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スポーツ 2010年12月14日 08時00分
「10年はやりたい!」松井が移籍交渉に求める絶対条件とは…
松井秀喜外野手(36)の代理人であるアーン・テレム氏が米ウインターミーティングの会場から姿を消した。米国人メディアによれば、「7日(現地時間)、早めに立ち去り、翌8日も会場入りが確認されていない」とのこと。この動きから察するに、松井の来シーズンの契約に見通しが立ったのではないだろうか。 「この時期、実績の有無に関わらず、代理人は担当選手の売り込みと交渉でウインターミーティングの会場を忙しく動き回っています。球団GMも同様です。テレム氏が売り込みをしないということは、交渉の具体的な約束を取り付けたのかもしれません」(前出・米メディアの1人) 別の見方もされている。松井に興味を示していた球団は多かったが、そのほとんどが交渉を求めていない。状況が芳しくないため、「代理人のテレム氏は作戦を練り直すため、一時的に引き上げたのではないのか?」というのだ。 松井は『左の指名打者タイプ』として、「比較的安値で獲得できるお手頃な選手」と位置づけられている。「左の大砲を必要としている球団」も少なくなく、松井の移籍先が決まるまで「さほど時間は掛からない」とも思われていた。しかし、 「アメリカで流れている情報では、松井が来季の契約先(球団)に望む条件がいくつかあり、それをクリアできないチームは交渉そのものを断られたようです」(前出・同)“安売りはしない”というわけか…。現地日本人メディアの1人もこう続ける。 「エンゼルスに残れるのなら残りたいというのが、第一希望だったようですね。我々の取材に対し、『優勝争いのできるチーム』、『自分を必要としてくれるチーム』と答えています。あまり関係ありませんが、松井夫人がロサンゼルス(エンゼルスの本拠地)での生活を気に入っているとも聞いています」 アスレチックス、ホワイトソックス、タイガース、ロイヤルズ、レイズ、オリオールズ、レンジャーズ。そして、可能性は低いがエンゼルス残留…。ここまで、さまざまな“移籍候補”が挙げられた。テレム氏が会場入りしなかったとされる8日、マリナーズとホワイトソックスは『別の指名打者選手』と契約してしまった。従って、この時点で指名打者タイプの選手をまだ探しているのは、オリオールズ、レンジャーズ、レイズだけ。「左打者に有利な本拠地球場なのは、レンジャーズの方」(前出・日本人メディア)だが、レンジャーズ側はまだアクションを起こしていない(10日時点)。レイズはかなり前向きだが、具体的な条件提示はまだされていない(同時点)。 「松井は複数年契約を求めているとの情報も聞かれました。30代半ばの指名打者タイプが複数年契約を取りにくいってことは本人も熟知しているはずですが」(前出・同) 松井は、代理人のアーン・テレム氏を始め、巨人時代の知人に「10年はアメリカでプレーしたい」と語ってきた。「来季から、あと2年」である。しかし、昨年の今ごろは「1年契約でも、自身のガンバリ次第で契約を延長できる」とも考えていたそうだ。それがエンゼルスとの1年契約を受け入れた要因にもなったが、実際は厳しかった。 「エンゼルスのマイク・ソーシア監督は指揮官として、2018年までの長期契約を保証されています。優勝争いから脱落した今季、ソーシア監督は早々に『来季以降を見据えた選手起用』にシフトチェンジし、そのため、松井もスタメンを外されました。松井はヒザの故障が完治したこと、打撃が上向きになってきたことをアピールしたかったのですが、ペナント後半での働き場所を奪われ、契約延長を勝ち取れませんでした」(前出・同) 「1年契約の危なさ」も痛感したようである。 複数年契約には悲観的にならざるを得ない。しかし、「優勝争いのできるチーム」との交渉が成功すれば、それは、実質2年契約を勝ち取ったのも同じことになる。 「優勝争いをするチームなら、ペナント後半戦で若手をテスト起用することはまず考えられません。つまり、松井側から出た『優勝争いの−』発言は、ペナントレース後半の出場機会を求めてのものです。そこで結果を残せば、『契約延長』も自ずと見えてくる」(前出・米メディアの1人) 「10年」の目標達成のため、今回の移籍交渉はより慎重に進めていく必要がありそうだ。「クリスマス前後に決まる」との見方もあるが、松井の交渉は年明けまで決まらない可能性も捨てきれない。
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芸能 2010年12月13日 19時00分
ブラッド&アンジェリーナ、ヨガで関係強化!!
