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大相撲、行司が足滑らせ転倒も称賛集まったワケ 「さすがプロ」場内どよめくも冷静さ失わず

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画像はイメージです

 22日に行われた大相撲7月場所13日目。十両・千代の国対十両・荒篤山の取組中に起こったハプニングがネット上で話題となっている。

 前日まで「7勝5敗」で勝ち越しがかかる千代の国と、「6勝6敗」で勝ち越しにリーチをかけたい荒篤山が激突したこの一番。お互いに立ち合いから両腕で顔や胸を突っ張り合う激しい相撲となったが、途中で荒篤山が西方向から向正面方向へ引きながら動いた。

 すると、荒篤山との接触を避けようと向正面方向から東方向へ動いた48歳の幕内格行司・式守鬼一郎が右足を滑らせ、正面方向へ前のめりに倒れるように転倒。場内から「あぁ~」とどよめきが起こった直後、右上手を得た千代の国が上手投げで荒篤山を地面にはわせ取組は決着した。

 >>大相撲、大関・貴景勝戦で行司に批判「引退レベルの失態」 不可解なタイミングの“待った”が物議、致命的ミスは前日にも<<

 場内を騒然とさせた行司の転倒を受けて、ネット上にも「力士の攻防に目がいってる中、突然行司が倒れてきたからビックリした」と驚きの声が上がったが、中には「足滑らせながらも、判定はきちっとしてたのはさすがプロって感じがした」、「物言いつく微妙な相撲をちゃんと見極めてたのは凄い」と千代の国の勝ちとした判断を称賛するコメントも少なからず見られた。

 「鬼一郎は転倒しながらも両力士から目線は外さず千代の国に軍配を上げましたが、この直後に勝負審判は上手投げの際、千代の国の左足つま先が俵を踏み越え土俵を割っていたのではと物言い。千代の国の後方で上手投げを見ていた鬼一郎は直前の転倒で体勢が不十分だったことに加え、位置的にも俵に隠れた千代の国の左足つま先はかなり見えづらかったと思われますが、協議の結果つま先は出ておらず行司軍配通りとなりました。ファンの間では思わぬハプニングに見舞われながらも、際どい相撲をきっちりと見極めたことへの称賛も上がっています」(相撲ライター)
 
 同戦に勝利したことで、7月場所では実に5年ぶりとなる勝ち越しを決めた千代の国。ただ、ファンの間では久しぶりの勝ち越し以上に、ハプニングを何とかカバーした鬼一郎の姿の方が印象的だったようだ。

文 / 柴田雅人

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