プロ野球
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スポーツ 2020年07月17日 11時45分
阪神、藤川不在でも復調は濃厚? 各球団のクローザーに明暗、原因は登板過多だけではない?
矢野阪神がヤクルトに逆転勝ちし、4カード連続の勝ち越しを決めた。その7月16日のヒーローは勝ち越し2ランを含む4打点の福留孝介だが、今後のペナントレースを好転してくれそうなキーマンはほかにいた。故障離脱の藤川球児に代わって、クローザーになったロベルト・スアレスだ。 関西地区で活動しているプロ野球解説者が「トラ救援陣」について、こう説明する。 「矢野燿大監督は藤川をクローザーで使う予定でした。今年40歳になる年齢も考慮し、途中で休ませる時期も設けなければなりません。頼りになるセットアッパー、藤川のリフレッシュ休暇中の代役クローザーとして、スアレスを獲得しました」 スアレスは2016年にソフトバンク入りしたが、トミー・ジョン手術を受けた影響で近年は精彩を欠いていた。ようやく、本来の調子を取り戻したのか、同日の登板も150キロ台後半のストレートを連発させていた。しかも、試合後、こんなコメントも発していた。 「今日はセーブのつく場面(での登板)だったから、楽しんで、チャンスを生かそうと思って投げたよ」 今季、クローザーが本調子ではないチームが少なくないのだ。広島のスコットは不振で二軍落ち、巨人・デラロサも早くも故障で戦線を離脱してしまった。それだけではない。(以下成績=同時点)※DeNA 山崎 0勝1敗6S 防御率4・70ソフトバンク 森 0勝1敗3S防御率3・12千葉ロッテ 益田0勝1敗7S防御率3・27東京ヤクルト石山1勝1敗4S防御率4・22阪神 藤川 0勝2敗2S 防御率15・75※ 東北楽天、埼玉西武などクローザーが好調なチームもある。しかし、クローザーの不振は「逆転サヨナラ」の楽しみを増やすかもしれないが、これだけ揃って不振だと、何か他に原因があるかもしれない。 >>元阪神・下柳氏、藤川の“異変”を指摘「全然らしくなかった」 降格前に感じた右肩故障の予兆とは<< 真っ先に考えられる原因は昨季までの登板過多による勤続疲労だが…。 「無観客試合が影響しているのかもしれません。今、各球場とも上限付きでの入場が許されましたが、大きな声を上げるのはNGとされており、球場がシーンとしています。クローザーのモチベーションのせいではないか」(ベテラン記者) 昨季まで、クローザーがアナウンスされるのと同時に球場全体が盛り上がっていた。今季はそれがない。 「そもそも、今季はオリンピックイヤーだったので、例年よりも約1週間早い開幕が予定されていました。2月のキャンプも体力強化の週を飛ばして、いきなり実戦に近い練習となりました。その分、選手たちは自主トレ期間を長くして調整していましたが、加えて新型コロナ禍でペナントレースのスタートが約3か月も遅延してしまいました」(前出・プロ野球解説者) スケジュールがメチャクチャになり、特に投手陣は精神的にも疲れているのだろう。 12球団のチーム防御率を見てみると、4点台が9球団もある。クローザーは「1球の失投」が命取りになるので、先発投手よりも不振が分かりやすい。その意味では、好調で投げることにも飢えていたスアレスのいる阪神が息を吹き返してくるのではないだろうか。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2020年07月16日 19時30分
DeNA・ラミレス監督に「勝つ気無いのか」ファン激怒 チャンスを潰した強攻策、真中元監督・谷沢氏からも疑問の声
