プロ野球
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スポーツ 2020年07月31日 20時30分
楽天・大久保元監督、「再来年には優勝目指せる」に日本ハムファン反発 球団は“勝ち負け度外視”で清宮重用?
元楽天監督・大久保博元氏が31日、自身の公式ユーチューブチャンネルに動画を投稿。動画内での発言をきっかけに、ネット上の日本ハムファンの間で議論が巻き起こっている。 >>中日・荒木コーチに「辞めた方がいい」 楽天・大久保元監督が判断ミスを痛烈批判、「荒木はむしろ被害者では」と反発も<< 今回の動画で大久保氏は、パ・リーグ6球団の7月の戦いをテーマにトーク。複数選手や監督の名を挙げながら、最初に取り上げた楽天から順にそれぞれ振り返った。 議論のきっかけとなったのは、30日終了時点で「16勝18敗2分・勝率.471」でリーグ5位の日本ハムについての発言内容。大久保氏は「(今シーズンの)日本ハムは球団を挙げて育成してるんだと思う」と勝利より育成を優先しているのではとコメント。 続けて、「ギリギリまで清宮(幸太郎)を(スタメンで)使うとか(がそう)。2割打つか打たないかの打者は(普通)使えない。それでも(日本ハムは)使ってる」と、打率「.154」の清宮を一軍で起用し続けていることに育成優先の方針が表れていると主張した。 動画内では具体名は明かさなかったが、結果が伴わなくても使われている若手選手は他にもいるという大久保氏。「今年は勝ち負けよりも育成に入ってる(印象が強い)。だからまた再来年くらいには優勝を目指せるんじゃないか」と数年後の優勝争いに期待していた。 大久保氏の発言を受け、ネット上には「確かに今シーズンは辛抱強い起用が多い印象、将来への布石なんだろうか」、「何人か活きのいい若手は出てきてるし、今後のブレークに期待したい」、「確かにそのぐらいあれば結構戦力は整うはずだから、優勝・日本一を狙うにはいい時期になってそう」といった反応が多数寄せられている。 一方、「そんなに待てる暇は無い、その間に有原(航平)やら西川(遥輝)やらがメジャー流出したらとても対応できない」、「若手が育ってもその分主力が抜けたら終わり、だからいる間は勝ちを優先するべき」といった否定的なコメントも複数見受けられるなど議論が飛び交っている。 「今シーズンの日本ハムは投手では河野竜生(22歳)や福田俊(23歳)、野手では清宮(21歳)、野村佑希(20歳/骨折で離脱中)、髙濱祐仁(23歳)といった若手が一軍で出場機会を重ねています。彼らのような若手がブレークして現有戦力とマッチすれば、再来年に優勝を目指せる戦力になる可能性は十分あるでしょう。ただ、日本ハムは昨オフ有原、西川、大田泰示の3名が近い将来のメジャー志望を公言しており、場合によっては今オフ、もしくは来オフに全員流出することも考えられます。3名ともバリバリの主力なだけに、離脱した場合の穴を育成で埋められるかは未知数。そのため、彼らがいるうちはできるだけ勝利、優勝を狙ってほしいと考えているファンもいるようですね」(野球ライター) 2016年にリーグ優勝・日本一を達成したものの、その後昨シーズンまでは5位、3位、5位とAクラスとBクラスを行ったり来たりしている日本ハム。数年後を見据えて育成に本腰を入れるべきか、それとも主力の去就を考え勝利を狙うべきかはファンの間でも意見が分かれているようだ。文 / 柴田雅人記事内の引用について大久保博元氏の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UCKa1VlSq1WwdSQWv4JFdgxg
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スポーツ 2020年07月31日 15時30分
巨人・原監督に「采配ミス」批判も 増田の走塁死にファン・OBから苦言、本人も「選手を少し焦らせた」と反省
