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スポーツ 2014年12月07日 10時00分
小塚桃子ゴルフ連載(14)第三部・100を切るゴルフ実践編「パー4コースの攻略法(コースマネジメント編)」
皆さん、こんにちは。何度も何度も繰り返しますが、今年もあと少し。いよいよカウントダウンですね。 2014年もそろそろ終わりと思うと寂しいですが、実は今が、スポーツをするには絶好の季節。夏場の暑さに比べればゴルフをするのは最適な季節です。 さて今回は前回の延長戦。「パー4コースの攻略法」です。実践について綴っていきますね。 第一打…つまり一番大事なのは1打目をフェアウェイに落とす事。セカンドショット(2打目)の事を考えて、まずはセカンドが打ちやすい所に落とす事を心がけます。例えば右の森超えのコース。第1打では強引に森超えを狙ってはいけません。まずはセカンドを意識してフェアウェイ…森を狙わず遠回りして刻む事を意識します。第1打は中央キープ…ここを狙いたい。森やグリーンは頭に入れない事が大事です。すると、2打目はどこを狙えばいいか−−という案が如実に生まれます。 第1打目で森を意識して、森超えを画策したら、大体、気持ちがめちゃくちゃになります。というのも森超えは滅多にできませんから。やはり2打目を考えてファーストショットに臨む、これこそがコースマネジメントですね。 ただ、ストレートホールでしたら何も考えず、ピンだけを意識するケースもあります。この場合は、第1打目をいかに飛ばすか−−矛盾しますが、この方が賢明でしょう。ただ、真っ直ぐの何にもないコースは滅多にありません。運良く、そんなコースに出会ったら、迷わずパーを取りに行きましょう。勿論、ファーストショットは飛距離重視といっても力まない程度で…。 第1打目を「ここに落とすか」、「あそこに落とすか」で今後の状況が一変します。ピンの脇に大きな森があったとします。バーディを取ってスコアを伸ばしたいところですが、ここは我慢。ここに打って→ここに打って…というように刻むことが理想。3打目でグリーンを捕らえられる場所までボールを引き上げる…この感じが大事ですね。焦って狙ってはいけません。「パーで良し!」が大原則です。 基本的には、第1打を打てばピンが見えます…そうすると、ピンめがけて真っ直ぐに打つ。これが第2打…このショットがハマればツーオンです。けれど、最初から「イーグル狙い」…これは良くない。「ここに打ったらワンオン。一気にカップを狙う…」こういった考えはよくあり、理解出来ますが、そもそもゴルフは「積み重ね」が大事なスポーツ。次の展開を考えながらプレーしましょう。 パー4の難しい所はコースマネジメント。しかし、それが一番大事でゴルフの基本だと思います。私自身、以前こんな失敗をしました。 ドッグレッグでキャディさんに「OBになるから170までしか飛ばしちゃダメですよ」と言われているのに、「大丈夫。軽めに打つから」と、こんな時に限って調子が良くてヘッドのド芯にボールが当たり、170ヤードを簡単に超えてしまい、結果、OBになってしまいました。 最後に木超えのレクチャーです。木と木の間を狙います。そういう場合は飛ばすのではなく、一番大きいクラブ−−例えば6番アイアンなどでパターの様に転がします。「転がす」という行為はパターと同じ感じで、飛ばすよりも正確です。 とはいえ、転がす事は距離も出ませんし、格好が悪いですよね。もっと言えば、「打数がもったいない」…。 私も「転がす」極意を得たのはつい最近です。それまでは先生から「コースマネジメントとしてここは転がすのが一番だよ」と言われても「無理無理無理。私、そういう打ち方やった事が無い。普通に打っても大丈夫」と拒否。貴重なアドバイスを無視して、ショットで打ったのですが、案の定、木に当たって戻って来た…こういったケースは本当に多くありましたね。 その経験値から学んだのが「転がし」の極意。難しいと思ったら、転がして出す−−貴重なプレーですよ。*カメラマン波田佳典小塚桃子オフィシャルブログ「季節はずれのももリンダ」 http://ameblo.jp/koduka-momoko/