15日に行われたDeNA対中日の一戦。この試合でDeNA・ラミレス監督が見せた采配が、ネット上のDeNAファンの間で物議を醸している。 >>DeNA・ラミレス監督がまさかの奇策!与田監督とはくっきりと明暗?サヨナラ勝ちを呼び込んだ“代打ウィーランド”<< 問題となったのは、「0-2」とDeNA2点ビハインドの5回表。この回、DeNAは1死から戸柱恭孝、倉本寿彦の連続ヒットで一、二塁のチャンスを作ったところで、投手・濵口遥大が打席に。2点差で負けているという状況を考えると代打、もしくはバントで2死二、三塁にして次打者の梶谷隆幸に託すのがセオリーの場面だった。 ところが、ラミレス監督は濵口に代打を出さず、バントもさせないまま打たせるという強攻策を選択。この結果濵口は空振り三振に終わり、次打者の梶谷もセンターフライに倒れ無得点。この拙攻も響き、DeNAは「1-2」で試合を落とす結果となった。 同日に放送された『プロ野球ニュース 2020』(フジテレビONE)では、番組に出演した元ヤクルト監督・真中満氏や元中日・谷沢健一氏らOBがラミレス監督の采配に疑問を呈している。番組内で谷沢氏は「(ラミレス監督の意図は)ちょっとよく分からないけど、セオリー外(の采配)だよね」、真中氏も「この場面は『どうしたのかな?』と気になった(場面だった)」とそれぞれコメントしている。 セオリーから外れた強攻策を受けて、ネット上にも「同点・逆転のチャンスだったのに何でそのまま打たせたんだ」、「代打やバントを仕掛けて失敗ならまだ納得できたが、何もせずチャンスを潰したから納得できない」、「せっかくの好機で変な策に走るなよ、勝つ気ないのか」といった反発の声が多数寄せられている。 同時に、「その前で濵口がヒット打ってたから、この調子ならいけるって思っちゃったんじゃないか」、「濵口は4回裏までで球数79球だったから、続投させるために代打は出さない選択をしたのでは」といった、強攻策の理由を推測するコメントも複数見受けられた。 「同戦の濵口は3回表の第1打席で、センター前にヒットを放っています。この第1打席の結果や回がまだ5回だったという点を踏まえ、ラミレス監督が濵口を打たせる決断を下したのではと考えるファンは少なくないようです。ただ、第1打席のヒットが今シーズン初ヒットだった濵口をそのまま打たせるよりは、大和(打率.306)、柴田(竜拓/同.286)といった選手を代打にした方が得点の可能性が高かったことは明白。5回以降もまだ続投させたかったということなら、手堅くバントでも良かったのではと思いますが…」(野球ライター) 試合後の報道では、強攻策についてのラミレス監督のコメントは特に伝えられていない。納得できないファンも多く見受けられた同戦での采配だが、果たして何が狙いだったのだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年07月16日 17時30分
遂にDeNAファンにお目見え! 完成した“ニュー横浜スタジアム”は更に魅力的に変貌!
2017年から2020年にかけて段階的に進められていた横浜スタジアムの大規模な増築、改装工事。本来ならば3月のオープン戦で華々しくお披露目される予定だったが、新型コロナウイルスの影響で無観客試合が続き、約4か月遅れの7月17日の巨人戦(完売)から、遂にファンも足を踏み入れられる運びとなった。 完成した横浜スタジアムは、大きく4エリアの新設を行った。 まず、関内駅方面から横浜公園に入ると、レンガ作りの大きな建物が目に入る。これが新設された「レフトウィング席」の外観で、このエリアには新たに2,812人の収容が可能。横浜スタジアム全体ではプロ野球開催時に最大34,046人の収容人数となる。最上部は地上31メートルで、ライトウィング席や、個室観覧席と同じ高さ。ブルーのキレイなシートは広さ十分でグラウンド全体を見渡せると共に、外に目を向けると関内駅など横浜の中心地が見渡せる心地よいエリアとなっている。 そのレフトウィング席の3階には、本格中華を提供する「濱星樓(はますたろう)」がオープン。横浜中華街発展会共同組合が監修した、麻婆豆腐、エビチリ、海鮮あんかけ焼きそば、春巻、肉まん、マンゴー杏仁プリンを提供する。昨年オープンしたライトウィングには、横浜名物崎陽軒の「シウマイBAR」が、他にも球団オリジナルの「ベイ餃子」もラインナップされているので、中華の食べ比べも楽しめそうだ。 