30日に行われた巨人対DeNAの一戦。この試合に代走で出場した巨人・増田大輝のプレーが、ネット上の巨人ファンの間で物議を醸している。 問題となったのは、「1-2」と巨人1点ビハインドの8回裏に飛び出たプレー。この回、巨人は先頭のウィーラーがヒットを放ったことを受け増田を代走として投入。後続のパーラもヒットを打つなど1死一、三塁のチャンスを作った。 この場面で打席には代打・陽岱鋼が入ったが、巨人ベンチは2球目で重盗を仕掛け同点を狙った。ところが、一塁ランナーのパーラが一、二塁間に挟まれながら時間を稼いでいたにもかかわらず、三塁ランナーの増田は遊撃・倉本寿彦に本塁で刺されてアウトになってしまう。このミスが響き巨人はこの回無得点に終わり、そのまま試合にも敗れてしまった。 >>二軍落ちの巨人・澤村に「全て間違っていた」 堀内元監督が“クビ”を危惧、「今更何言っても変わらない」と辛らつな意見も<< 同日に放送された『プロ野球ニュース 2020』(フジテレビONE)では、出演した元大洋・横浜の高木豊氏や元中日監督・谷繫元信氏ら球界OBが増田の走塁死にコメントしている。番組内で高木氏は「(一塁の)ロペスが(一塁ランナーを追いかけて)走り出した時に(増田も)走らないと。倉本が捕ってからじゃダメ」と、増田のスタートが遅かったと苦言。谷繁氏も「ロペスが二塁へ少し(一塁ランナーを)追いかけたところでスタートですよね、(本塁に)行くんであれば」と同調している。 今回のプレーを受けて、ネット上にも「代走で出てきてるのに走塁ミスでチャンス潰すのはいただけない」、「捕手の嶺井(博希)が投手じゃなく二塁に投げたからシメたと思ったのに、増田のミスで逆に助けてしまった」、「本塁突入への意識が強すぎて周りが見えてなかったのかな、もう少しロペスの動きにも目を配ってほしかった」といった反応が多数寄せられている。 一方、「増田が悪いのはもちろんだが、勝負どころで奇策に走った原(辰徳)監督の采配ミスでもある」、「犠牲フライでも同点なんだから、シンプルに陽に打たせるべきだったのでは?」といった、巨人・原監督の采配ミスだとするコメントも複数見受けられた。 試合後の報道では、原監督が「選手を少し焦らせたかなというのはある」と反省を口にしたことも伝えられている今回の重盗。そのまま陽を打たせていれば、もしかしたら試合の結果は違ったものになっていたのかもしれない。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年07月31日 11時45分
阪神・藤浪「かわいそう」がSNSトレンド入りも、矢野監督「気持ちのいいピッチングではなかった」酷評のワケは
阪神・藤浪晋太郎が降板した後、神宮球場のトラ番記者たちがちょっとざわついていた(7月30日)。8回表の攻撃で「9番バッター」の藤浪のところまで打順が回り、矢野燿大監督が代打を告げる。7回のマウンドで3点を失い、ベンチに下がった時点で「このイニングで交代」の雰囲気はあった。ざわついたのは、記者たちが“藤浪敗戦”の原稿を送信し始めたときだった。<藤浪 かわいそう>のワードがトレンド入りしていたのだ。 力投しつつも報われず、2敗目――。悲劇の投手と捉えられていた。 「7回を投げて4失点ですが、自責点は『1』。味方野手のエラーによる敗戦であり、投球内容も前回(23日)よりもずっと良かった」(在阪記者) しかし、試合後に出た矢野監督のコメントが意味シンだった。 「(投球内容は)良かったですけど、気持ちのいいピッチングではなかったですね」 矢野監督のコメントのほとんどが称賛するものであったが、「気持ちのいいピッチングではない」というのがちょっと気になった。 「捕手の梅野のリードが特にそうだったんですが、阪神ナインは藤浪に勝たせてやろうと必死でした。序盤はストレートで押し続け、中盤は変化球主体。試合前、スコアラーを交え、梅野は配球を考え込んでいたんだと思います」(プロ野球解説者) 走者を出すと、内野陣は藤浪に声を掛ける。