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芸能 2014年12月06日 18時00分
デビュー15周年、改めてファンの大切さを知った氷川きよし
「年末の歌番組は大丈夫?」と言われていたのは元マネージャーを殴ったとして暴行容疑で書類送検された演歌歌手の氷川きよし。だが、その騒ぎなどどこ吹く風と言わんばかりに順調に年末を迎えそうだ。 発表された年末の2大歌番組「紅白歌合戦」と「レコード大賞」にともに氷川は名前を連ねた。夏の暴行騒動の時には完全に逆風。「NHKの番組に出れば『何で出すんだ』と抗議の電話は殺到するし、紅白も危ないかとささやかれていた。レコ大も審査途中では『演歌界に泥を塗った』と厳しい声が圧倒的でした」とはある音楽関係者。 この空気を変えたのが、10月末に本人が口にした謝罪。「自分のまいた種だから、また1つ成長するための試練だと思います。デビューから15年。慢心していたところもあると思います」と反省した。前出の関係者は「これはマスコミの前だけでの反省の弁でしたが、初めて氷川が口にしたもので大きく取り上げられた。これが効いた。特にNHKへ集まってくる声が変わったそうです」。 もともとこの事件は氷川の暴行もさることながら、元マネージャーの恐喝も表裏一体となっている。「レコーダーに証拠を残せるように敢えて挑発的な態度をとったという側面があるとも言われている。一概にどちらがという事件ではないのですが、ちょうど、『紅白大丈夫か?』とマスコミに取り上げられるタイミングと重なって、NHKには『何で出すんだ!』という怒りの声と同じくらい『きよしくんは被害者!』というファンからの擁護の声も集まり始めたんです。本来、批判とは逆に擁護というのは『声なき声』ともいわれ集まりにくいのに、その数はほぼ同等、もしくは擁護の声が多かった。これで氷川を落そうものなら、それこそNHKに批判が集まるのではという空気が局内に出てきたそうです」と同関係者。ファンに助けられた形だという。 15周年を迎え改めてファンの大切さを知ることになったはずだ。
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芸能 2014年12月06日 18時00分
ある大物俳優が抱える爆弾級のスキャンダル
映画やドラマで活躍するベテラン俳優・Xがある1本の隠し撮り映像ネタに、長年脅され続け、これまで相手方に対して数千万円を支払っていたことを発売中の「実話ナックルズ」(ミリオン出版/1月号)が報じている。 同誌によると、Xは数年前、カンボジアで10代の少女を買ったうえ、少女の腕を折るなど、“鬼畜プレイ”の限りを尽くした様子を、少女買春の仲介者が隠し撮り。その仲介者がその映像をネタXを強請り、その都度、多額の金銭を請求。Xは求められるがままに支払い、すでに支払った総額は数千万円に及んでいるというのだ。 「Xは包容力があって優しそうなイメージとは違って、本性はドS。あまりにもプレイが危険すぎるため、風俗業界ではトラブルメーカーとして知られている。これまでXに関するタレコミがあったが、あまりにも危険すぎて記事にすることはできなかった。しかし、この件がもし明らかになれば、その瞬間にXの俳優生命はおしまい。そのぐらいの“爆弾スキャンダル”」(週刊誌記者) そんなXについて、風俗関係者の間でよく知られた話があるというのだ。 「Xがある日、高級デリヘルから女の子を都心の高級ホテルに呼んだ。女の子がシャワーから出ると、テーブルの上には数百万円の現金が置いてあり、Xは『ホテルと話は付けてある。治療もきちんとするから、君の腕を折らせてくれ』とガチで頼み込んだという。さすがに、女の子は恐怖を感じ、一目散にホテルを飛び出したというが、これまでXの要求に応じた女の子がいたのでは…」(風俗ライター) どうやら、Xは“爆弾スキャンダル”が明るみになるのを押さえるため、働き続けて金を稼がなければならないようだ。
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レジャー 2014年12月06日 18時00分
橋本千春の勝馬ピックアップ!(12/7) ターコイズS 他