また、昨年までは内野の外周までだった「Yデッキ」が外野まで拡張。これによりスタジアムの外周約600メートルを回遊する事が可能となり、場内コンコースの混雑緩和をはかる。その「Yデッキ」のセンターバックスクリーンの左右2箇所に「DREAM GATE STAND」も新設。ファンに好評のバックスクリーン下にある「DREAM GATE」と合わせて、より一層野球を身近に感じられるスポットが増えた。もう既に運用されているが、試合のない日には「Yデッキ」を横浜公園の通路として開放。市民の散歩やランニングなどにも活用され、公園の魅力もアップした。 こちらも既に運用されているが、昨年まで「BAYSTORE GAIYA」として運用されていたグッズショップが移転し、「BAYSTORE PARK」としてオープン。これらのエリアの新設で大規模改修は完了となった。 明治7年(1874年)に居留外国人用のクリケット場として着工、ルー・ゲーリック・メモリアル・スタジアム、平和野球場と名を変えてきた歴史ある球場が、より魅力的なボールパークに変貌を遂げた。“ニューハマスタ”は満員のファンの熱を包み込む準備を整え、まずは5000人の観客を受け入れる。取材・文・写真 / 萩原孝弘
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スポーツ 2020年07月16日 17時00分
広島・會澤のタックルで審判が転倒!「退場レベルのプレー」ファンからは賛否、「ヤクルト戦でもやってた」と指摘も
15日に行われた広島対巨人の一戦。この試合に「6番・捕手」でスタメン出場した広島・會澤翼のプレーが、ネット上のプロ野球ファンの間で物議を醸している。 >>広島対中日戦、死球の応酬で警告試合に「何当てとんじゃボケコラァ!」一触即発の険悪ムードにファンもピリピリ<< 問題となったのは、「0-5」と広島5点ビハインドの6回表に飛び出たプレー。この回、広島は2番手・島内颯太郎が巨人先頭の陽岱鋼に四球を与え無死一塁に。ここで迎えた巨人・炭谷銀仁朗が、バックネット方向へフライを打ち上げた。 すると、このフライを追うため背後に走り出した會澤が、進行方向に立っていた審判を押しのけるようにタックル。突き飛ばされた審判は転倒したが、會澤は目もくれずフライを追っていった。 フライがスタンドに入りファールとなった後、會澤はすぐに審判の元に駆け寄り謝罪。審判も「気にするな」と言わんばかりに會澤の肩をポンポンとたたき、試合は特に支障なく続行された。 このプレーを受け、ネット上のプロ野球ファンの間では「いくら邪魔とはいえあそこまで突き飛ばす必要は無かっただろ」、「退場レベルのプレー、暴力行為ととられても文句言えないくらいのぶつかり方だった」といった批判が挙がったが、「懸命に追った結果だからこれは仕方ない」、「今のは審判が悪いな、フライ上がった瞬間にすぐに横に避けないと」といった擁護の声も寄せられた。 一方、「會澤はこの間のヤクルト戦でも打者を突き飛ばしてただろ」、「先日のヤクルト戦といい今日といいプレーが荒すぎる」といった、ヤクルトを絡めたコメントも複数見受けられた。 「一部ファンがヤクルトの名を挙げているのは、1日・ヤクルト戦での會澤のプレーが理由だと思われます。會澤は同戦の4回裏、ヤクルト・古賀優大が仕掛けたバントを処理する際、打席内の古賀の顔面を左ひじで押しのけながら打球を捕球しています。この時にもネット上には『さっさと一塁に走らない古賀が悪い』、『押しのける動作は絶対に必要なかった、怪我したらどうするんだ』といった賛否の声が数多く寄せられました。今シーズン以前には見られなかったようなプレーが連続したため、今回も波紋を呼ぶ形になったようです」(野球ライター) プロ野球の試合では1つのアウトが勝敗を分けることも珍しくないため、會澤が必死でアウトを取りにいくのは当然。ただ、中には周囲に怪我をさせる危険性があると反感を抱いているファンもいるようだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年07月16日 11時30分
