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中山記念 美浦黄門・橋本記者がエアシェイディの伊藤正調教師を直撃

 2回中山競馬のオープニングを飾るのは、「第83回中山記念」(GII、芝1800メートル、3月1日)。伝統の一戦にその名を刻むのは、果たしてどの馬か。美浦黄門こと、本紙・橋本千春記者は、このレース4度目の挑戦となるあくなきチャレンジャー、エアシェイディに注目。「8歳になって充実期を迎えた」と語る伊藤正調教師を直撃した。

 −−2連覇がかかっていたAJCCは、同厩馬のネヴァブションに阻止(2着)されました。振り返ってください。
 伊藤正調教師「1着同着がよかったけどね(笑)。レースは前半の流れが遅く前に行った馬が残る展開だったし、後ろの馬のことを考えると自分からは動きづらかった。結果は2着に終わったが、内容は悪くなかったと思いますよ」

 −−追い切り(美浦坂路800メートル49秒2)の感想をお願いします。
 伊藤正師「先週、負荷をかけた強いケイコを消化しているので、やりすぎないように注意した。状態は昨年の秋口から好調ゾーンに入り、高いレベルで安定している」

 −−明けて8歳になりましたが、年齢的な衰えは感じられないですね。
 伊藤正師「8歳を迎えて、ようやく充実期を迎えた感じだね。普通は5、6歳で充実期を迎えるが、この馬はたび重なる骨折で休養期間が長かったから、ほかより2年遅くなった」

 −−中山記念は通算4度目。過去3年は(4)(2)(3)着と惜しいレースが続いてます。
 伊藤正師「勝ちみに遅いのは、母(エアデジャヴー)譲りだね。でも、(直線で)競り合いに持ち込んだ時は負けていないので、自分の型にハマればチャンスは十分ある。千八から二千(合計5勝)がベストだし、大いに期待してます」

 −−最後に意気込みをお願いします。
 伊藤正師「春はこのレースを目標にベストを尽くしてきたので、ぜひ、結果を出したい。応援してください」

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