4回中山競馬2日目(12月7日日曜日)予想・橋本 千春☆中山11R「ターコイズステークス」(芝1600メートル)◎4マーブルカテドラル○10ノボリディアーナ▲5クラウンロゼ△12レイカーラ、14トーセンベニザクラ GIレースで強敵相手に健闘してきた、マーブルカテドラルに期待。桜花賞はハープスターの0秒5差7着、そして、オークスはヌーヴォレコルトから0秒9差6着だから、ここでは大威張りできる。とりわけ、マイル戦は全2勝を挙げている最適の条件。現に、桜花賞で重賞レベルの実力を示している。中山コースもオープン特別・芙蓉Sを快勝と、適性は十分。休み明けの秋華賞16着は、度外視して大丈夫。1度使って上積みは大きい。ハンデ53キロも勝利を後押し知る。相手は、昨年2着のノボリディアーナ。休み明け2戦目で走り頃だし、好勝負必至だ。穴は、中山マイル2戦2勝のエキスパート、クラウンロゼ。他では、昨年の覇者レイカーラ、中山でマイル重賞勝ちしているトーセンベニザクラも展開次第で出番はある。☆中山10R「市川ステークス」(芝1600メートル)◎6ダノンジェラート○4マンボネフュー▲2リヴェレンテ△1ペイシャフェリス、8ハーキュリーズ このクラスで、(2)(2)(3)(2)着と毎回、上位争いを演じているダノンジェラートで今度こそ。成績が示す通り、ここでは実力最右翼。前走の紅葉S2着も、勝ち馬と4キロのハンデ差が響いたもの。ここは、定量戦だし、強敵が抜けもう負けられない。相手は、マンボネフュー。昇級緒戦の前走でハナ差2着に肉薄し、メドは立った。近3走、安定して走っているリヴェレンテが逆転候補。展開に紛れがあった場合、ハーキュリーズと、ペイシャフェリスにも一角崩しがある。☆中京11R「チャンピオンズカップ」(ダ1800メートル)◎14コパノリッキー○8ホッコータルマエ▲3クリソライト△11ワンダーアキュート、12ローマンレジェンド 本命に推したコパノリッキーは、今シーズンGI3勝、2着1回と充実ぶりは目を見張らせる。しかも、前走のJBクラシックはレコードで圧勝(0秒5差)と、底知れぬパワーを見せつけている。レースぶりも逃げ、差しで展開を問わないだけに、信頼度は高い。人気でも素直にこの馬から入るのが賢明だ。当面の相手は、ホッコータルマエ。幸騎手がもう1頭のお手馬、クリノスターオーとはかりにかけ、ホッコータルマエを選んだのを見ても勝負度合いは明らか。JBクラシックで1番人気(2着)を集めた、クリソライトの巻き返しも十分ある。実績からローマンレジェンドと、ワンダーアキュートも侮れない。阪神11R「タンザナイトS」(芝1400メートル)◎1プリムラブルガリス○6サトノルパン▲7オリービン△3フォーエバーマーク、5バクシンテイオー 休み明け2戦目で走り頃の、プリムラブルガリスが面白い。その前走12着は、久々と、初めての東京コースが合わなかったもの。着差も0秒6なら巻き返しは十分可能だ。今回はホームコースに戻り、本領発揮は間違いない。もともと、1400メートルは3勝を挙げている十八番の条件だし、勝利のお膳立ては整っている。差し切りが決まる。相手は、成長力に富んだ3歳馬サトノルパン。阪神でメンバー最多の5勝を挙げている、オリービンが逆転候補。連穴には、意外性を秘めたバクシンテイオーと、フォーエバーマークを抑える。☆阪神10R「境ステークス」(ダ1800メートル)◎11グレナディアーズ○4グレイスフルリープ▲16シュテルグランツ△8キクノソル、12メイショウイチオシ 夏を境に一皮むけた、グレナディアーズをイチ押し。休み明け+昇級緒戦の花園Sを0秒2差3着と好走し、一発でメドを立てたのがその証し。<3031>と、まだ底が割れていない3歳馬でプラスアルファは計りしれず、この点も強調材料。相手は、コース巧者のグレイスフルリープ。この2頭に迫るのは、2連勝中の上り馬シュテルグランツ。他では、キクノソルと、メイショウイチオシも展開次第では上位食い込みがありそう。※出馬表などのデータは、必ずJRA公式発表のものと照合し確認してください。
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レジャー 2014年12月06日 18時00分
チャンピオンズカップ(GI、中京ダート1800メートル、7日)藤川京子のクロスカウンター予想!