広島、“お得意様”巨人と立場逆転?「何か打開策を練らないと」首脳陣が危機感を募らせるワケは
試合後に出た言葉に、取材陣は驚きを隠せなかったそうだ。マツダスタジアムで行われた巨人戦で、広島は大量12点を奪われ、大敗した(15日)。打線も巨人・戸郷の前に沈黙し、9回にようやく鈴木誠也の一発が出て、完封負けを逃れる始末…。朝山東洋・打撃コーチは戸郷相手に続けて敗北を喫したことを聞かれ、こう答えた。 「何か、打開策を練らないと。僕らが違う方面から対策やアドバイスができれば」 近年、広島は巨人戦に勝ち越してきた。巨人が優勝した昨季も14勝10敗1分けと勝ち越し、前年覇者の意地を見せている。だが、今季の両チームの対戦はここまで、広島の1勝3敗1分け。広島サイドから“苦手発言”が出たようにその立場は逆転しつつある。 「戸郷は広島戦に2試合先発し、2勝。北村、ウィーラーも広島投手陣との相性が良く、4番の岡本は広島戦に2試合続けて本塁打を放っています」(スポーツ紙記者) もっとも、広島に詳しいプロ野球解説者によれば、同日先発のK・ジョンソンは「雨天になると、極端にピッチング内容が悪くなる」という。また、試合前のことだ。チームの精神的支柱でもあるベテラン・石原慶幸捕手の二軍降格が発表された。佐々岡真司監督は「下(二軍)で試合に出てもらう」と、降格理由を説明していた。石原は試合にほとんど出ていない。実戦感覚を失わないための措置としていたが、 「石原はK・ジョンソンと息が合うんです。打撃力のある會澤捕手をスタメンから外すのはコワイですが、同日、K・ジョンソンをリードさせる選択肢もあったはず」(前出・プロ野球解説者) との指摘も聞かれた。 K・ジョンソンが苦手な雨、相性の良い石原の二軍降格と、不運も重なったようだが、今季の広島は明らかに様相が違う。 「20試合を経過し、広島はチーム全体でまだセーブポイントが『1』しかありません。救援陣の活躍を示すHPも『9』。東京ヤクルトはすでに『33』もカウントしているのに」(前出・同) 投手陣、それもリリーフ陣の不調が影響しているようだ。 「佐々岡監督はリリーフ陣の配置替えを含め、まだ色々とテストをしているようですね」(球界関係者) セーブポイント、つまり、クローザーの話だが、開幕からそのポジションを任されたスコットは救援失敗が続き、二軍落ちした。佐々岡監督がその代役クローザーに、昨季トレード加入した菊池保則を“大抜てき”した。 「菊池はプロ13年目。主にリリーフでやってきましたが、通算でセーブを挙げたことがありません。佐々岡監督は現役時代にリリーフも経験しているので、適任かどうかを見定める目は確かです。でも、一番驚いていたのは菊池でした」(前出・スポーツ紙記者) その菊池がプロ初、そして、現時点でチーム唯一のセーブポイントを挙げたわけだが、手厳しい意見も聞かれた。 「スコットの二軍降格は7月3日。菊池にクローザーを通達したのは、7日でした」(前出・関係者) スコットを降格させた翌4日、5日だが、広島は矢野阪神に連敗を喫した。6日は予備日だったものの雨天中止、7日も雨天中止だった。「新クローザー・菊池」が登板したのは翌8日だった。佐々岡監督は手探り状態での投手継投を続けている。救援陣が不安定なので、広島ナインも先取点を取られた時点で浮足立ってしまうのだろう。一日も早く“勝利の方程式”を完成させなければ、首位巨人とのゲーム差は縮まらないだろう。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2020年07月15日 21時30分
ヤクルト・山田、今のままでは二軍落ちも?「前に泳がされて崩される」元楽天監督・田尾氏が不振の原因を指摘