打球に対してもかなり慎重な捕球をしており、その光景は良い方に捉えれば、「藤浪を思いやる気持ちでチームがまとまった」と言える。悪く捉えれば、ヘンな緊張感があった。 「矢野監督はチームの雰囲気がいつもと違うことを指して、『気持ちのいいピッチングではなかった』と言ったのでは?」(前出・在阪記者) また、こんな意見も聞かれた。試合中盤から変化球の割合が多くなったことは、前述のプロ野球解説者も指摘していた。その変化球の中に「今まで見たことのない球種」があったという。いや、投げていたのかもしれないが、ほとんど見たことのない球種があったのだ。「小さく、落ちる球種」を多投していた。 「スプリットと、藤浪本人が話していました。ひと昔前の『スプリット・フィンガー・ファーストボール』のようです」(関係者) スプリットとは、現代の野球用語ではフォークボールと捉えられている(メジャーリーグ選手名鑑2020年版・廣済堂出版/用語解説の章を参考)。しかし、藤浪のスプリットはボールを深く握るのではなく、浅く挟むようにして投げるもので、140キロ台のスピードで小さく落ちていた。このボールが効果的だったのは間違いないが、藤浪の潜在能力の高さを知る矢野監督からすれば、「逃げている」と映ったのかもしれない。 雨天などの影響がなければ、8月6日の巨人戦(甲子園)で先発マウンドに上がる。3度目で復活勝利となるか、それともまた、トレンド入りするか…。ファームでは期待の高橋遥人が順調な仕上がりを見せており、「高橋遥が入れ代わってローテーション入りする」と予想するメディアもいた。 復活とは単に勝利することだけなのか…。指揮官と藤浪の目指す方向に“ズレ”があるとすれば、神宮での力投は素直に喜べない。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2020年07月30日 17時30分
DeNA・三嶋が気合いの雄叫び! 8年目右腕が東京ドームで魂の初セーブ
29日のジャイアンツ戦。ベイスターズ3-2とリードの9回表、ゲームを締めるポジションを任されたのは三嶋一輝だった。 味方打線は、5回に高城俊人がホームランを放って以来、14者連続で打ち取られ、片やジャイアンツは6回に2点を返してからは、毎回得点圏にランナーを進めるも無得点と、じりじりとした展開。最終回、一人でもランナーを許せば、丸佳浩、坂本勇人、岡本和真へ繋がる厳しい場面で登板した三嶋は、打撃がウリの捕手・大城卓三を空振り三振、怖いベテランの亀井善行をレフトフライ、ベイスターズにとって悪夢しかない“9回の重信慎之介”を空振り三振に切って取り、プロ8年目にして初セーブをマークした。150キロをゆうに超えるストレートと鋭いフォーク、何より打者に向かっていく強い気持ちを全面に出したピッチングは圧巻だった。 2018年に本格的に中継ぎに転向した三嶋は、60試合登板15ホールドの成績を残しチームに貢献。昨年はセ・リーグ2位となる71試合登板23ホールドと大車輪の活躍を見せ、ベイスターズを2位まで押し上げる原動力となった。 それでも3月のオープン戦時には「まだ安心していられる立場ではない」と、謙虚すぎる言葉を発していた。そして、更なるブラッシュアップにために、ストレートとスライダーの他に、中継ぎに回ってからあまり投げていなかったカーブとフォークの会得に着手。この日もその2つのボールを効果的に操り、初のセーブシチュエーションで見事な結果を出した。 今シーズンは絶対的守護神の山崎康晃がまさかの大不調で、ラミレス監督はこの試合7回に登板させる配置転換を断行。今後のブルペン陣の運用は“Day by day baseball”ということになりそうだか、どこでも任せられ、ハートの強い三嶋の存在は心強い。 エース候補からどん底を経験し、中継ぎでモップアッパーから信頼を勝ち取り勝利の方程式の一角へ、そして初セーブを挙げるまで登ってきた三嶋一輝。どんな場面であっても、がむしゃらに腕を振るその姿は、頼もしく眩しい輝きを放つ。波に乗れない今シーズン、17番の初セーブをキッカケに、上昇気流に乗っていきたい。写真・取材・文 / 萩原孝弘
