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バレー日本代表・福澤選手「精神的に追い込まれる」フランスのコロナの実状明かす、アスリートが果たすべき役割も力説

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福澤達哉選手

 電機メーカー大手『パナソニック』が24日にオンラインで開催した「これからのスポーツどうするミーティング」に、2020年度バレーボール男子日本代表・福澤達哉選手(パリ・バレー)が登場。現在プレーしているフランスでのコロナ禍の現状を語った。

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 イベントには、アスリート・スポーツ関係者・スポーツファンの3者が集合。新型コロナ感染拡大で大きな影響を受けたスポーツ界の今後のあり方について、スポーツを「する」「観る」「支える」の3つの視点から議論を展開した。イベントには、ラグビー元日本代表・堀江翔太選手(パナソニック ワイルドナイツ)、陸上女子長距離・森田詩織選手(パナソニック エンジェルス)も登場した。

 2019-2020、2020-2021と2季連続で、Vリーグ1部『パナソニック パンサーズ』からフランス1部『パリ・バレー』にレンタル移籍している福澤選手。戦いの舞台であるフランスでは2020年11月からロックダウンが続いているといい、感染者数も「(同年)10月ぐらいの一番高い時で、フランス全土で1日8万人。ロックダウン以降も(1日)平均2万人ぐらいでなかなかそこからは落ちない」状況だという。

 フランス国内のリーグ戦についてはロックダウン以降は無観客で開催されているというが、序盤は各チームでコロナ陽性者が相次いだ影響で試合延期が頻発したとのこと。日程が圧迫されたことで今季予定されていたカップ戦も中止になったといい、「改めてコロナの状況の悪さを実感した」という。

 また、自身も感染リスク回避のため、自宅と練習会場の行き来しかできない生活を強いられているとのこと。オンとオフの切り替えが難しく、「精神的に追い込まれることも多かった」という。

 コロナ禍ではバレーをはじめ多くのスポーツが影響を受けているが、それでも福澤選手は「スポーツが持つ一番大きな力は、一体感を作り出せること。これは他のコンテンツにはない大きな強み」と、力強く話した。

 その上で、「今はコロナ禍でお互いが疑心暗鬼になったりとか、いろんなことを我慢してる状況。でも、この危機的状況をみんなで手を取り合って乗り越えていかないといけない」、「個々の繋がりが薄くなっている今だからこそ、一体感を作り出せるスポーツの力が必要になるんじゃないかなというのは強く感じている。我々アスリートはその一端を担っているという自覚を持って、これからもしっかり頑張っていかないといけない」と強調した。

「(人々の)共通の話題の一つにスポーツがなれればいいなと思います」という福澤選手。自身を含めた各アスリートはプレーを通じて、人々に力や一体感を与える存在にならなければといけないと語っていた。

文 / 柴田雅人

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