤本監督も呆れた不満爆発の背景は<< ファンの間でリチャードの問題行動が物議を醸すのはこれが初めてではない。2020年5月にはリチャードの打撃の師匠である西武・山川穂高が自身の公式インスタグラムで行った生配信で、西武首脳陣のミーティングを妨害したエピソードを暴露し話題となった。 山川によると、同年2月の練習試合後に話していた両名は西武首脳陣がミーティング中の部屋の前を通りかかったため、山川はリチャードに窓越しに会釈して挨拶するよう促す。ただ、リチャードは何を勘違いしたのか部屋に入って挨拶したため、辻発彦監督を「あいつ大丈夫か?」とドン引きさせたという。山川自身も「普通はあり得んぞ?」と呆れ果てたというこの行動に、ネット上からも驚きの声が相次いだ。 2021年11月には、チームの小久保裕紀監督がリチャードの問題行動を明かしたことが報じられ物議を醸した。報道によると、小久保監督は秋季キャンプ期間中の同月11日にミーティングを行うことを事前にリチャードに指示。しかし、リチャードは呼ばれていない前日10日のミーティングになぜか遅刻して現れたという。 また、小久保監督は秋季キャンプ開始当初から「人より早く動く」、「メモを取る」などと素行面を指導していたにもかかわらず、リチャードがメモを持ってきていなかったことも同時に暴露。小久保監督本人はこのエピソードを笑いながら話したというが、ネット上には笑いごとではないとし、リチャードに苦言を呈していた。 2022年2月の春季キャンプでは、一軍を率いる藤本博史監督を試合前の態度で怒らせたことが伝えられ注目を浴びた。藤本監督は同月18日に応じた取材の中で、リチャードが前日の紅白戦で「試合が始まる3分前まで相手のベンチにまだいた」と試合開始寸前まで相手側のベンチにいたことを暴露。具体的に何をしていたのかは触れなかったが、この態度を理由にキャンプA組昇格を見送ったと説明した。 紅白戦では「3打数1安打」とマークしていたが、試合に臨む姿勢がなってないという成績以前の問題で昇格を見送られたリチャード。多くのファンから批判や苦言が寄せられたが、その誰よりも藤本監督の失望は大きかったようで、リチャードは結局キャンプ終了までA組に呼ばれなかった。 チームの看板打者・柳田悠岐をしのぐともいわれるパワーを誇る一方でマイペース過ぎる、集中力が1試合通じて持たないなど精神面が課題とされているリチャード。今回の審判への態度を見る限り、その課題を克服する日が来るのはまだまだ遠そうだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2022年06月11日 17時30分
千葉ロッテ 石川歩 投球術を磨き、ルーキーとの相性の良さも発揮、ベテランとしてさらなる進化へ
プロ野球は交流戦も終盤に差し掛かり、ここから本格的な夏場の戦いへと向かう。今季、完全試合やノーヒット・ノーランの記録が生まれるなど、各チームとも先発投手の活躍が目立つシーズンとなっている。特にパ・リーグでは、個人成績上位に防御率1点台の数字が数多く並ぶなど、ハイレベルなピッチングが展開されている。 エース級の顔触れが並ぶ中、千葉ロッテの石川歩も開幕から高いクオリティを見せ続けている一人だ。 6月7日、ホームで行われた中日戦で、今季11度目の先発マウンドに立ち今季5勝目を上げている。6回1/3を投げ計11安打を許すも2失点に止め、ベテランらしいしぶとい投球でドラゴンズ打線に大量点を許さなかった。 この日の登板を終え、防御率は1.81と開幕からの好調を維持、さらにリーグ2位タイ(7日終了時点、以下同)の5個の白星は、すでに昨年の勝利数(6勝)に迫っている。 2回にはノーアウト満塁のピンチも招くなど、今季では珍しく不安定な場面も多かったこの日、目立ったのは、打者を打たせて取るシーンが多かったことだ。2回のピンチも併殺で切り抜けており、ランナーを出しながらも内野ゴロやフライアウトに打ち取っている。一方で、この日の奪三振はゼロと、アウトは全て打たせて取ったものとなった。 今シーズン、「奪三振の少なさ」は石川の大きな特徴だ。