元楽天監督で野球解説者の田尾安志氏が14日、自身の公式ユーチューブチャンネルに動画を投稿。ヤクルト・山田哲人の不調を解説した。 今回の動画で田尾氏は、同日のヤクルト対阪神戦について複数選手の名を挙げながら解説。その中で今シーズン「.211・4本・16打点・16安打」と打撃不振に苦しむ山田についても言及した。 前カードの巨人戦(10~12日/10日は雨天中止)も含めて山田の打撃を注視したが、「全く(復調の)兆しが見えない」という田尾氏。「ボールを呼び込んでドンっと振る、右足を軸にしてバシッと振るという感じではなく、前に泳がされて崩される打席が多い」と軸足に体重が乗らず、前のめりなスイングになっていることが原因でタイミングが合わなくなっていると指摘した。 >>ヤクルト・高津監督、最下位予想から一転「台風の目」に!評価急上昇の裏にノムさん仕込みの采配か<< 田尾氏は続けて、「自分の経験から言うと、こういう時はバットの先や面がレフト(方向)を向くことが多い」とコメント。その上で、「もう少し(バットの先や)面を右中間に(向けた方がいい)」、「(山田のような)ホームランバッターの場合はライト前(を狙うん)じゃダメで、ライトオーバーやホームランを狙っていく(方がいい)」と、逆方向への長打を意識すべきとアドバイスした。 田尾氏によると、打撃不振の打者は往々にして打ちにいく気持ちが強すぎるあまり、ボールを十分に引き付けないままスイングしているとのこと。逆方向への長打を意識すればボールを体の近くに呼び込みやすくなるとしたが、「右足の膝小僧が投手の方を向いた時点でもうホームランは打てない」と、足の使い方が悪ければ体が早く開きすぎてしまうとも口にした。 現在の山田は、右足の膝小僧が投手側を向くのが早すぎるという田尾氏。「右足の膝の向きを変えないで、しっかりとボールを呼び込んで右翼にホームランを打つ。それぐらいの気持ちでいくと、今の悪い状況からは脱出できるんじゃないか」、「杉村(繁)コーチにはいいアドバイスをしてもらいたい」と、コーチと共に不振脱却に取り組んでもらいたいと語っていた。 今回の動画を受け、ネット上には「体が開くのが早いから、タイミングがぐちゃぐちゃになってるってことか」、「確かに今シーズンの山田はライト方向には1本も本塁打を打ててないな」、「打率の割に出塁率は高いから、ヒットが出るようになればすぐに打率は戻せるはずなんだが…」、「チームが好調な今のうちに、杉村コーチや首脳陣には早急に手を打ってほしい」といった反応が多数寄せられている。 山田は本日15日の対阪神戦で、今シーズン初めてスタメンから外れている。チームを率いる高津臣吾監督が一手を打った形になったが、果たして山田が復調するのはいつになるのだろうか。文 / 柴田雅人記事内の引用について田尾安志氏の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UCujKx9MOD0zja02WXkDAwwA
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スポーツ 2020年07月15日 19時30分
中日・石川に「舐めてんのか」ファン激怒 炎上を招いた“ベース踏み忘れ”、「二塁で使った与田監督も悪い」との声も
14日に行われた中日対DeNAの一戦。同戦に「6番・二塁」で先発出場した中日・石川駿のプレーが、ネット上の中日ファンの間で物議を醸している。 問題となっているのは、「1-0」と中日1点リードで迎えた4回表に飛び出たプレー。この回中日は先発・山本拓実が同点に追いつかれ、なおも1死満塁と大ピンチ。ここで迎えたDeNA・倉本寿彦の遊ゴロが併殺崩れとなったことで勝ち越しを許したが、2死一、三塁とアウトカウントは1つ増えたものと思われた。 ところが、直後にDeNAの二塁走者・ロペスが自軍ベンチに何かをアピールし、これを受けたラミレス監督がリクエストを要求。審判団がビデオ検証したところ、併殺プレーの際に二塁カバーに入った石川が、二塁ベースを踏んでいなかったことが判明。これにより二塁アウトの判定は覆り、走者オールセーフの1死満塁から試合が再開されることになった。 