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中日・立浪監督、貧打にいよいよお手上げ? 主砲離脱で深刻化、波留コーチの『檄』も全く効果ナシ

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画像はイメージです

 中日ドラゴンズにまた一つ、暗いニュースが流れた。開幕から4番に座り、打線の軸を担っていたダヤン・ビシエドが左肩痛のため選手登録を抹消された。

 立浪和義監督の言葉によると、復帰時期については「そういう目安は今、全く分からない」という。長期離脱の可能性もあり、リーグ戦も再開後、仕切り直しのスタートを切った中日にとって大きな痛手だ。

 今シーズン、新指揮官のもと再出発を図った中日だったが、現在まで下位に沈んでいる。課題である打線の強化もままならず、チームは浮上のきっかけを掴めずにいる。

 チームの総得点数はリーグ最下位(202)、チーム本塁打もリーグ5位(37本)と貧打に喘ぐ中日にとって主砲の離脱はショッキングとも言える出来事だ。先月末には、若きスラッガー石川昂弥が左膝の負傷により長期離脱が発表されており、打線はさらに迫力を欠くことは必至だ(数字は6月22日現在のもの)。

 今季、中日にはネガティブな話題が続いている。

 チーム成績は5月上旬まで勝率5割付近を維持していたものの、交流戦開始前には借金生活に突入、現在も大きく黒星が先行したままだ。

 また、春先から立浪監督の采配を疑問視する声は後を絶たず、中村紀洋コーチの2軍への配置転換や根尾昂の投手転向は物議を醸した。

 交流戦の終盤では、今季の中日を象徴するかのような『事件』も。5月23日より1軍打撃コーチに昇格した波留敏夫コーチが交流戦最終戦の6月12日の日本ハム戦、円陣を組んだ選手たちを叱責、罵声とも置き換えられるような言葉を浴びせている。その様子は中継映像に映っていたこともあり、中日ファンからも失望の声が上がったほどだ。

 その交流戦、最後は6連敗で終え、そのうち完封負けが3度と、打線の不甲斐なさもあり選手へ強い『檄』を飛ばしたことは容易に想像できる。しかし、リーグ戦再開後の6月17日~22日の5試合では計14得点と、現在も『檄』の効果は現れておらず、波留コーチの行動は現在のチームを覆う雰囲気をさらに悪くしただけだったようにも感じられる。

 選手起用、コーチ陣の入れ替えなど、さまざまなテコ入れを図るも、「長打を打てる打者がいない」と立浪監督が嘆くほど貧打が続くドラゴンズ。主軸不在のまま、本格的な夏場の戦いを迎えようとしている。(佐藤文孝)

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