これまで11度の先発マウンドの中での奪三振数30個は、パ・リーグ規定投球回到達者の中で最も少ない数字。リーグ屈指の防御率を記録するなど近年にない好調ぶりは、無理に三振を狙わずに打たせてアウトを獲る投球術に磨きをかけた結果でもあるだろう。 また、コンビを組む捕手・松川虎生も今季のピッチングを支える存在だ。自身三度目となる開幕投手に抜擢された3月25日の東北楽天とのオ-プニングゲームで、マスクを被ったのは松川。ルーキーのデビュー戦でバッテリーを組み、7回4安打無失点で見事な勝利を収めたことで、その後も女房役として起用されている。34歳のベテランも、新人のサインに首を振ることなく投げ込んでいる姿からは、互いの信頼関係の強さが感じられる。 ロッテでは「令和の怪物」佐々木朗希の飛躍もあり、チーム全体で若手の台頭が著しい。その中でも、円熟味を増した背番号12の姿はより頼もしさを感じる。さらに進化を遂げるベテラン・石川歩のピッチングに今後も注目だ。(佐藤文孝)
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スポーツ 2022年06月11日 11時00分
「顔が侮辱行為」オリックス選手の退場理由にファン激怒 DeNA戦で物議の秋村審判、批判受けた過去にも
5日に行われ、DeNAが「5-6」で敗れた楽天戦。試合結果以上に話題となったのが、この日球審を務めた秋村謙宏審判の態度だった。 秋村審判は6回表1死一塁、相手選手と接触したDeNA・嶺井博希や三浦大輔監督による守備妨害アピールを退けた後、この判定について場内アナウンスで説明。この際に時折言葉に詰まった上、そのことに苦笑いを浮かべながらで説明を行ったため、ネット上には「判定内容も態度もムカつく、馬鹿にしてんのか」、「この秋村って審判は昔から言動がよくないよな」と批判が寄せられた。 >>プロ野球、DeNA戦の審判に「馬鹿にしてんのか」怒りの声 疑惑の判定直後の態度が物議、嶺井の主張退けたワケを半笑いで説明?<< 秋村審判が判定を巡る態度や言動でファンから問題視されたのはこれが初めてではない。三塁塁審を務めた2007年9月1日・楽天対西武戦では、楽天先発・ドミンゴに対し1試合4ボーク(プロ野球新記録)を宣告。さらに、「3.2回3失点」で降板する際に自身に向かって右手中指を立てるなど不満をあらわにしてきたドミンゴを侮辱行為で退場処分とした。 退場劇にまで発展した秋村審判のボーク判定だったが、試合後の報道では本人が「野村監督(楽天・野村克也監督)から『ボークを取ったり取らなかったり』と文句を言われたので全部取った」と、野村監督に責任を転嫁するようなコメントを残したことが伝えられる。これを受けネット上に「ノムさんのせいにするのはおかしい」と苦言が相次いだ。 2008年5月17日のオリックス対ロッテ戦では、オリックス選手退場の理由説明が問題視された。「7-12」とオリックス5点ビハインドの9回表。オリックス先頭・ローズが空振り三振を喫した直後、それまでのストライク球の判定が不満だったのか、両手を広げるジェスチャーを交えながら球審の秋村審判に何か言葉を投げかける。すると、秋村審判は即座にローズを侮辱行為による退場処分とし、ローズやコリンズ監督から猛抗議を受けるも覆さなかった。 ローズが何か暴言を吐いたことが原因と思われたこの判定。ただ、試合後の報道では秋村審判が「何か言っていたけど、それは英語で分からない。その時の顔が侮辱行為だと感じた」と言葉の内容は分からないが表情を理由に退場を宣告したと説明したことが報じられ、ファンから批判が殺到した。 2015年4月1日・ロッテ対日本ハム戦では、突然の守備妨害宣告が物議を醸した。「1-4」とロッテ3点ビハインドの6回裏。ロッテは1死二、三塁で今江敏晃が打席に入ったが、今江に初球が投じられた瞬間に二・三走が重盗を成功させる。しかし、これを見た球審の秋村審判は今江が日本ハム捕手に守備妨害を働いたとして重盗無効、今江アウトという判定を下した。 この場面の今江は初球を見送った後に少し後ろに体を動かしたものの、打席内から足は出ておらず捕手とも接触していなかった。