ジャパンカップダートJCDの変わり身となったチャンピオンズカップ。中京競馬場と場所を変えてのG1で、過去のデータとなると弱くなりますがギャンブルの法則も経験上5年で変るので丁度良いかもしれません。 近5年は、前走が4着までの馬がJCDの3着までに入っていました。今年は、場所と名前が変わったのでどうなることやらですがタイムデータ的には、1800m以上で好タイム実績のある馬達が有望なデータもあります。フォーキャスト関数の上位7頭の中から見ると1着になる可能性が高いのはインカンテーション、コパノリッキー、ワンダーアキュート、クリソライトです。勢いで見るとコパノリッキーとインカンテーションですが両馬とも1800m限定のタイムデータでは、インカンテーションの方が速いようです。しかし、一つ難点といえば前走のみやこSより1kg重くなっていますが乗り越えてくれると思います。(15)◎インカンテーション(14)○コパノリッキー(5)▲ワイドバッハ(8)△ホッコータルマエ(11)△ワンダーアキュート(12)△ローマンレジェンド(3)△クリソライトワイド (15)(14)(5)3連単1頭軸マルチ(15)-(14)(5)(8)(11)(12)(3)動画予想→http://youtu.be/6nPxPrxHYR8※出馬表などのデータは、必ずJRA公式発表のものと照合し確認してください。
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レジャー 2014年12月06日 18時00分
一発逆転! 仲町通のここが抜きどころ(12/7) チャンピオンズC
中京11R チャンピオンズC◎ホッコータルマエ 関東圏で施行されていた頃も含めて、これまでも関西馬の独壇場だった旧JCダートだが、今年は外国馬を除く15頭全てが栗東所属という見事さ! よくぞここまで偏るものだと感心すらしてしまう。 関東馬で記憶に残るのは中山で勝ったイーグルカフェくらいなもので、それも10年以上も前の事だ。「ダートの強豪は栗東で育つ」層の厚さも大したもので、G1/Jpn1の勝ち馬がぞろぞろいる。返せば、さほど力量差もないということか。当然ながら馬券の予想も難しく、10頭ボックスならなんとか的中馬券を手にできるかも…かなり弱気(笑)。 そうも言っておれないので近年の傾向から5〜6頭に絞りたい。 馬券に絡んだ馬のほとんどが、みやこS、JBCクラシック、武蔵野Sをステップにしている。しかも、同レースで好走した馬が勢いそのままにここでも好走する傾向にある。 みやこ組からインカンテーション、ナムラビクター、JBC組からコパノリッキー、クリソライト、ワンダーアキュート、ホッコータルマエ、武蔵野組からはワイドバッハが該当する。 この中では、3連勝中だが「上がり目」の点で? のインカンテーションと、展開が嵌った感のあるワイドバッハを割り引いて考える。その2頭をバッサリ切るかわりに、過去2年、みやこSから臨戦して4、13着と結果が出なかったローマンレジェンドを加えたい。エルムS以来4カ月半ぶりとなるが、間隔をあけた方が好結果につながってきた馬だけに、その点に注目する。3連複 ボックス(3)(4)(8)(11)(12)(14)<プロフィール>仲町通(なかまち・とおる)在京スポーツ紙の競馬記者として美浦・栗東トレセンに足を運ぶこと20年。厩舎関係者への綿密な取材の下、穴党として数多くの万馬券ヒットの実績を持つ。この春、フリーとして転身。本名非公開。※出馬表などのデータは、必ずJRA公式発表のものと照合し確認してください。
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スポーツ 2014年12月06日 18時00分
ブーイングを跳ね返せるか!? 大久保新監督の“プチ・チーム革命”