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スポーツ 2020年07月30日 17時00分
2連敗の巨人・戸郷に「錯覚をしちゃいかん」 堀内元監督が“慢心”に喝、原監督も「本人がどう考えているか」とバッサリ
元巨人監督で野球解説者の堀内恒夫氏が、29日に自身の公式ブログに投稿。プロ2年目で20歳の巨人・戸郷翔征について言及した。 戸郷は同日のDeNA戦に先発するも、3回表にDeNA・梶谷隆幸にソロ、5回表には高城俊人に2ランを浴びるなどし「5回3失点・被安打4・1四球」で降板。その後チームは「2-3」で敗れ、戸郷には今シーズン2敗目がついている。 >>二軍落ちの巨人・澤村に「全て間違っていた」 堀内元監督が“クビ”を危惧、「今更何言っても変わらない」と辛らつな意見も<< 開幕3連勝と出だしは良かったものの、その後同戦を含め2連敗となった戸郷。その戸郷に対し、堀内氏は「最初に続けてポン、ポン、ポーンと3つ勝たせてもらった。自分のピッチングに自信を持つことは大事だけど それで錯覚をしちゃいかん」とコメント。開幕3連勝をマークしたことで、自分の実力を過信しているのではないかと苦言を呈した。 開幕3連勝で生じた慢心が制球を甘くし、2連敗につながっているのではという堀内氏は、続けて「どんなにいいピッチングをしたって プロは甘いボールを逃さないバッターが多い」と、要所での失投や制球ミスは命取りになると指摘。「今日のホームランだって梶谷くんにストレート 高城くんにはスライダー 甘く入ってきたところを打たれている」と、同戦も2つの失投が敗戦につながったとの見解を示した。 相手打線の慣れや研究が進む中で、どうやって試合を組み立てていくかが今後を左右するという堀内氏。「今日みたいに一発打たれたら終わり。さぁ、どうする?」と、自分で考えて対策を講じることを求めていた。 今回の投稿を受け、ネット上には「確かに開幕直後と比べて結果残せなくなってきてる感じがする」、「得点圏にランナー許す場面はほとんどなかったから、なおさらあの2被弾がもったいない」、「前の試合も球が高めに抜けて本塁打食らってたし、ちょっと考えなきゃいけないんじゃないか?」、「開幕3連勝はマグレだったと言われないためにも、ここが踏ん張りどころだな」といった反応が多数寄せられている。 「戸郷は前回登板となった22日の中日戦でも2本塁打を被弾していますが、29日の試合と同じくストレート、スライダーが高めに浮いたところを狙い打たれています。予期せぬ失投で無駄な失点をしないためには、ブルペンで様々なシチュエーションを想定した投げ込みを重ねるなどの工夫が必要でしょう。また、今シーズンはここまで7回以降まで投げた試合がないなどスタミナ不足も目立っています。スタミナがなければその分疲労による制球ミスは増えますし、首脳陣も早い回での継投を余儀なくされます。そのため、投げ込みだけでなく走り込みなどでスタミナを養うことも必要だといえそうです」(野球ライター) 試合後の報道では、チームを率いる原辰徳監督が「(2被弾は)防げる本塁打だったのか、防げない本塁打だったのか、本人がどういうふうに考えているか」と反省を促したことも伝えられている戸郷。新旧監督の叱咤激励を受け、ここからもう一皮むけて勝ち星を重ねることができるだろうか。文 / 柴田雅人記事内の引用について堀内恒夫氏の公式ブログよりhttps://ameblo.jp/horiuchi18/
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スポーツ 2020年07月30日 11時40分
楽天・浅村「ボクでいいのかどうか」 弱気な西武時代から変貌したワケ 新たな“4番打者像”を体現する?