そのため、本人や伊東勤監督は猛抗議するも判定は変わらず、伊東監督は試合後も「あれで妨害なら話にならない」と怒り心頭だった。一方、報道によると秋村審判は「打席を出たかどうかは関係ありません。(動きの)見た目で判断しました」と、打席内であっても捕手の送球を邪魔したとの判断と説明したが、ネット上には呆れ声が相次いだ。 5日のDeNA戦でまた1つ悪名高いエピソードが加わった形の秋村審判。球界では審判の態度が物議を醸すこと自体は少なくはないが、これほど失態が目立つのは珍しい部類だといえるだろう。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2022年06月10日 20時30分
中日・立浪監督、根尾の投手転向方針に球界OBが「甘くねえぞ!」と苦言 致命的な問題点も指摘
野球解説者・鈴木孝政氏(元中日)が、9日放送の『大澤広樹のドラゴンズステーション』(東海ラジオ)に生出演。中日・立浪和義監督の起用法に苦言を呈し話題となっている。 番組で鈴木氏は8日・ロッテ戦で中日先発・鈴木博志が「3.1回6失点・被安打6・四球4」と炎上した要因や、9日の同カードの展望などを話した。その中で、立浪監督が9日に明言した根尾昂の投手転向本格化を問題視した。 >>中日・根尾、三振直後の一場面に驚き「相当珍しい」 怒りをヘルメットに八つ当たり? コンバートの影響指摘も<< 今季の立浪監督はこれまで根尾を基本は野手(遊撃、外野)、大敗している試合に限り投手と、野手起用を中心とした限定的な“二刀流”起用を行っていた。ただ、9日に地元ローカル番組『アップ!』(名古屋テレビ)が番組内で放送したインタビューで、「主は投手でいきたい」と今後は投手中心起用を本格化させる意向を明言している。 根尾の投手転向本格化について、鈴木氏は「ちょっと…ちょっと違うんじゃないかなと思うんだけどなあ」、「本格的に投手やるっていったらね、どうだろう、『甘くねえぞ!』ってまず(思う)ね」と発言。そう簡単にいくような起用法ではないと立浪監督に反対した。 今季の根尾は5月21日・広島戦(1回無失点・被安打1)、同月29日・オリックス戦(1回無失点・被安打1)と、2度の登板をいずれも無失点で抑えている。ただ、鈴木氏はこの両試合の根尾の投球は見たと前置きした上で、「腕投げで上体に頼って投げてるし、そこから直さなきゃいけない」と全く下半身が使えていないと問題点を指摘した。 さらに、鈴木氏は「いくら大阪桐蔭で投げていたといっても、(今は)プロですからね? 他にも投手はいっぱいいるわけですから。根尾がすぐポっと(出て)きて、一軍で投げて活躍するなんてことはちょっと考えられないんで。考えたくもないですよね」とコメント。根尾は大阪桐蔭高校時代に投打二刀流の選手としてチームの甲子園春夏連覇(2018)に貢献するなどしているが、プロ入り前の実績だけではプロの舞台では通用しない、通用してほしくないと厳しい意見を口にした。 根尾の投手転向本格化に猛反対した鈴木氏のコメントを受け、ネット上には「鈴木さん根尾の使い方にめちゃくちゃ不満げだな」、「成功した未来を想像したくないとまで言い切ったのにはビックリした」、「根尾はプロ入りから3年間(2019~2021)投げてなかったから、鈴木さんとしてはそんなブランクあるのに投手として通用するわけないって考えなのかな」などと反響が集まっていた。 現役時代に中日一筋(1973-1989)でプレーし通算124勝、最多セーブ(1975)・最優秀防御率(1976)各1回、最優秀救援2回(1976-1977)といった実績を残している鈴木氏。元投手として、根尾の投手転向本格化にはいろいろと思うところがあったようだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2022年06月10日 18時30分
巨人・赤星、好投後のベンチ映像が話題 ウィーラーも二度見、顔を覆いうなだれたワケは