秋季キャンプを終え、大久保博元・新監督(47)は「百点満点!」と、その手応えを声高に言い切った。他球団と比べても、中身の濃いキャンプになったと思う。投内連係プレーをメインとしたサインプレー、実戦形式の中継プレーが目立ったが、単にその練習時間を長く割いたわけではない。個人練習から実戦形式に移り、サインプレーなどの組織野球へ。その流れを『1つのプログラム』を見れば、東北楽天ゴールデンイーグルスはそれを3往復した計算になる。コーチ人事がきちんと決まったのはキャンプ中盤(11月10日)。新体制が整っていない状況で、これだけのキャンプをやってのけたのだから、大久保監督は“タダモノ”ではないのかもしれない。 大久保監督が秋季キャンプを充実させた背景を探ってみた。 二軍監督、担当コーチなどを歴任し、チームや選手の状況を把握している。『内部昇格』という点では、東京ヤクルト・真中満、埼玉西武・田辺徳雄、広島東洋・緒方孝市の3人の新監督と同じだ。他球団の秋季キャンプを全て見たわけではないが、大久保楽天の秋季キャンプは、他の内部昇格監督のチームとも異なるのだ。 「一般論として、内部昇格で監督が決まったチームは秋季キャンプで特別なことをする必要がありません。選手も監督の性格が分かっているし、監督も選手の力量を分かっているので、秋季キャンプは『来季への調整』の意味合いが強くなります」(プロ野球解説者) それに対し、外部招聘で着任した新監督は『自身の考え』『野球スタイル』を伝えるため、ミーティングが長くなる。 大久保監督のキャンプは、外部招聘の指揮官に近い。練習プログラムは刷新とまでは言わないが、星野時代とは大きく異なる。まず、紅白戦が5試合も行われた。また、練習の意義、目的を明確にした。先の『個人プレーから実戦へ』の流れを日程で組み立てたことにより、選手も「なぜ、この練習をやったのか」を自ずと考えるようになった。それを3往復したわけだから、1回目の投内連携プレーでできなかったことを2巡目の『個人練習』で補い、2回目に臨もうとする。 言葉ではなく、練習で感じ取らせた“意識改革”ではないだろうか。 報道によれば、三木谷浩史オーナーの鶴の一声で大久保政権が誕生したという。立花陽三・球団社長が途中退場した就任会見も重なって、さらに“憶測”に拍車を掛けた。 大久保監督も就任会見(10月14日)で「受けるかどうか、迷った」とも話していたが、秋季キャンプを見る限り、来るべき日に備え、入念な準備をしていたと思われる。 「打撃コーチだった12年、大学教授を連れてきて選手全員の心拍数を計測しました。緊張の場合がいかにプレーに影響を及ぼすかを訴えていました」 先のチーム関係者がそう言う。 大学教授のもとを個人的に訪ね、心理学や運動生理学、栄養学などを学んできたそうだ。プロ野球の監督の大半は『輝かしい実績』を持つスタープレーヤーである。近年では実績ではなく、卓越した理論で指導者に選ばれるOBも増えてきたが、大久保監督は選手を納得させる理論を習得するため、影で努力してきたのかもしれない。 「コーチスタッフとのミーティングが長く、2時間近く議論を戦わせていた日もありました。話し合いの内容が来春のキャンプのことまで及び…」(前出・チーム関係者) オフの間、2月のキャンプメニュー(日程表)を選手に配布するそうだ。単に体を作って臨むのではなく、「どこで自分をアピールするか、予定を立てて来い」というメッセージだろう。 11月16日の紅白戦後、大久保監督は走者を背負いながらも2イニングを無失点に抑えた松井裕樹(19)を指し、来季のクローザー候補の1人と評した。 「補強次第」と前置きしていたが、その数日後、クローザーを務めたファルケンボーグの退団が発表された。松井のクローザー転向に関する是非はともかく、紅白戦を5試合も行ったのは、先入観を捨てて選手を見るためでもあった。 古巣西武を退団した経緯などから、大久保体制に批判的なファンも多いが、三木谷オーナーの「(監督を)やらせてみたい」なる言葉は気まぐれではなかったようだ。(スポーツライター・飯山満)