東北楽天ゴールデンイーグルスが千葉ロッテに快勝した(7月29日)。先発・涌井秀章の好投も大きいが、勝因は“新4番”浅村栄斗の打撃が好調なことだろう。初回、浅村の先制アーチで試合主導権を握った。リーグ最速での「打点40」の突破、さらに付け加えれば、3戦連続の打点である。 そんな浅村を見て、こんな声も聞かれた。「4番バッターのイメージも変わりつつある」と――。 「昨季の浅村は33本の本塁打を放っていますが、彼の長所はバットコントロールと出塁率の高さです。昨季は打率2割6分台でしたが、四球を『93』も選んでおり、数字には表れないところでもチームに貢献しています」 打撃コーチの経験も持つプロ野球解説者がそう評していた。出塁率が高いということは、3番バッターのタイプである。 「ソフトバンクも打率を稼ぐタイプの中村晃を4番に置いています。こちらは故障者が続出し、工藤公康監督が考え抜いた末に編み出した打順ではありますが」(前出・同) しかし、楽天は主力選手から故障者を出したわけではない。三木肇監督があえて決めた新打順である。 「浅村は西武時代にも4番を務めた経験がありますが、その時はやはり主力選手の故障があっての代役でした。当時、浅村は『ボクでいいのかどうか…』と戸惑っていました」(ベテラン記者) 昨季までの楽天の4番は島内、ウィーラー(現・巨人)、ブラッシュなど、言わば本塁打の期待できる長距離タイプだった。主に3番に入っていた浅村を4番に固定した理由は「チャンスに強いこと」にあるようだ。 三木監督が「4番・浅村」を示唆したのは、6月4日の練習試合後だった。春先のオープン戦からさまざまな打順をテストしていたが、「3番はスピード感があって、出塁率が高い選手。4番はチームの顔。そういうことを考えると今日の試合は…」と言って、同日の4番だった浅村を称賛した。 浅村はスピード感、出塁率という3番バッターの要素を全て持っている。しかし、「浅村は状況に応じて、右方向に打って走者を進める打撃もできます。三木監督が最も求めていたのは、走者を溜めた場面での適時打。たとえホームランでなくても、得点を挙げる可能性の高いバッターを4番に置き、打線のつながりを重視しました」(球界関係者) 「打線のつながり」という意味では、ソフトバンクの中村も同様だ。 巨人・岡本、西武・山川、日本ハム・中田のように、ホームランバッターを4番に置くチームも多い。だが、長打ではなく、ヒットで得点を挙げることに長けた4番バッターも脅威だ。浅村はリーグトップの41打点について、「前の打者のおかげ」と語っていた。そう言えば、得点には欠かせない犠打のリーグトップも楽天の鈴木大地だ(注・オリックス大城と同数の1位)。 切れ目のない打線、“総力戦”で得点を積み重ねていく三木野球はまさに脅威である。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2020年07月30日 11時00分
ロッテの大逆転劇は特製クーリッシュ効果?選手ロッカーに常備
千葉ロッテマリーンズは、28日に千葉・ZOZOマリンスタジアムで行われた東北楽天ゴールデンイーグルスとの試合で、4時間27分の激闘を繰り広げ、8回裏に井上晴哉がこの日、3本目となる8号2ランで同点に追いつくと、9回裏、中村奨吾の死球で押し出しとなり、13-12でサヨナラ勝ちを収めている。 「28日から選手たちも食べていますが大好評となっており、クーリッシュパワーで劇的勝利をすることが出来たのではと思っています」 広報担当者が声を弾ませながら、「選手も食べている」と語ったのは、ロッテの人気アイス『COOLish』だ。 暑いシーズン、アイスでマリーンズ選手をサポートすることを目的にした『Marines × COOLish』を選手ロッカー等(ホーム試合のみ)に常備開始したという。このアイスはロッテ中央研究所が製造し、アミノ酸入りのレモン味で、9種のアミノ酸配合アミノ酸スムージーとなっている。 広報担当者によると、「パッケージは『COOLish』とマリーンズ選手たちの戦うイメージをコラボレーションさせたオリジナルデザインとなっています。レモン果汁の甘酸っぱさがカラダに染み渡り、クーリッシュならではの微細氷で冷たくリフレッシュできます。試合前後などボディーメンテナンスをサポートしてもらいます」と、選手のために開発された『COOLish』による効果をアピールした。 ロッテ球団では、ファンサービスの一環として『COOLish』を来場者に配布したことはあったが、このように、商品開発部門とコラボすることで、チームにメリットをもたらせることが出来るのは、ロッテだからこそ可能なサポートなのかもしれない。この夏は特製『COOLish』の力を借りて、団子状態のパ・リーグから抜け出したい。 『COOLish』を手にした井口資仁監督も満足気な表情を見せており、ファンからも商品化のリクエストが殺到してもおかしくないだろう。(どら増田)