9日に行われた巨人対西武戦。「4-3」で巨人が勝利したが、試合結果以上に話題となったのが巨人のドラ3・22歳の赤星優志が見せた姿だった。 先発マウンドに立った赤星は「1-0」と巨人1点リードの3回裏、1死三塁から呉念庭に犠飛を許し同点に追いつかれる。ただ、これ以外に失点は許さず、5回裏終了時点で「5回1失点・被安打2・四球5」と制球に苦しみながらも粘りの投球を見せていた。 「3-1」と巨人2点リードの5回裏が終了した後、中継カメラはベンチに戻った赤星の様子を映し出す。ただ、ベンチに座った赤星は勝利投手の権利を得ながらも、両手に持ったタオルで顔を覆い20秒ほどうつむくなど、まるでKOされたかのような様子を見せる。赤星の近くに座っていた同僚・ウィーラーは、この様子を二度見した後、赤星が顔を上げたタイミングで近づき肩をポンポンとたたいて慰めているようだった。 >>阪神・矢野監督に「みっともない」批判相次ぐ 昨季に続く失言? 好投した巨人・赤星へのコメントが物議<< 赤星の様子に、ネット上では「なんだかんだ試合作ったのになんで落ち込んでるの?」、「中継観る限りでは泣いてたわけじゃ無さそうだけど…」、「ウィーラーが二度見したのも分かるわ、落ち込むような要素は特になかったのに」と驚きの声が相次いだ。 同時に、「今日は登板経緯が経緯だったから、5回を投げ切ったところでどっと疲れが出たんじゃないか?」、「エース菅野の代役はやっぱり相応の重圧があったんだろうか」、「昼の二軍戦で投げる予定が、いきなり夜の一軍戦行けって言われたんだから察するものはあるわ」と心情を察するコメントも多数見られた。 「9日の巨人はもともと菅野智之が先発予定でしたが、菅野が前日8日夜に発熱を訴え、9日に登録を抹消されるというアクシデントが発生。これを受けて首脳陣は、9日昼の二軍・ロッテ戦に先発予定だった赤星を同日夜の一軍戦に緊急先発させました。このこともあり、赤星が5回裏に突然ベンチでうなだれるような様子を見せたのは、エース・菅野の代役としてデーゲームからナイターに回され、心身両面の負担が一気に押し寄せたからではないかと考えたファンも少なからずいるようです。首脳陣がこの赤星の様子を見ていたのかは不明ですが、6回裏から赤星を降ろし継投に入っています」(野球ライター) 試合後の報道では、原辰徳監督が「良く投げてくれましたね。まあ今日は早起きしただろうけど、粘り強く放りましたね」とコメントしたことが伝えられている赤星。スクランブル登板を務めきったことは指揮官としてもうれしい誤算だったようだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2022年06月10日 15時30分
ヤクルト・山田、審判への態度に「ブチ切れてる」驚きの声 左手を上げ厳しい表情で凝視、退場レベルの行動と指摘も
9日に行われたヤクルト対オリックス戦。「2-1」でヤクルトが勝利したが、試合結果以上に話題となったのがヤクルトのプロ12年目・29歳の山田哲人の態度だった。 「2-1」とヤクルト1点リードの8回表。この回ヤクルトは1死から山崎晃大朗が投失で一塁に出塁した後に山田の打席を迎える。山田はオリックス3番手・阿部翔太相手に10球粘り、この間に塩見が二盗を決めチャンスを演出していた。ただ、11球目のスプリットに手を出しかけてバットを止めたところ、スイングしていると判定され空振り三振となった。 この直後、山田はスイング判定を下した球審・白井一行審判に、「スイングではない」と言わんばかりに左手を横に上げるジェスチャーを交えながら抗議。白井審判が特に動じずアウトのポーズを崩さなかったため、山田はそれ以上の抗議をせずベンチに下がったが、この際に白井審判を厳しい表情でにらみつけていた。 >>巨人・廣岡に死球のヤクルト・高橋が激怒?「謝るどころかにらみつけてる」 主審にも猛抗議、不自然なひじの動きを問題視か<< この山田の態度に、ネット上では「初めて見るレベルで山田がブチ切れてる」、「審判の判定にうなだれながらベンチに戻るのは良く見るけど、ガン飛ばすっていうのは珍しくないか」、「中継観る感じではかなり際どいスイングだったけど、ここまで不満滲ませるってことは何か確信があったのか?」と驚きの声が寄せられた。 