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退社者続出のオフィス北野、フリー芸人の道は厳しい? 事務所所属のメリット

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ビートたけし

 ビートたけしの独立騒動に揺れるオフィス北野から退社者が続出している。2018年3月いっぱいで退社したビートきよし、なべやかんに続き、今月に入り、お笑い芸人ではマッハスピード豪速球、マキタスポーツ、プチ鹿島、サンキュータツオと居島一平からなる米粒写経が退社を発表した。いずれも急な発表であり、新たな所属事務所は決まっていない。マッハスピード豪速球はフリー活動を宣言している。だが、芸人のフリーランス活動には厳しさも待ち受けている。

 「芸能人の仕事においては“バーター”と呼ばれる行為があります。これは大物芸能人を起用する代わりに、同じ事務所に所属する人間をセット売りするもの。青木さやかがネプチューンのバーターで売れたと自虐的に語っていましたが、自分をアピールできる場であるのは確かでしょう。青木はそこで実績を残し、知名度をあげブレークにつながりました」(放送作家)

もちろんフリーランスであっても、実力が認められれば活躍のチャンスはある。

 「2000年代のお笑いブームを牽引した『エンタの神様』(日本テレビ系)では、事務所のプッシュとは別に、番組のリサーチカメラを小さいライブまで入れて、見込みのある芸人がピックアップされました。所属に関係なく面白さが評価されたのです。さらに、90年代の『ボキャブラ天国』シリーズ(フジテレビ系)に出演していたMANZAI-Cも、携帯電話で仕事を受け、自ら伝票を切るフリーランス芸人として知られました」(前出・同)

 マッハスピード豪速球は、ライブに来た人に芸人が1000円を支払うライブを企画するなどユニークな活動で知られる。事務所の枠にとどまらない個性派芸人にとっては、フリー活動も一つの手段かもしれない。

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