ブラッド・ピットとアンジェリーナ・ジョリーの仲は、カップルのためのヨガで変化したという。 2人はインド人のヨガのグル、ラム・ラルジと一緒に、2人の関係に強調をもたらすためのレッスンを行なっている。 「2人は、シッダヨガを習い、グルから与えられた神々しい言葉を1日の始まりと終わりに繰り返しています」「それで2人の関係に変化が出始めました。2人は飲酒の量を減らしていて、口論もしていません」 ブラッドとアンジェリーナ以外にも、揃ってヨガを練習しているカップルがいる。先日デビッド、ヴィクトリア・ベッカム夫妻がこのリラックス方法に興味を持ち、定期的にレッスンを受けていることがわかった。 「ヴィクトリアとデビッドは、カップルのための1時間のパワーヨガ・クラスを週2回ほど受けています」「とてもゆったりとした体験です。ひたすら1つになることを学んでいます。ストレッチをして呼吸を整え、そして一体となって動作を行います。カップルには最良で、たぶん会話よりもいい方法ないでしょうか」「1年ほど前にクラスに通い始めたのですが、最近の自分達の雰囲気に本人たちも驚いています」
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芸能 2010年12月13日 19時00分
ヒュー・ローリー、つまらないオトコ
ヒュー・ローリーは楽しさが判らない。 妻ジョーとの間に3人の子供がいて、ドラマシリーズ『Dr. HOUSE』で大成功を収めたにも拘らず、どうして自分が不幸を常に感じているのか理由は不明だという。 「元々陽気な人間じゃない。どうしてかは分からないけど。いろんな治療法を試したけどね。ウォッカを飲んだりさ。効果はあるけど長くは続かない」「みんなは『楽しんで!』なんていうけど、楽しい、って何だい? 何だかさっぱり判らないよ。自分の人生の大部分で、みんなから『元気出せよ』なんていわれ続けてきたけどね。顔に何か問題でもあるのかも。でもこれが自分の顔だから仕方ないね」 『Dr. HOUSE』を撮影中の現在は、ビバリーヒルズの高級ホテルのフォー・シーズンズに滞在中のヒュー、撮影をしていない時もほとんど街を散策することはないという。 「LAでの生活はとにかく仕事だよ。サーフィンはしないし、ローラーブレードもヨガもしない。ただ仕事のみだね」
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芸能 2010年12月13日 19時00分
シエナ・ミラー「キーラが目標!」
シエナ・ミラーはキーラ・ナイトレイのような人生を送りたいと考えている。 ジュード・ロウと交際中のシエナは、『エッジ・オブ・ラブ』でキーラと共演したことがきっかけでお互いに友人となったが、キーラが恋人ルパート・フレンドと自宅で静かに過ごす生活に心酔している。 「キーラとルパートは、素晴らしい人生を送っているの。2人は読書をしたり、いろいろな話題について議論したり、友達のために料理でもてなしたりするわ」「それが私の求めている生活。あの2人がテレビを見ているかも謎だわね」「でも見かけに騙されないでね。イイ子ちゃんぶっているんだから。彼女はスゴイ愉快な人間なの」 キーラは自宅で過ごす時間が大好きで、キッチンで何時間もオーブンを使ってパンを焼いたり、自宅のための面白い小道具を探すため市場を歩き回ることが趣味だと語っていた。 「本当にオーブンで料理をする日があるのよ。ケーキとかパンを作ったりして」「家のためのものを探しに朝一番でマーケットに行くのが大好き。マーケットにはものが溢れているから。ラグ、テーブル、椅子、何でも手に入るわ」 またシエナは、キーラがとても分別があるので、25歳のキーラが自分より3歳も年下だという事実を常に忘れてしまうらしい。 「キーラはいつも年上に見えるし、私よりも賢いの」
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芸能 2010年12月13日 19時00分
ジェイク・ジレンホール、『ラブ・アンド・アザー・ドラッグス』好評公開中!