同時に、「相手が相手だから退場食らってもおかしくなかった」、「チャンスを逃して不満なのは分かるけど、白井相手に楯突くのはリスク高すぎるぞ」と、退場宣告を食らう展開もあり得たと指摘するコメントも多数みられた。 「今回山田が抗議した白井審判は4月24日・ロッテ対オリックス戦で、ボール判定に苦笑いを浮かべたロッテ・佐々木朗希の態度を問題視しマウンドへ詰め寄ったことで物議を醸した審判。また、5月15日の同カードでロッテ・レアードを暴言で退場としたケースも含め、過去10年間で退場宣告を7回(現役審判では最多)下していることでも知られています。山田の抗議に対しては特に変わった様子は見せず冷静に対応していましたが、言動次第では退場処分を下す可能性も十分あり得たといえます」(野球ライター) 8回表の抗議について、山田、白井審判が何らかのコメントを残したとは特に伝えられていない。当事者がどのような心境なのかは不明だが、退場とならなかっただけマシだったと考えているファンも少なくないようだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2022年06月10日 11時00分
巨人・小林のスタメン落ち、菅野の登板回避が原因ではない? 原監督が問題視した致命的プレーとは
「今日から」と「昨日まで」が交錯しているような一戦だった。 6月9日の埼玉西武対巨人の試合は、緊急登板となった赤星優志が好投。結果的に4月17日以来となる白星(3勝目)を挙げた。赤星が同日の二軍戦に先発する予定で、早朝6時に起床し、午前中にファームの練習にも参加していた経緯は既報通りだが、こんな情報も聞かれた。 「先発予定だった菅野智之の発熱、体調不良が確認されたのは昨夜。昨日の試合が終了した直後から、原辰徳監督は赤星の代理先発を考えていたようですが」(球界関係者) 試合後のインタビューで、赤星は代理先発を告げられたのは「午前中のファーム練習終了後」だと答えていた。 原監督も昨夜のうちに二岡智宏二軍監督に連絡を入れていたはず。赤星にヘンな緊張感を与えないため、ギリギリの直前通告となったのだろう。 >>巨人・原監督、吉川に激怒「いつまでそんなバッティングしてんだ!」 開幕前の裏話に、“再指導”求める声も<< 「坂本勇人の復帰が大きいですよ。復帰していきなり猛打賞(3安打以上)、ベンチにいるだけで雰囲気を変えられるオトコが帰って来ました」(プロ野球解説者) 坂本復帰を勝因に挙げる声も多く聞かれたが、スタメン捕手が小林誠司ではなく、3年目の山瀬慎之助だったこと。緊急登板の赤星の心境を考えれば、経験豊富な小林がマスクをかぶるべきなのだが…。 「昨夜、小林は守備でミスをしています。首脳陣を怒らせたので」(前出・球界関係者) 昨夜のミスとは、西武に「重盗」を許したこと。4回裏、先制点を奪われ、一・三塁という場面になった。一塁走者が二塁盗塁を仕掛けた時、小林の頭の中に「三塁走者の存在」が抜け落ちていたのか、二塁に送球。三塁走者の本塁突入を許してしまったのだ。 「三塁走者が外国人選手のオグレディだったんです。『外国人選手だから、走って来ない』と決め込んでしまい…」(前出・同) 山瀬の抜てきは「昨日のミス」が影響してのこと。もっとも、菅野が予定通り先発していたら、原監督も迷ったのではないだろうか。息の合う「スガコバ・コンビ」は有名だ。 試合後のインタビューで、原監督はプロ初安打も放った山瀬のことを聞かれ、こうも語っていた。 「いい風を吹かせたと思いますよ。小林にしても、岸田(行倫)にしても大城(卓三)もそうだし。何か奮起に、いろいろな意味で」 原監督は一時期、スタメン捕手を固定しなかった。連敗した場合、「前日の敗戦が配球面にも影響する」という独自の理論によるもの。チーム事情で大城に固定しかけた時期もあったが、インタビュー中の口ぶりからして、「複数制」が復活しそうである。 「バッテリーの課題が残った試合でしたね。勝利したものの、赤星は5イニングを投げ、毎回、四球を出していました。四球を多く出すということは、捕手にも原因があります」 前出のプロ野球解説者がそう言う。プロ3年目、初スタメンの捕手にそこまで求めるのは酷な話だが、巨人の課題は4番手以降の先発投手が安定しないこと。赤星を育てようとしているのは間違いない。「これから」を考え、早めの継投策に出たようだ。 同日の巨人の勝利を含め、セ・パ交流戦は「セ46勝、パ44敗」。2年連続でセ・リーグ勝ち越しか? (スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2022年06月09日 22時30分