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スポーツ 2020年07月29日 17時00分
エモやん、中日広島戦の判定に苦言「野球じゃなくなっちゃう」 アウト取消のクロスプレー、「會澤のタッチが甘すぎた」と反発も
元阪神で野球解説者の江本孟紀氏が、28日放送の『プロ野球ニュース 2020』(フジテレビONE)に電話で生出演。同日に行われた中日対広島戦での審判の判定に苦言を呈した。 >>二軍落ちの巨人・澤村に「全て間違っていた」 堀内元監督が“クビ”を危惧、「今更何言っても変わらない」と辛らつな意見も<< 江本氏が問題としたのは、「2-1」と広島が1点リードした8回表1死一塁での判定。この場面では打席の中日・ビシエドがツーベースを放ったが、一塁ランナーの大島洋平は一気に本塁に突入しクロスプレーに。一度はアウトの判定が下されたが、中日・与田剛監督が要望したリクエスト検証の結果セーフに。広島・佐々岡真司監督は抗議こそしなかったものの、ベンチ内であ然とした表情を浮かべていた。 このプレーについて江本氏は「(コリジョン)以前だったら完全にアウトのタイミング」と、捕手と走者の衝突を防ぐための規則である「コリジョンルール」(2016年から適用)が広島捕手・會澤翼のタッチを鈍らせたのではと推測。実際、試合後の報道では會澤が「コリジョンを考えながら(のプレー)だった」と語ったことが伝えられている。 だが、江本氏はこの点を踏まえても今回のプレーはアウトだったとした上で、「(審判の判定が)こういうことになってくると、二塁(上)のダブルプレーなんか全部セーフになる」くらい理解できない判定だとコメント。さらに、「(広島の守備陣が)素晴らしいカットプレーを見せて本塁で完全なアウトのタイミングで、(審判が)アウトにしなかったら野球じゃなくなっちゃう」と、野球の根幹を揺るがしかねないとまで指摘していた。 江本氏の発言を受け、ネット上には「ビデオ判定を見ても完全にアウトの誤審だった、エモやんはよくぞ言ってくれた」、「ルールを守った結果取れたはずのアウトが取れないってなったら捕手はどうしようもないよなあ」、「會澤はランナーより明らかに早く捕球してたんだから、みなしアウトにするべきだったのではないか」といった反応が多数寄せられている。 一方、「會澤のタッチが甘すぎたのが悪い、なんでランナーを迎えるような形でタッチにいったんだ」、「コリジョンの適用範囲は捕球前が対象だから、先に捕球した會澤は前に出て走路上でタッチすれば良かったのでは?」といった、會澤に非があったとするコメントも複数見受けられた。 「江本氏や會澤が言及しているコリジョンルールについて、公認野球規則には『捕手が、ボールを持たずに本塁をブロックするか(または実際に送球を守備しようとしていないとき)、および得点しようとしている走者の走塁を邪魔するか、阻害した場合を除いて、捕手は本項に違反したとはみなされない』と、捕球後のプレーは適用範囲外である旨が記載されています。今回のプレーでは會澤は捕球後に本塁上で大島を待ち構えるようにタッチに行っていますが、走路上に出てタッチに行ってもコリジョンが適用されることはなかったのではと考えているファンは一定数見受けられます」(野球ライター) 試合後の報道では、佐々岡監督が「あのタイミングでセーフになると難しいところがある」と會澤をかばったことも伝えられている今回のプレー。際どい判定にモヤモヤを抱えたファンやOBは多かったようだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年07月29日 11時50分
日本ハム・中田、先制アーチ後に意味深な表情?「全然援護してあげられなかった」試合後コメントに表れた“らしさ”とは