石川のミスで動揺したのか、山本はその後伊藤光にタイムリー、梶谷隆幸に2点タイムリーツーベースを浴び「3.2回5失点」でKO。打線もその後の回で2点しか返せず、「3-5」でDeNAに敗北。この日勝利した阪神と入れ替わり最下位に転落してしまった。 >>中日・荒木コーチに「辞めた方がいい」楽天・大久保元監督が判断ミスを痛烈批判、「荒木はむしろ被害者では」と反発も<< 大量失点につながった石川のミスを受け、ネット上には「石川のプロとは思えないチョンボで試合が壊れた」、「ベース踏み忘れるとか舐めてんのか、草野球レベルの凡ミスだぞ」、「こんな怠慢プレーされたらチームの士気に関わりかねない」といった批判が挙がっている。 一方、「経験少ないのに石川を二塁で使った与田監督も悪い」、「阿部(寿樹)、溝脇(隼人)を起用せずに石川を使ったんだからそりゃそうなるわ」といった、チームを率いる与田剛監督に非があるとする意見も複数見受けられた。 「今回二塁守備で失態を犯してしまった石川ですが、実はプロ入りした2016年から昨シーズンまでに一軍では3試合しか二塁を守ったことがなく、二軍でも4年間で46試合しか二塁守備に就いていない選手。その石川を使うよりは、同戦でベンチ入りしていた阿部(通算142試合出場)や溝脇(通算11試合出場)といった、石川以上の二塁経験を持つ選手たちを使うべきだったと主張しているファンは少なくありません。おそらく、与田監督は試合前時点で『.286』と3割近い打率を残していたことを考慮して石川を起用したのだとは思いますが…」(野球ライター) 試合後の報道では、石川のミスについて与田監督が「明らかにやってはいけないプレー」と苦言を呈したことが伝えられている。ただ、二塁経験の少ない石川を起用した与田監督の責任も大きいと考えているファンもいるようだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年07月15日 17時00分
日本ハム・清水、ベンチでの号泣に心配の声「精神的に参ってそう」 送球ミスの連発に“イップス”疑惑も
14日に行われた日本ハム対ロッテの一戦。試合は「5-2」でロッテが勝利したが、試合結果以上に注目を集めたのが日本ハム・清水優心のプレーだった。 同戦に「8番・捕手」で先発出場した清水は、初回無死一塁の場面でロッテ・荻野貴司が盗塁を敢行した際、マウンド上の先発・上沢直之の右肩付近に当たる悪送球を犯してしまう。このミスで荻野に三塁まで進塁を許すと、1死後にタイムリーを浴び先制点を取られてしまった。 清水は3回表2死一、二塁で重盗を仕掛けられた際にも、三塁への送球が大きく逸れて左翼方向へ。ボールが転々とする間に三塁ランナーが生還し、またしても自らのミスで失点を許してしまった。 2度のミスが判断に影響したのか、栗山英樹監督は5回表から捕手を清水から宇佐見真吾に変更。途中交代となった清水が、ベンチで涙を流しながら戦況を見つめる場面もあった。 >>「本当に監督がヘボい」日本ハム・栗山監督、誤算続きのチームにため息リーグ最低クラスの貧打にも怒り心頭か<< 清水の2度の悪送球を受け、ネット上には「清水何やってんだよ、どっちも本来なら防げた失点だぞ」、「2回もミス連発して何メソメソしてるんだ、泣きたいのは同僚や首脳陣の方だろ」、「栗山監督も打てないし守れない捕手をスタメンで使うなよ」といった批判が多数寄せられている。 一方、「先週も悪送球やってたし、もしかしてイップスなんじゃないか」、「ミスしてベンチで泣いてって姿は不安になるな、イップスじゃなかったらいいが…」、「精神的にもかなり参ってそう、本人のためにも一度二軍に落としてリセットさせた方がいい」といった、“イップス”を疑うコメントも複数見受けられた。 “イップス”とは緊張や不安などの理由により、自分の思い通りのプレーができなくなる運動障害のこと。清水は9日のオリックス戦でも8回に悪送球で同点を許しているが、続出するミスはイップスが原因なのではと考えているファンは少なくないようだ。 