世界が注目のCMパンクと棚橋弘至のAEW戦が消滅!日米で暫定王者決定へ
日米ドリームマッチが思わぬ形で消滅した。 アメリカ現地時間1日に行われたAEWの大会『AEW DYNAMITE』で、AEW世界王者・CMパンクが「新日本プロレスリング……。どうやら新日本プロレスには世界クラスの選手が集まってるらしいな。だけど今、このリングには“ベスト・イン・ザ・ワールド”の選手が3人もいる。ただ、乱入とかはナシだ。バックステージもダメ。でも、次のPPV大会を売らなきゃいけない。俺の『Forbidden Door』の対戦相手が、今日この会場に来てるんだろ?その姿を見せてみろよ!」と挑発すると、なんと新日本の棚橋弘至が、入場曲『LOVE&ENERGY』が鳴り響く中、AEWの入場ゲートに登場。棚橋はいつもと同じように、スキップしながらステージ中央に進んで、「GO ACE!」に合わせて拳を突き上げると、アメリカの団体AEWのファンは総立ちで新日本プロレスの“エース”を迎えた。 世界のレジェンドの一人とも言われている棚橋は両手を広げて、おなじみの逸材ポーズから、再度場内に手を挙げてアピールすると、場内から「HOLY SHIT!!」のチャントが発生。そしてリング上のパンクに向かって、自身の腰にベルトを要求するポーズ。王者のパンクと対峙し、対戦の機運が高まったのだが…。 現地時間3日にAEWは『AEW Rampage』番組内で、王者のCMパンクが負傷のため手術が必要となったことを発表した。つまり、これはパンクと棚橋の日米ドリーム対決が“ひとまず”消滅したことを意味する。 欠場となるCMパンクはAEW世界王座は返上しないものの、急遽、AEW暫定世界王座が設けられ、この王座を巡る闘い『Eliminator Series』が日米で開催されることになった。アメリカでは、現地時間8日『AEW DYNAMITE』番組内にて、バトルロイヤルが行われ、同日のメインイベントでバトルロイヤルの勝者・カイル・オライリーとジョン・モクスリーが対戦。モクスリーがデスライダーで勝利した。新日本では、『DOMINION in OSAKAJO HALL』6.12大阪・大阪城ホール大会の第6試合にて、AEW暫定世界王座戦 進出者決定戦、棚橋弘至と後藤洋央紀の対戦を行う。 最終的に、現地時間26日(日本時間27日)に行われる『AEW x NJPW: Forbidden Door』にて、AEW代表であるモクスリーと、新日本プロレス代表の棚橋 対 後藤の勝者が対戦して、AEW暫定世界王者を決定する。 パンクの完治を待つしかないが、ここは棚橋が暫定王者の座を掴み取り、日米ドリームマッチを実現させてもらいたい。(どら増田)
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スポーツ 2022年06月09日 18時30分
阪神・近本の消極走塁に「走れよ!」批判集まるも、ファインプレーだった? 本塁アウトが擁護されたワケ
8日に行われ、阪神が「0-1」で敗れたソフトバンク戦。「3番・中堅」で出場した阪神のプロ4年目・27歳の近本光司のプレーがネット上で物議を醸している。 問題となっているのは、両チーム無得点で迎えた4回表での近本の走塁。この回阪神は近本の右安、大山悠輔の四球で2死一、二塁のチャンスを作ると、ここで打席の糸原健斗が右翼前に落ちる安打を放つ。これを見た二走・近本は三塁を蹴り本塁に走ったが、ダートサークル(本塁周辺の土の部分)に差し掛かったところで、ソフトバンク右翼手・中村晃からの本塁返球が目の前を横切ってきた。 すると、近本は両手を上げながらわずかに減速し送球を避けた後、そのまま本塁にスライディングで突入。