ジェイク・ジレンホールは、オリジナル脚本を執筆したいと考えている。 ジェイクは自分の俳優としてのキャリアがずっと成功するとは思わず、年を取った時のバックアップ計画をすでにプランニング中。 「これがいつまで続くんだろうっていつも考えている。それが俳優でいることの側面さ。自分より才能があったり、若い人間はいつもいるからね」「だけど脚本を書くのも好きさ。何年かしたらそれを強化すると思う。それを次の仕事として決めているわけじゃないけどね。多分、自分の為に何か書くんじゃないの」 ジェイクは、『ラブ・アンド・アザー・ドラッグス』でアン・ハサウェイ演じるパーキンソン病に侵された女性と恋に落ちるバイアグラのセールスマン役を演じた後に、笑いと感動がある映画があまりに少ないことに不服に感じて、自分のコメディを書こうと思ったらしい。 「笑えるけど感動的な場面のないコメディに飽き飽きさ」「この映画にはコメディの要素があるけどもっと深いものも持ち合わせているんだ。生きることの大変さをね」
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芸能 2010年12月13日 19時00分
ウィロウ・スミス、成功を楽しむアドバイス
ウィロウ・スミスへ、ジェイZとビヨンセ・ノウルズからのアドバイス。 ウィロウは、チャートの上位になった成功の甘美を楽しむよう同夫婦から教えられた。どのセレブからアドバイスをもらったかと聞かれたウィロウは、「ママ、パパ、ジェイZ、ビヨンセ。多分それくらいかな。みんな『楽しんで』っていうようなアドバイスをくれたの」 有名人の両親がいるにも拘らず、ウィロウは今でも他のセレブと会うことに興奮しているが、自分のアイドルに会う時は常に冷静さを維持しているのだという。 「レディ・ガガに会ったわ。最高」「うっとりしちゃったかって? あんまり。私はとってもクールだったわ。冷静を保っていたの」 ウィロウが唯一アドバイスを受け付けないのはファッションで、自分の着るものは全て自分で選ぶらしい。 「ありのままの私がいいの。自分の服は自分で選ぶわ。学生がパンクロックに遭遇したみたいにね」
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トレンド 2010年12月13日 18時00分
君もラインハルト様になれる!?「“映像配信”דアニレコ♪”」
アニメーション作品のストリーミング配信とアフレコ体験機能を合わせたエンターテイメントアプリ“映像配信”דアニレコ♪”シリーズに『銀河英雄伝説』が登場!(http://itunes.apple.com/jp/app/id401860719?mt=8) 正式アプリケーション名は「『銀河英雄伝説 本伝第I期』“映像配信”דアニレコ♪”」。 このシリーズはアニメ本編の視聴だけでなく、ユーザーが参加できる機能として、アフレコ体験コンテンツ「アニレコ♪」を搭載している。 「アニレコ♪」は、配信作品のワンシーンのアフレコ体験が出来る、ラインハルト等のキャラクターの音声がカットされており、セリフが字幕で表示される。そこにユーザーがiPhone(若しくはiPod touch)のマイクを使ってアフレコ。録音した自分の演技を再生して楽しむ事ができる。 録音したアフレコ映像はアプリ内においては保存・視聴可能だが、多媒体において再生・公開出来ないのがちょっと残念。 いずれ、アフレコの一般参加コンテスト形式でのイベント・キャンペーン等の展開が有ると面白そうである。 今回取り上げたのは『銀河英雄伝説 本伝第I期』。1話は無料で視聴でき、2話〜26話はストリーミング視聴権のパックをアプリ内課金販売、アプリ自体は無料でダウンロード可能、出来る仕様だ。 同シリーズでは他に『鉄腕アトム』や『ブラック・ジャック2004』を配信している他、近日『電脳コイル』のリリースを予定している。●アニメワールドHPhttp://www.anime-world.jp/(小野寺浩 山口敏太郎事務所)【参照】山口敏太郎公式ブログ「妖怪王」http://blog.goo.ne.jp/youkaiou
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スポーツ 2010年12月13日 16時00分
岩隈残留で案の定起こった星野楽天の内乱
