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ダイヤルQ2始祖の女帝とコウメ太夫のただならぬ関係とは

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コウメ太夫

 さまざまな風俗産業がアップグレードされている中、平成の初めに大旋風を巻き起こした1つに「ダイヤルQ2」がある。電話回線を利用した有料の情報提供サービス。利用者が所定の番号に電話をかけると、有料番組に繋がり、後日NTTより利用料が請求される仕組み。インターネット普及前、顔も名前も知らない相手とエロトークができ、フィーリングが合えば会う約束を取り付けることができる可能性もあることで、爆発的に大ヒットした一方で、現在のように「話し放題で〇〇円」という仕組みの導入前とあって、高額請求を食らう事案が相次いだ。

 この画期的産業に目を付けたのは、ある女性タレントだった。清水節子さんだ。70年代、深夜のお色気番組「11PM」(日本テレビ系)のセクシーレポーター。女優転向後はドキュメンタリー映画「ヨコハマメリー」などに出演しており、66歳の今でも根強いファンがいる。現在はジャズシンガーで、愛車はベンツだ。

 清水さんがQ2に着手したのは、タレント活動のかたわら、横浜でスナックを経営していた時。テレビで店の電話番号を載せると電話が鳴り止まず、回線がパンク。NTTからパンクを防ぐために回線を多く引いてほしいとアドバイスされたことで、通話を有料化するダイヤルQ2を思いついた。

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 テレフォンアポインターを500人雇って、「清水節子のテレフォンセックス相談」を開設するとボロ儲け。3分300円の電話料金で荒稼ぎして、またたく間に月収1億円超え。月に3000万円散財しても余ったという。

 清水さんには愛娘がいる。HARUKAZEだ。「ネバーギブアップ」という女性コンビ芸人で、女子プロレスラーとしても活動。本来なら、2本のギャラを合算しても生活するに足るほど稼いでいないはずだが、住んでいるのは1億2000万円の分譲マンションで、間取りは3LDK。ビル1棟と高級マンション3部屋を所有しており、総資産価値は25億円ほど。不動産業を営む父親から生前贈与されているのだ。

 そんなHARUKAZEの元カレが、コウメ太夫だ。白塗りの女形太夫のキャラのコウメが、ネタ番組「エンタの神様」(日テレ系)を機にブレイクしたのはおよそ20年前。番組終了後は仕事が激減して一発屋芸人の仲間入りを果たしたが、最近はV字回復。結婚、離婚、シングルファーザー、アパート経営などパーソナルな部分が注目された一方で、俳優としても大成。昨春は15分の短編ドラマシリーズ「星新一の不思議な不思議な短編ドラマ」(NHK BS)内の「逃走の道」でメインキャストに抜擢。今年はドラマ「紅さすライフ」(日テレ系)や映画「うかうかと終焉」への出演が決まっている。

 「HARUKAZEとコウメさんは真剣交際だったようですよ。2017年に交際が明らかになっており、当時のコウメさんは45歳。HARUKAZEさんは元グラビアタレントなのでプロポーションが抜群。ですが、写真週刊誌に2ショットが撮られた時はすでに別れていたそうです。今もともに独身のまま」

 もしも結婚していたら、義母が清水さんになっていたコウメ。一生安泰だったのに、逃がした魚は大きすぎて「チクショー!」と叫びたかったか。

(伊藤由華)

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