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社会 2014年12月06日 18時00分
NHK職員の不祥事相次ぐ 今度は技術部職員の男がラブホで17歳少女の金盗む
北海道警旭川東署は12月3日、出会い系サイトで知り合った17歳の少女から現金を盗んだとして、窃盗容疑で、NHK旭川放送局技術部の男性職員(27=旭川市大町)を逮捕した。 逮捕容疑は、9月30日午後4時40分〜同55分頃、同市永山2条1丁目のラブホテルで、市内の無職少女(17)のバッグに入っていた財布から、現金3万3000円を盗んだとしている。 同署によると、男は同日、出会い系サイトで知り合った少女と、自分の車でラブホテルに入った。少女がシャワーを浴びているすきに現金を盗み、ホテルの料金を支払って逃げた。 浴室から出た少女は現金がなくなっていることに気付き、110番通報した。防犯カメラの映像や携帯電話の通信履歴から、男の関与が浮上した。 調べに対し、男は容疑を認めており、「自分で使う金が欲しかった」などと供述している。 NHK広報局は、「職員が逮捕されたことは極めて遺憾です。関係者や視聴者の皆さまにお詫びいたします。事実関係を調べたうえで、厳正に対処します」としている。 NHK職員をめぐっては、11月9日、報道部の20代の女性記者が、社用の携帯電話を紛失したことを隠すために、東京都新宿区上落合2丁目の路上から、「自転車に乗った男に、肩にかけていたバッグを奪われた」と虚偽の110番通報をする不祥事があった。 つい最近では、NHK放送文化研究所の40代の職員が、同28日、神奈川県横浜市保土ケ谷区狩場町の国道1号で、酒を飲んで乗用車を運転したとして、道交法違反(酒気帯び運転)の疑いで、神奈川県警保土ケ谷署に現行犯逮捕されたばかり。 職員の不祥事が相次ぐNHKだが、いうまでもなく、国民が支払う受信料で成り立っており、職員の給与はそこから出ている。公共放送に携わっている自覚を、もっともってほしいものだ。(蔵元英二)
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レジャー 2014年12月06日 16時52分
【第48回ステイヤーズステークス】横山典騎乗のデスペラードが2連覇
競馬のマラソンレース(平地競争では最長)「第48回ステイヤーズステークス」(GII・芝3600メートル、6日中山競馬場15頭)は、道中好位4番手を進んだデスペラード(57キロ横山典弘騎手、単勝3番人気)が、最後の直線坂の途中で鋭く抜け出し、2着ファタモルガーナ(56キロ戸崎圭太騎手、単勝4番人気)を1/2馬身抑えて優勝。2連覇を達成した。3分47秒8。3着クリールカイザー(56キロ吉田豊騎手、単勝1番人気)1馬身3/4。単勝2番人気を集めたホッコーブレーヴ(56キロ田辺裕信騎手)は5着に終わった。 デスペラードは、父ネオユニヴァース、母マイネノエルの牡6歳馬(鹿毛)。馬主は市川義美氏。戦績=34戦9勝。主な勝ち鞍=重賞3勝目(13年ステイヤーズステークス、14年京都記念)。横山典騎手は5勝目(99年ペインテドブラック、01年エリモブライアン、08年エアジパング、13年デスペラード)、安達昭夫調教師は3勝目(03年チャクラ、13年デスペラード)。「配当」単勝(8)520円複勝(8)180円(12)210円(2)140円枠連(5)(7)700円ワイド(8)(12)690円(2)(8)430円(2)(12)460円馬連(8)(12)1830円馬単(8)(12)3650円3連複(2)(8)(12)2180円3連単(8)(12)(2)1万3910円*レース結果については、必ずJRA公式発表でご確認ください。
