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間寛平「引退を考えていた」 社長から任命され吉本新喜劇のGM就任、若手109人の育成係に!

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(前列左から)すっちー、間寛平、酒井藍(後列左から)太田芳伸、未知やすえ、ボンざわーるど

 お笑い芸人の間寛平が9日、都内で行われた「間寛平 吉本新喜劇 GM就任発表会見」に、新喜劇の座長であるすっちーと酒井藍、新喜劇に出演する未知やすえ、太田芳伸、ボンざわーるどと出席。新喜劇のGM就任を宣言した。

 間は昨年開催した「間寛平芸能生活50周年+1記念ツアー『いくつになってもあまえんぼう』」を評価され、今回、新喜劇のGMに就任。就任の経緯について問われると、「僕も吉本に入って今年で52年。50年の時に全国を新喜劇で回ろうとしていたんですけど、コロナでできなかった。去年『+1』の時に東京へ行ったら、社長が面白いって言ってくれて、会社の方に来てくれへんかと。奥さんも呼んでくれって。その場で『GMをお願いしたい』と言われた」と話す。

 就任依頼を受けた時は間自身も驚いたと言い、「『え!』ってなったんです。新喜劇にいる109人を育てて欲しいって言われて、『いや、社長、僕もまだ育っていないのに大丈夫ですか』って」とユーモアを交えて回顧。「今まで人を育てたことがないんです。弟子に来たのもほとんど育っていないんです。シベリア文太くらいかな。僕もこの年ですから引退を考えていたんです。でもこうして頼まれて、僕でも必要なのかと。そこまで言ってもらえるなら頑張ってみようかって。引き受けたわけです」と照れくさそうに振り返る。

 間は「嫁にも『あんた頑張り』って。『世話になったんやから』って。去年の6月くらいから月に2回くらい打ち合わせをして頑張っているところです。任してください。やります。大丈夫かと思われてるけどやりますよ。最近はずっと新喜劇を見ています。109人いてますけど、なかなか一人一人目が届かない。でも必ず大スターを作ります。もしダメなら僕のギャグを若手にあげます」と意気込み。

 「出たくても劇場に出れない人がたくさんいるので、まずはどこかに劇場を作りましょう。新喜劇劇場を作ってあげた方がいいと提案しました」と具体的な構想も明かす。10月10日に「新喜劇祭り」を開催することも報告し、「出演者は僕を入れた110人の中から人気投票で30人を選ぶ形にします」と話して目を輝かせた。

 すっちーは間の就任に、「寛平師匠はレジェンド。地球一周なんかもやってのける方。新喜劇という大きな船を、舵取りと言うか船長でやってくれる。船酔いはすると思うんですけど、我々が見たことがない島に連れて言ってくれそうな気がします」と期待を寄せる。酒井も「寛平師匠は会うたびに頑張ってるかって、頑張りやって。師匠はギャグの発想もすごいですけど、何より気配り目配りがすごい。みんなに対して平等な方。人生のこととか他のこともたくさん教えてもらいたい」と話していた。

(取材・文:名鹿祥史)

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