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中日・立浪監督、根尾をキャンプ二軍で鍛え直し? 先発としての球種・スタミナを不安視か

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根尾昂

 プロ野球・12球団監督会議が3年ぶりに開催された(1月18日)。昨年12月に就任した榊原定征・新コミッショナーの提議した「引き分け試合の是非」、「セ・リーグのDH制導入論」は興味深い内容ではあったが、中日・立浪和義監督に確認しなければならないことがあった。

 投手転向2年目を迎えた根尾昂についてだ。

 「同日、中日は2月キャンプの選手振り分けを発表しています。二遊間の新レギュラーを決めなければならないので、新人内野手の村松開人(明大)、田中幹也(亜大)が一軍スタートになったのは分かりますが、根尾が二軍スタートになるとは…」(地元メディア)

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 立浪監督とコーチスタッフは15日に集まり、キャンプの選手振り分けについて話し合っている。この時点で、ドラフト1位ルーキー・仲地礼亜(沖縄大)の二軍スタートなど一部情報が漏れ、立浪監督も、「ピッチャーの場合は、焦るとね」と、話していた。

 ケガ防止と調整を優先させたのだ。しかし、「投手・根尾」の二軍スタートの理由は、仲地とは異なるようだ。

 「仲地は一軍で使ってくると思います。いや、一軍戦力になってもらわなければ困ります。立浪監督は6人で先発ローテーションを回すつもり。でも、その6人の中には今年6月で37歳になる涌井秀章もいます。他にも故障者が出たら…」(プロ野球解説者)

 根尾も先発枠を争う一人だったはず。昨秋キャンプでもリリーフからの先発転向を視野に入れた練習を続けていた。

 前出のプロ野球解説者が「投手・根尾」をこう評する。

 「球種が少ないのが心配。あと、先発投手としてのスタミナや、ローテーションをこなしていく体力と回復力に疑問があります」

 昨季25試合に登板したが…。リリーバーとして通用することは証明できたが、立浪監督が求める「先発投手・根尾」にはまだ疑問が残るというわけだ。

 「まだまだ必要なことがたくさんある。去年は中継ぎでほとんど一軍にいたが、二軍でじっくりやって、良ければ」と立浪監督が言った。

 球団関係者や多くのメディアが、根尾の今オフの努力を認めていたが…。

 「根尾は入団1年目から投球練習をやってきたんです。当時は、『適性テスト』みたいなもので、投手としての及第点はもらえませんでした。でも、今後良くなりそうだとの声もあって、ブルペン投球だけは続けさせてきました。だから、立浪監督が『投手』に専念させると言った時、中日スタッフは驚かなかったんです」(関係者)

 12球団監督会議では、今季からルール変更されるパ・リーグのDH制の話題も出たそうだ。「先発投手兼DH」で出場し、降板後もDHとして試合に出続けることができる“通称・大谷ルール”に、NPBも変更される。

 日本ハムの新人・矢澤宏太(日体大)が二刀流としてやっていくそうだが、同会議に出席した監督の大半は、「恩恵を受ける当該選手がいない」と、さほど気に留めなかったという。

 セ・リーグがDH制導入を検討するかどうかは分からないが、根尾は“大谷ルールの適性”も秘めた選手である。まずは、先発投手として活躍してもらいたい。(スポーツライター・飯山満)

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