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スポーツ 2014年12月06日 15時00分
『兼任』の功罪 中畑監督を取り囲む旧ベイスターズOB
去る11月30日、中日OB会が開かれた。OB会長の木俣達彦氏(70)は谷繁元信・兼任監督(43)に、こうエールを送ったそうだ。 「あと27試合で野村(克也)さんの記録を抜いたら、監督一本で若い人を育てて、我々にいい夢を見させてほしい」 谷繁兼任監督が来季、野村氏の持つ『最多出場記録3017試合』を抜くのは“確実視”されている。この大先輩のエールに「何もありません…」に苦笑いしていたそうだが、選手・谷繁の成績は打率1割9分5厘、本塁打1、打点23まで落ち込んだ(91試合出場)。もっとも、選手一本だった13年の打率も2割1分6厘と低かったが、木俣会長はあえて「監督と現役選手を兼任する難しさ」を口にすることで、谷繁兼任監督を労っていたのだろう。 中畑清監督(60)も“兼任廃止”によるチーム改革に着手した。 DeNAベイスターズは、来季から進藤達哉・打撃兼作戦担当コーチが『ヘッドコーチ』に昇格する。それにともない、筆頭コーチだった馬場敏史・総合兼内野守備走塁コーチは、『総合』の肩書が外れ、内野守備走塁部門に専念することになった。 「馬場さんは三塁コーチャーも“兼任”していましたので、大変な負担でした。来季、チームがクライマックスシリーズに進出できるかどうかは、馬場さんに掛かっています。内野守備走塁部門をどう建て直すか…」(チーム関係者) 今季の失策116個はリーグワースト。二遊間の守備力に中畑監督は一抹の不安を持っており、『無駄な失点』を相手に与えないことも課題に挙げていた。 DeNAはすでに来季のコーチスタッフを発表しているが、14年との違いは一目瞭然である。一軍から兼任コーチがいなくなった。※14年コーチングスタッフ○馬場敏史・総合兼内野守備走塁コーチ○進藤達哉・打撃兼作戦担当コーチ○小池正晃・打撃コーチ○川村丈夫・投手コーチ○篠原貴之・投手コーチ○蓬莱昭彦・外野守備走塁コーチ○新沼慎二バッテリーコーチ●二宮至・二軍総合兼外野守備コーチ●岡本克道・二軍投手兼育成コーチ※15年コーチングスタッフ(一軍)○進藤達哉ヘッドコーチ○大村巌・打撃コーチ○坪井智哉・打撃コーチ○川村丈夫・投手コーチ○篠原貴之・投手コーチ○馬場敏史・内野守備走塁コーチ○小池正晃・外野守備走塁コーチ○新沼慎二バッテリーコーチ 7人体制だった14年と比べ、人数は1人しか増えていないが、コーチの担当セクションは明確になった(現役兼任コーチの三浦大輔は除く)。二軍監督だった大村を一軍打撃コーチに配置換えしたのは、桑原将志(21)、梶谷隆幸(26)、中畑監督の期待も大きい関根大気(19)など若手野手の性格や長所を知り尽くしているからだろう。前出のチーム関係者によれば、筒香嘉智(26)の覚醒は大村コーチの徹底指導によるものだという。外部招聘の坪井コーチは阪神、日本ハム、アメリカを渡り歩いた苦労人。コーチ経験はないが、日本ハム時代に大村コーチの指導を仰いでいるので問題はないだろう。 コーチの職域を明確にした目的は、「勝つ」こと。投手陣を建て直した川村、篠原の両投手コーチと新沼バッテリーコーチの3人に対する経営陣の信頼は厚い。進藤ヘッドコーチがその肩書通り、ベンチのまとめ役を務めることになるが、そうなると、主導権は旧ベイスターズOBが主導権を握る。その体制に、ファンはむしろ歓迎するだろう。 CS進出、優勝争いに食い込むという明確な目標も見えた。しかし、14年のDeNAには中畑監督のサポート役がいなかったようにも見えた。ベイスターズOBのコーチとは年齢が少し離れているせいか、もっとも話をしていたのは退団した蓬莱コーチ(57)だった。昇格した進藤、大村両コーチは選手とのパイプ役を口にしていたが、『指揮官との距離』も意識すべきだろう。(スポーツライター・飯山満)