ただ、この減速が響いたのか、本塁返球を捕球した捕手・甲斐拓也にタッチされ間一髪アウトとされてしまった。 この近本の走塁にネット上では「走塁もったいなさすぎる、もっと本気で走れよ!」、「当たってもインプレイだから避ける必要なかっただろ」、「変に減速せずにそのまま突っ込んでたら確実に1点入ってただろうに」と不満の声が寄せられた。 野球規則では「走者が打球を処理しようとしている野手を避けなかったか、あるいは送球を故意に妨げた場合」は守備妨害に当たると定められているが、故意ではない場合は妨害にはあたらず、ボールインプレイ(試合が続いている状態)としてそのままプレーが続行される。そのため、近本は送球との衝突を恐れずに走っていれば、衝突の有無にかかわらず本塁生還できていた、とみたファンは少なからずいたようだ。 ただ、ファンの中には「大怪我のリスクを考えたら避けたのは正解のプレーだった」、「あの送球を避けるなっていうのは酷すぎる、顔の目の前に跳ねてきてたんだぞ?」、「目先の1点よりも近本の今後の方がどう考えても大事だろ」と、近本を擁護するコメントも散見された。 「今回の場面では糸原の打球を前に突っ込みながら捕球した中村がそのままの勢いで本塁に返球しましたが、この送球がマウンド前方でバウンドし、近本の前を横切る際は顔付近の高さまで跳ねていました。そのため、仮にそのまま突っ込んでいれば顔面に送球が直撃し、鼻骨骨折などの大けがにつながっていた可能性もゼロではなかったでしょう。このことを踏まえると、近本の減速は予期せぬ故障を回避したファインプレーと捉えることも可能といえます」(野球ライター) 4回表の先制機を逃し、その後1点も奪えないまま完封負けを喫した阪神。拮抗した試合展開だったことも近本の走塁が問題視された一因と思われるが、けがで長期離脱されるよりはマシと別の見方をしているファンも一部いるようだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2022年06月09日 18時10分
DeNA・今永、ノーノー達成に横浜熱狂! “やるものではなくやられるもの”嫌なイメージをとうとう払拭か
7日、敵地・札幌ドームで行われたファイターズ戦。ベイスターズのマウンドに立った今永昇太は、圧巻投球でノーヒットノーランを達成。チームとしては前身の大洋時代、鬼頭洋氏が川崎球場でのヤクルト戦で記録して以来、半世紀超えの52年ぶりの快挙となった。 多くのベイスターズファンにとって、今回のノーヒットノーランの喜びが特に大きい理由として、“やるものではなく、やられるもの”と嫌なイメージが脳裏にこびり付いているためだ。 97年には37年ぶりの優勝を争っていた真っただ中のスワローズ戦で、石井一久(現楽天イーグルス監督)に達成された。翌日にはビハインドで雨で中断した際、ファンがメガホンをグラウンドに投げ込み、選手たちが拾うという事件の発端にもなり、一気に優勝から遠ざかるインパクトの大きい敗戦だった。2000年にも開幕直後の4月7日にドラゴンズのバンチに決められ、いきなり出鼻をくじかれた。 DeNAに親会社が変更された初年度の4月6日、カープのエース・前田健太に煮え湯を飲まされると、当時の監督・中畑清氏は自ら掲げた「熱いぜ」のスローガンをもじり「このままでは“寒いぜ”になってしまう」との自虐コメントを残した。しかし翌年の6月28日にもドラゴンズ・山井大介に達成された。毎年大記録を献上する悲しい現実にファンは涙した。直近ではラミレス政権下の2020年8月15日、スワローズの“ライアン”小川泰弘に達成を許した。上記5ゲームともヒッターズパークと言われる本拠地・横浜スタジアムでやられているだけに、ファンの落胆も大きかった。 ベイスターズでは現監督の三浦大輔が、12年5月12日横浜スタジアムでのデーゲームで8回までノーヒットノーランに抑えていたが、9回に夢が断たれたことが脳裏に残っているファンも多かった。それだけに今回の今永の快投に手に汗を握って見守り、達成時には横浜を歓喜の渦に巻き込んだ。次の快挙は、ぜひとも本拠地で達成してほしいと思うのはファンの総意だろう。 写真・取材・文 / 萩原孝弘