楽天・渡辺直人の横浜への金銭トレードに対し、鉄平、草野、嶋が悔し涙を流し、チームリーダーの山崎が球団側へ一言物申す異常事態に陥っている。 「ボクも非常に寂しい。プロだから、トレードは仕方ないが、出すべき選手ではなかったと思う」と明言した山崎は、20日の契約更改交渉の席で「選手が迷うようなことは避けて欲しいとお願いする」という。 選手たちが渡辺の金銭トレードに猛反発しているのは、ポスティングシステム(入札制度)でのアスレチックス入りがご破算に終わったエース・岩隈の残留余波で、犠牲者になったととらえているからだ。岩隈がすんなりとアスレチックス入りしていれば、15億円もの落札金が楽天に入り、星野監督が推進している大補強の資金になるはずだったのだ。 岩村、松井という日本人メジャーリーガーコンビの三遊間誕生も、岩隈マネーをアテにした補強だった。ところが、「4年12億円」という契約条件に不満の岩隈が残留を決断。「岩隈の落札金15億円と来季の岩隈の年俸3億円、合計18億円の補強費が消えたようなものだ。球団側、星野監督はどうするんだ」という、今後の対応を不安視する声がチーム内外から噴出していた。そこへ渡辺の横浜への金銭トレードだ。 「岩村、松井のメジャー帰りコンビを取った後に補強費用が消えてしまったものだから、2人の控えに回る渡辺を出してすこしでも経費削減しようとしているのだろう。金銭トレードだから、入ってくるお金もある」。楽天ナインはこう考え、猛反発しているのだ。 今季年俸6000万円弱の渡辺だし、金銭トレードの額も知れているだろう。それでも消えた大補強資金用の岩隈マネーを少しでも埋めたい球団側は、なりふり構っていられないのだろう。 渡辺の次は誰が犠牲者になるかわからない。楽天ナインの悔し涙の裏には、そういった戦々恐々たる思いもあるはずだ。「星野のやり方は、お金をかけて選手を取ってくるだけや。選手を育てることができんからな。が、阪神では成功しても楽天ではどうかな。疑問やで」。こう真っ向から星野流大補強を否定しているのは、元監督で現在楽天名誉監督の野村克也氏だ。 渡辺は野村監督が育てた選手の1人だけに、星野監督に対する舌鋒はさらに厳しくなるだろう。阪神の時には、3年連続して最下位に終わった野村監督が解任され、後を受けた星野監督がリーグ優勝という間柄だったが、蜜月関係だった。 「ワシが3年かけて土台作りをしたから、阪神は優勝できたんや。赤星など育てたのもワシや」。野村氏がこう自画自賛しても、星野監督は勝者の余裕で「本当にそうやな。ノムさんが土台を作ってくれたことが大きかった」と野村氏礼賛を惜しまなかった。 が、今回はそうはいかない。それでなくとも就任4年目で2位になり、続投に固執していたのに、勇退させられ、名誉監督に棚上げされた野村氏は、今でも球団側に対する恨み辛みがある。しかも、星野監督が成功したら、野村遺産は全否定されてしまう。早くも星野バッシングをしているのも、自らのメンツがかかっているからだ。今回の渡辺放出によるチーム内乱は、野村氏にとって格好の星野攻撃の材料になる。 「まだまだ補強するぞ。これからは投手だ」と大号令を発していた星野監督の方も岩隈マネーが消え、神経をとがらせているだろう。野村毒ガス口撃に過剰反応するのは避けられない。星野監督vs野村名誉監督の全面対決に発展する恐れがある、今回の内乱。今後の成り行きから目を離せない。
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レジャー 2010年12月13日 15時30分
「渋井哲也の気ままに朝帰り」キャバクラ嬢と客の距離感の難しさ
「キャバクラ嬢に振り回されたい」。そんな欲求が私にはあります。なぜそう思うようになったのか。なかなか思い出せませんが、とあるキャバクラ嬢との経験がひとつの要因のような気がしています。 数年前、女子大生のキャバクラ嬢が新宿の中規模の店で働いていました。可愛さは特別ではありませんが、気遣いのスタンスが当時は私には合っていました。営業はそれほどしてきませんし、メールが着てもよくある営業メールでした。しかし、実際に会うと、そっけないメールとは違って、友達感覚、ときには疑似恋愛の相手にふさわしい振る舞いをしてくれました。ボデイータッチもしすぎず、ガッついていません。 一年くらいその嬢を指名していたためか、その嬢がどの大学に通っているのか、どこに住んでいるのかを知っていました。さすがに実際には確かめたことはないですが、事実だろうという確信をもてるような会話があったことを記憶しています。 その嬢の誕生日にも、当日は出勤ではないために、一日前にイベントがありましたが、スケジュールを合わせて他の客とできるだけかぶらない時間を聞き、その時間に入店したものです。プレゼンも安いものですが、あげました。高いものだと気を使わせてしまうだろうと思ったからで、ケチったわけではありません(笑)。 ただ、翌日、飲み過ぎてしまったためでしょうか、高熱が出て、二〜三日寝込んでしまいました。熱がさがらなかったので病院に行くと、急性腸炎だったのです。しばらく、お酒が飲めない状態が続きました。 そのとき、この嬢は心配してくれて、喫茶店で何度か御茶をしてくれました。