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20年前に廃墟となった家に侵入したYouTuberの動画が物議 不気味な光景が映る

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画像はイメージです

 ユーチューバーの32歳男性がイギリス・シュロップシャー州の農場にある、約20年前に廃墟となった家屋に侵入して撮影した動画が話題となっている。『Mirror』や『The Sun』が7月12日までに報じた。

 男性はいわゆる廃墟探検家で、これまでも廃墟を探索した動画をYouTube上に何本もアップしていた。今回の動画もその企画の一つだったようだ。男性がこの廃墟に侵入したのは4月のことだったという。

 『Mirror』によると今回男性が侵入した廃墟は、以前から窓が割れており男性はそこから中に入ったという。どのように廃墟に侵入していたのかは分かっていない。

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 夜の撮影だったため、ライトで照らさなければ周りは真っ暗だ。はっきりとは見えないが、廃墟の家屋以外に建物がある様子はない。もちろん人の気配もない。聞こえる音といえば、この男性と、一緒に探検に参加している女性の足音と声のみだ。

 男性が家屋に入ると、そこには多くの物品が残されていた。1930年代の児童書、古い家電製品の山、結婚式の日に撮影したような男女の写真などが動画に収められている。また台所にはやかん、キッチンカウンターの上には皿やミルク、ジャムが残されていた。男性はこれらの様子について「まるで家族が突然姿を消したかのように、食べ物やその他の生活用品が残されていて、本当に不思議な感じがした」と述べている。

 また、男性がトイレに入ると、まるで用を足しているかのように足を開いて便座の上に立てかけられた人形が見つかった。男性はこの光景を非常に不気味だと述べた。

 男性は、今回の探検を満足げに振り返り「個人的には歴史的な観点から見て、このような像を見るのはとても興味深いことだった」、「前の所有者が生涯をかけて収集し、保存してきたものを見ると、まさに時間と歴史の旅をしているようだった」とコメントしている。

 動画のコメント欄でも同様に「いろいろな時代のものが混在していてとても魅力的。この家には何世代も住んでいたのかもしれませんね」、「とってもクール!素晴らしい品物がたくさん残されているね」といった好意的なコメントが多く見受けられた。男性のYouTubeチャンネルの登録者数は現在約3800人。決して多くはないが、根強いファンが付いているのかもしれない。

 一方で、この話題を報じたニュースに対しては「人の家に侵入し、くだらない動画を撮影している不法侵入者がそろそろ起訴されるでしょうね」、「あの家は誰かの所有物です。この男性が起訴されることを願っています。彼は探検家ではなく、不法侵入の犯罪者です」など、厳しい声が多く寄せられた。確かに、他人の所有物を許可なく撮影し、ネット上に流す行為は責められて当然だろう。

 男性が投稿する動画は、ファンにとっては知的好奇心をくすぐる魅力的なコンテンツかもしれないが、そうでない人からすると無断で他人の家に侵入するという、非常識なコンテンツだといえよう。たとえ、一部の人から多くの注目を集められる動画であっても、モラルを欠いた行動は慎むべきだろう。

記事内の引用について
「Explorer discovers 'creepy' abandoned farmhouse with milk and jam still on table」(Mirrorより)
https://www.mirror.co.uk/news/weird-news/explorer-discovers-creepy-abandoned-farmhouse-24501129#comments-wrapper
「FROZEN IN TIME Explorer finds creepy farmhouse left to rot for 20 years with milk and jam still on table」(The Sunより)
https://www.thesun.co.uk/news/15542926/explorer-finds-abandoned-farmhouse-left-rotting-20-years/

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