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2021年05月06日 20時30分
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スポーツ
エンゼルス・大谷、強行出場の裏で首脳陣に反発? 負傷後の思わぬ態度に指揮官は急遽計画を変更か
2021年05月06日 11時30分
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新日本プロレス2選手から新型コロナ陽性反応と発表「治療に専念してまいります」
2021年05月06日 11時15分
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ロッテ・佐々木、一軍デビュー戦は早期降板が決定的? 首脳陣はマウンド上での悪癖に懸念か
2021年05月05日 11時00分
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清原氏に「金銭感覚狂ってる」ファン驚愕 金遣いの荒さに桑田氏もドン引き? 高橋氏が巨人時代の豪快ぶりを明かす
2021年05月03日 11時00分
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「効果ない」「つまらないから見ない」「レベル落ちた」張本氏の痛快コメントに2021年も賛否
2021年05月02日 07時00分
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巨人投手の左フックで中日打者が流血! 放棄試合の危機を招いた“ヘビー級”大乱闘、4年後も当事者は「口もきかん」仲介も拒否?
2021年05月01日 11時00分
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長嶋一茂、まさかの人物から説教「これ何なの」 高校球児時代の理不尽エピソードに反響、「ある意味慧眼だった」の声も
2021年04月29日 11時00分
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オリックス・山足に「わざとやってるのか」ファン激怒 勝機を潰す守備ミスを連発、「使う方が悪い」中嶋監督への批判も
2021年04月28日 19時30分
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巨人・原監督に「責任は重い」ファン怒り 新助っ人が今季絶望の大怪我、無理な起用法も悲劇の一因か
2021年04月28日 15時30分
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東京女子5.4後楽園プリンセス王座戦調印式で辰巳リカ「心臓を打ち抜くしか方法がない」
2021年04月28日 11時30分
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巨人・原監督が緊急トレードを画策か 大乱打戦を招いた意味深采配、昨シリーズのトラウマは未だ根強い?
2021年04月28日 11時05分
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“聖火ランナー”プロレスラー谷津嘉章がプロレス用の義足を装着して不屈の復活!
2021年04月28日 10時50分
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緊急事態宣言でプロレス界に打撃!後楽園ホール大会など中止へ
2021年04月28日 10時40分
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元中日・川上氏が味方野手に激怒「牽制投げたろか」 “馴れ合い”への不満を暴露しファン驚愕「そんなこと考えてたのか」
2021年04月27日 19時30分