他の店の嬢が「お酒が飲めなくても、お店で烏龍茶があるから、来ればいいじゃん」と営業の誘いをしていたのと比べれば、雲泥の差です。 もちろん、お茶自体が営業だとわかっています。しかし、「営業だとしても、たとえ暇だったとしても、私のために、わざわざプライベートの時間をつくってくれた」と思ってしまうほどです。 ある種の「特別」な感覚を抱くのはこの嬢が始めてではありません。そのため、舞い上がることはありませんでした。しかし、なぜか、この嬢のオーラに引きつけられるかのような感覚を抱き、お金がないときでも、通ってしまったのです。 ところが、ある日、彼女がその店を辞めてしまったのです。「もう会えないのか」。そう思っているときに、「そうだ、家は遠くないのだし、プライベートでもお茶したことあるから、またお茶くらいはできるかもしれない」という考えが頭に浮かびました。 そこでメールをしてみましたが、そっけなく「店を辞めた」くらいしか返事がありませんでした。それでも、気になったのか、彼女に電話をしてみました。電話にでましたが、やはり、そっけない対応に感じました。その反応で、「彼女はキャバクラや客との関係を切ろうとしているのだ」と推測しました。推測できたからこそ、それ以上、彼女と連絡を取るのをやめようと思ったのです。そして、彼女の連絡先をアドレス帳から消したのです。 この嬢とのやりとりは「振り回された」とは言えないかもしれない。しかし、まだキャバクラ遊びに慣れていないころの私にはとってはよい経験だったと思います。 この経験は、「キャバクラ嬢と客との関係は、たとえ、一時は良好な関係であっても、それはあくまでもその時だけ。店を辞めたら、良好な関係を維持したいかどうかは、人によって違う」ということをわからせてくれました。しかも、「良好な関係を維持したくない」という存在だったから、私はその後、キャバクラ嬢とのプライベートな関係を過度に期待しなくなりました。 きっと、多くの客たちは、程度の差はあれ、こうした経験をしているのだろうと思います。読者のみなさんは、どこでどう「学ぶ」のでしょうか。また、その体験を多くの“後輩”たちに伝えていくことで、夜の世界のルールでトラブルを回避できるのでしょう。また、そのルールのなかにあっても、恋人になる人や結婚に至る人たちも出てくるのでしょう。<プロフィール>渋井哲也(しぶい てつや)フリーライター。ノンフィクション作家。栃木県生まれ。若者の生きづらさ(自殺、自傷、依存など)をテーマに取材するほか、ケータイ・ネット利用、教育、サブカルチャー、性、風俗、キャバクラなどに関心を持つ。近刊に「実録・闇サイト事件簿」(幻冬舎新書)や「解決!学校クレーム “理不尽”保護者の実態と対応実践」(河出書房新社)。他に、「明日、自殺しませんか 男女7人ネット心中」(幻冬舎文庫)、「ウェブ恋愛」(ちくま新書)、「学校裏サイト」(晋遊舎新書)など。【記事提供】キャフー http://www.kyahoo.jp/
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トレンド 2010年12月13日 15時00分
大作家の伝説
ハイカラ文学の稲垣足穂と野坂昭如さんが酒の席ではあるが超ぶちゅうっとキスしている写真を見たとき、引いた。 でもこれが作家だ。無頼だ。(知らないが。) 孤独な境涯だった永井荷風は、浅草・ロック座の踊り子さんたちを愛し、通った。文化勲章受賞の日もロック座を訪れ、素っ裸の踊り子さん数人と一緒に満面の笑みを浮かべながら写っている新聞写真がある。 エロ系では、檀一雄が白眉だろう。だって関係ないかもしれないが、顔がけっこう普通なのである。それなのに不貞・放蕩を繰り返した作家だ。 吉行淳之介は、愛をテーマとするために娼婦のもとへ通いもした。うーん、無頼。 「生まれる事は屁と同じ」、と言ってはばからなかった深沢七郎は、作家を第一義としないことの実践だけのために、今川焼き屋をやっていた。(笑)元々が今川焼き屋でもなんでもないのにテコでも辞めなかったのである。 なんだかわけわからないながら、なぜかカッコいい気もしてしまうが、いかがだろうか。 美女伝説、というべき伝説もあろう。 有吉佐和子も金井美恵子も美少女。また、誰も彼もというわけにはいかないが、若い頃はやっぱり皆美少女である。笑っていいともを一時間番組ジャックしようとした(?)有吉氏のちゃめっ気は、無頼っぽさ満点のエピソードだろう。 太宰治は、芥川賞がほしくてほしくてしょうがなかったため、選考委員の佐藤春夫にかなりイタめ(?)の手紙を書いている。もう死ぬ直前だし、芥川賞ください、くれたらさらに書くのを頑張ります、的な内容だ…。 総じて、ちょっと意外な話も多い気がする。 最後になるが、性豪伝説は、いろいろすごい話を関係者から聞いたが、書けない。(笑)まあ、女性編集者好きの人は多かったようである。