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逮捕に資金難、お蔵入りとなった日本映画 主演が突然引退した映画も?

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ビートたけし

 ビートたけしの新作映画『首』に、お蔵入り報道が出ている。『週刊新潮』(新潮社)ならびに同誌のウェブサイト「デイリー新潮」が報じたもので、KADOKAWAとたけし側で契約内容を巡ってトラブルが生じているという。新潮は実質的なお蔵入りと報じたが、たけしは連載を持つ『週刊ポスト』(小学館)のウェブサイト「NEWSポストセブン」で、トラブルの存在は認めたものの、「馬鹿なことを書いている」と批判している。

 映画には出演者、スタッフともに多くの人間が関わる。そのためトラブルも無数に生じ、一度も日の目を見ないまま、お蔵入りになってしまう作品もある。

 >>怒りのあまり収録放棄の出演者も、たけしもドン引き『TVタックル』での激論バトルは過去にも<<

 最もよく知られているのは、出演者の不祥事だろう。元俳優の新井浩文氏が主演を務めた2019年公開予定だった『善悪の屑』は、新井氏が強制性交容疑で逮捕され、公開中止となりお蔵入りに。2010年2月公開予定だった『だから俺達は、朝を待っていた』も、出演者の一人だった押尾学氏が前年に麻薬取締法違反容疑などで逮捕され、無期限公開延期となりお蔵入りしてしまった。

 映画には莫大な製作費もかかる。宮崎駿監督の『崖の上のポニョ』の主題歌などでも知られた大橋のぞみの主演映画『大好きなクツをはいたら』は、お蔵入りとなっている。当初は2012年3月、主演の大橋が中学校進学をきっかけに突如、芸能界を引退したためと言われたが、実際は資金の問題があったと言われる。2010年の夏に静岡県沼津市を中心に撮影を行い、2011年2月公開予定だったが、大口の出資者が辞退するなどトラブルが相次いだ形だ。映画は作れたとしても、その後の宣伝や配給にもお金がかかる。さらに、映画館での興行収入が手元に入るのはずっと後となるため、こうしたケースが起こる。

 前代未聞の例としては、モデルの会社が不祥事を起こしたケースもある。伊藤淳史主演で2019年公開予定だった作品も、お蔵入り作品となってしまった。アパート投資会社「TATERU」をモデルとした作品であり、伊藤のほかにも西村まさ彦など著名人も出演していた。ところが、この会社に顧客の預金データ改ざんなどの不祥事が発覚し、映画も連座するようにお蔵入りとなってしまった。

 こうして見ると、一つの映画作品を完成させ、公開にこぎつけるまでには莫大な労力が要るとわかるだろう。たけしの新作映画も良い方向へ行って欲しいものだ。

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