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【雅道のサブカル見聞録】アオシマがプラモ業界でヒットを生み出すヒミツ

 青島文化教材社(略称アオシマ)といえば、静岡市に本社を置く大手プラモデル会社。同社は最近、ゲームやアニメのキャラクターを用いたフィギュアやぬいぐるみなど、キャラクター玩具の販売にも力を入れている。プラモデルの方でも痛車の人気に着目し、いち早くキット化に踏み切り、さらには『けいおん!!』のキャラを使用した“痛団地”なる奇妙なキットや芳香剤を発売した例も。そして、小惑星探査機、“はやぶさ”を同社がキット化しヒット。一体アオシマはどんな基準でキャラクター商品を発売しているのだろうか、気になるところである。

 アオシマの広報担当者は「版権キャラモノの商品化は結構自由な発想で論議が交わされ、突発的な思いつきで商品化されることも多い」と話す。「春ちゃんと冬将軍のキャラもネットで人気だからいけるだろうという理由で決まりました」と『NHKニュースウォッチ9』で有名な、気象情報コーナーのマスコットキャラの“春ちゃん”“冬将軍”のぬいぐるみ化の理由を語ってくれた。

 では、同じく商品化予定のある『とある魔術の禁書目録』のキャラの選定はどういう判断なのだろうか。普通の発想で商品化に踏み切るのであれば、主人公の上条当麻、影が薄いが一応ヒロインのインデックス、準ヒロインの御坂美琴となるところを、上記のインデクス以外はミサカシスターズ、一方通行(アクセラレータ)という謎チョイス。いくらなんでも冒険しすぎなラインナップではないか…。その点を聞いてみると、「企画立案者がミサカシスターズと一方通行好きだったのでその熱意に押されて商品化にゴーがでた」とのこと。企画者がミサカシスターズを2万体並べた風景を見たいがためにこの企画を通したのだとすれば、その熱意には感動すら覚える。昔から暴走族車両をキット化してみたり、シュールな合体ロボットキット発売したりして、ネタにされることの多かったアオシマだが、版権モノの商品展開を重視しても、そのユニークな発想を重視する姿勢は失われていないようだ。

 「大きな声では言えませんが、売れなかったものだってあります。でも、はやぶさのように出してみたら大ヒットという例も沢山あるので、なんでも出してみることは大事です」と誇らしげに言った広報担当者の言葉を象徴するように、11月4日にははやぶさを擬人化したフィギュア“はやぶさたん”を、11月下旬には戦艦でも豪華客船ではなくマグロ漁船のプラモデルの発売を予定。年末商戦に向けてアオシマはさらにネタ路線を突き進んでいるようだ。(斎藤雅道)

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