セ・パ合わせて22本のホームランが乱れ飛んだ7月28日、北海道日本ハムファイターズ・中田翔は「個性」の強い一撃を放ってみせた。先制の11号2ラン、試合を決定づけるダメ押しの12号3ラン…。試合主導権を握った一撃であったことはもちろんだが、試合後の中田のコメントが、彼の性格を明確に表していた。 「全然援護してあげられなかった。だから…」 これは、同日先発の上沢が左膝骨折からの復活勝利を目指すものの、過去2試合、勝てなかったことを指している。チームメイトを思いやる言葉が自然と出るかどうか、それが中田の好不調を表すバロメーターでもあるようだ。 中田は「ヤンチャ」、野球小僧がそのままオトナになったようなイメージだが、繊細な一面も秘めている。打撃不振に陥ると長引くのがその一例で、色々なこと、それもマイナスなことばかりを考えてしまうのだ。 そういう時の中田は周囲が見えなくなる。かつて、栗山英樹監督が打撃不振から抜け出すための荒療治で「1番」の打順に置いたこともあった。中田は「1番バッターのタイプではない」とぶんむくれたが、「1打席でも多く」の栗山監督の親心は分かっていたはず。思っていたことを素直に表現できなくなるのか、不振を思い詰めて周りが見えなくなってしまう“弱さ”も窺えた。 さらに遡れば、こんなエピソードもあった。 「新人時代、借りてきた猫のように大人しくなっていました。聞いたら、『ノックで誰もエラーしないから』と緊張している理由を話していました」(ベテラン記者) レギュラー選手の平均年齢が若い日本ハムにおいて、中田はベテランの域に達した。11号先制アーチを放った後、一部後輩たちがちゃかしたような出迎えをした。その時の中田は妙に嬉しそうな表情を返していた。 「後輩たちを連れて食事に出掛けたりもしています。最近は新型コロナウイルスの影響で控えているようですが、面倒見の良い先輩です」(前出・同) チームは目下、5位。チーム打率2割2分4厘は12球団ワーストだが、防御率はリーグ2位と奮闘している。「中田が決める」、彼の前に走者を溜めるという意識がさらに高まれば、上位浮上は難しくないのだが…。 「今季はカード初戦を落とすことが多々あります。エースの有原が1勝4敗、上沢がようやく勝ったという状態です。カード初戦に先発するピッチャーは『エース対決』になるので、打線で援護していこうとしています。チームの明暗は中田次第と言えそうです」(プロ野球解説者) 自身の打撃の好不調に関係なく、チームを牽引できるリーダーもいる。しかし、流されやすい中田の弱さも魅力的に思える。中田自身も真のリーダーに成長するための課題は多いが、勝敗の行方は中田次第という現状だ。今後、栗山監督は中田を奮起させる環境をさらに整えていくはずだ。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2020年07月28日 20時30分
二軍落ちの巨人・澤村に「全て間違っていた」 堀内元監督が“クビ”を危惧、「今更何言っても変わらない」と辛らつな意見も
元巨人監督で野球解説者の堀内恒夫氏が、27日に自身の公式ブログに投稿。巨人・澤村拓一について言及した。 澤村は25日のヤクルト戦に先発するも、「3.1回2失点・被安打4・3四死球」と制球に苦しみ結果を残すことができず。その後翌26日に一軍登録を抹消され二軍落ちとなっている。 >>巨人・澤村、原監督の“公開説教”で涙!「何年も同じ失敗してるくせに」進歩のない投球に呆れ声も<< 澤村の二軍落ちについて、堀内氏は「ベンチの真意はわからないが 俺からするとこの抹消の意味は重い」とコメント。今シーズンの澤村は「防御率6.08・1勝1敗1ホールド・被安打14・10四死球」と苦しんでいるが、同戦でも結果を残せなかったことで首脳陣の信頼を大きく損ねたのではと推測した。 同戦後の報道では、澤村が「試合を壊さず流れを作れたことは良かった」と語ったことが伝えられている。だが、堀内氏は「『試合を壊さなくて良かった』といった内容を耳にした時 なんとも言えない気持ちになった。澤村本人が気づかなくちゃいけないことを全くわかっていない」と、自分の置かれた立場を全く理解していないと苦言を呈した。 「何回も同じことを繰り返し 何年も進歩なくここまできてしまった」と制球難を払しょくできない澤村を切り捨てた堀内氏は、「今までやってきたことは全て間違っていた。そう思った方がいい」、「物の感覚 野球の感覚を思い切ってひっくり返す気持ちで臨んで欲しい」と厳しい口調でエール。