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これから活躍が期待される2世お笑い芸人たち

 芸能界の2世ブームは、とどまるところを知らない。よしもとのベテラン芸人を父に持つタレントでは、明石家さんまの愛娘・IMALUが有名だ。いっぽうで、芸人の道に進み、よしもとに在籍する者もいる。全国的な知名度はない、そんなピン芸人たちを紹介しよう。

 生まれ育った関西では、抜群の知名度とコネクションを誇るのは、月亭八光(はちみつ)。父は、落語家・月亭八方だ。レギュラー&準レギュラーを合計すると、関西ローカルながらも週に7〜8本のテレビ番組に出演。これは、昨年、日本一テレビに出たと報じられたバナナマン・設楽統に匹敵する多さだ。

 出生時から、「八方の息子」としてメディアに出まくり。大人になり、父と同じ落語家の道に進んだときは、その成長過程を見守ってきた関西人がこぞって、応援したものだ。現在は、2児の父。元モデルの妻も、最近はテレビに出る。

 昨年、もっとも荒い芸を持つパフォーマーを決定するトーナメント「あら-1」で優勝したのは、無名の女性ピン芸人・バターぬりえ。父は、村上ショージだったことを、のちに明かした。当時で芸歴1年。23歳。芸人らしい活動はゼロに等しく、まさに荒々しさが武器。父は、“すべり芸”がモットー。愛娘も、この遺伝子を継承するのだろうか…。

 最後に紹介するのは、Hey!Say!JUMPのメインボーカルである山田涼介にそっくりな、イケメンピン芸人の光永(ひなた)。といっても、彼女は女。父は、千原兄弟などと同世代にあたる漫才コンビ、ケツカッチンの高山トモヒロだ。短髪でボーイッシュな、現役女子大生。現在は、若手芸人が中心に出演する東京・渋谷のよしもと∞ホールが、主な活動拠点だ。

 関西在住のバター、東京に越してきた光永。いつか、“関西の星”八光のように、引っ張りだこになってくれることを願うばかりだ。(伊藤由華)

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