その一方で、「じゃなければ巨人での野球人生が終わってしまう」と、二軍で奮起しなければクビもあり得るのではと推察していた。 今回の投稿を受け、ネット上には「球速は150キロ前後出てるから、制球難が改善すれば復活する可能性は十分ある」、「実績ある投手なんだから、阿部(慎之助)二軍監督の下で何とか再起してくれ」、「この調子だとしばらくは一軍に戻れなさそうだし、思い切って投球フォームを変えてみるのもいいのでは」といった反応が多数寄せられている。 一方、「何年も制球難で同じ失敗してるしもう今更何言っても変わらないだろ」、「復調を待つ時間ももったいないし、トレード要員にでもした方がいいのでは?」といった、澤村を見限ったようなコメントも複数見受けられた。 「澤村は2010年ドラフトで1位指名を受け巨人に入団した32歳の投手。2014年までは主に先発を務め2度の2ケタ勝利をマークし、2015年から転向したリリーフでは2016年に最多セーブ投手に輝くなど実績を持った投手。しかし、プロ入り当初からたびたび制球難で自滅する投球が目立っており、2四球を許し敗戦投手となった7月1日のDeNA戦では、試合中に原辰徳監督からベンチで公開説教を受け涙を流す場面もありました。澤村は年齢を考えても、本来なら経験豊富なリーダーとして投手陣をけん引すべき立場の投手。首脳陣も復活を願って先発再転向、リリーフ再々転向といった策を取ってきましたが、長年の課題をいっこうに克服できていないことから、もう上がり目はないと考えているファンも少なくないようです」(野球ライター) 澤村の二軍落ちに関する報道では、原監督が「澤村は勝ちゲームを投げるポジションでいてほしいが、今はそういうポジションではない」と語ったことが伝えられている。原監督の信頼が低下していることがうかがえる澤村だが、果たして二軍で復調のきっかけをつかむことはできるのだろうか。文 / 柴田雅人記事内の引用について堀内恒夫氏の公式ブログよりhttps://ameblo.jp/horiuchi18/
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西武、一軍キャンプ帯同も「松坂は別メニュー」か 渡辺GMの目論見がメンバー編成から判明?
2020年01月16日 11時30分
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DeNA・倉本寿彦、「周りを気にしている立場ではない」6年目の決意
2020年01月16日 11時00分
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巨人、オフ補強失敗が意外なベテランに影響? 元木ヘッドコーチも期待、若手を差し置いての優先起用もあるか
2020年01月15日 11時57分
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2020年01月14日 11時44分
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2020年01月13日 09時00分
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.350、22本、106打点…メジャー1年目の日本人野手が残した打撃記録、筒香・秋山は更新なるか?
2020年01月12日 18時00分
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スポーツ
西武・松坂、一軍キャンプ投入は危険? 渡辺GMの意味深発言、昨季未登板の内海とも明暗分かれるか
2020年01月11日 17時30分
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日本ハム・中田も怯える「プロ野球選手寮」 心霊現象の頻発、球団が対応に追われたケースも?
2020年01月11日 11時00分
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阪神、現コーチ陣には存在意義がない? 山本昌待望論が渦巻く春キャンプ、秋に敷かれた“かん口令“も継続か
2020年01月10日 11時40分