「悪送球を連発する清水の姿は、同僚である近藤健介と似通った部分があります。近藤は2012年に捕手として日本ハムに入団しましたが、2014年ごろから盗塁阻止時の二塁送球やバント処理時の一塁送球で悪送球が急増。本人は明言していませんが、複数のメディアから『送球イップス』、『重度のイップス』と書き立てられました。ただ、捕手を外れ外野や指名打者での出場が増えた2016年以降近藤のミスは激減し、同時に打撃面でも大きく成長しています。今回の清水が本当にイップスなのかどうかは不明ですが、場合によっては二軍に落とした上で、捕手からのコンバートに取り組ませるというのも選択肢に入ってくるのではないでしょうか」(野球ライター) 試合後の報道では清水の悪送球について栗山監督からのコメントは特に伝えられていなかったが、翌15日に清水は一軍登録を抹消され二軍降格に。開幕からここまでチームの捕手陣ではトップとなる16試合に出場してきた清水だが、二軍で復調を果たすことはできるのだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年07月15日 11時45分
ヤクルト・高津監督、最下位予想から一転「台風の目」に! 評価急上昇の裏にノムさん仕込みの采配か
首位陥落。しかし、負けて得るものもあったのではないだろうか。 敵地・甲子園球場で迎えた対阪神4回戦に敗れ、東京ヤクルトスワローズの連勝は1分を挟み「4」でストップ。僅か2日で首位を明け渡してしまった。まだ、順位について語るのは早いが、巨人、DeNAの上位チームが同日、3連戦の初戦を取っており、「戦力の差」も明らかになった。 「ヤクルト、そして、高津臣吾監督の評価を上方修正しなければなりません」(球界関係者) 開幕前、高津ヤクルトを最下位に予想するプロ野球解説者も少なくなかった。40歳の石川雅規が先発ローテーションの主軸で、在籍9年で288発の本塁打を放ったバレンティンの抜けた穴も補強されなかった。上方修正の理由の一つに、「この戦力でよくやっている」という評価もあるのだが、それだけではない。高津監督はチーム編成でもっとも重要とされるセンターライン(捕手、二遊間、中堅手)を強固とし、今もなお、それが崩れていないからだ。 「捕手の嶋、二塁の山田、遊撃のエスコバー、中堅は塩見か、山崎。巨人は正捕手の小林を故障で欠いた後、遊撃の坂本も脇腹を痛めてしまいました。それに対し、高津監督はベテランの青木を休ませるなどし、選手を上手に使い分けています」(前出・同) ヤクルトは控え選手層が厚い方ではない。主力選手の故障がそのまま敗北に直結する危険性もあり、「怪我をさせないように」という選手操縦は、チームの弱点を見事に補っている。しかし、こんな情報も聞かれた。 「ドライチルーキーの奥川恭伸ですよ。高津監督はメディアの前でこそ、デビュー登板に慎重なコメントに徹していますが、本当は早く使いたくて、周囲が諫めているんです」(プロ野球解説者) 高津監督が独立リーグ・新潟で選手兼監督を務めていた時代、筆者がその采配を取材したことがあるが、当時、どの選手からも聞かれたのは「高津監督の指示は分かりやすい。練習中のアドバイスもピンポイントで指摘してくれて…」だった。 選手の特徴を生かすのは、野村克也氏に学んだものなのかもしれない。故人に強い影響を受けたことは間違いないが、首位陥落となった7月14日の阪神戦後、高津監督はこんなことも口にしていた。 「いろいろ対策はしているんだけど、向こうも対策してくる。簡単ではないですね」 阪神の先発・秋山拓巳に対して出たセリフだ。秋山には前回、6月25日にも7回途中まで無失点に抑えられている。この日は初回に2点をもぎ取ってみせたが(6回3失点)、秋山に対してヒットは3本しか打っていない。苦手意識を持ったと言っていい。 「ヤクルトは対戦投手のクセ、バッテリーの配球の傾向を読み、対策を講じるのは巧いんです。それは野村氏の遺産です。でも、相手バッテリーが途中で修正してくると急に対応できなくなる」(前出・関係者) 野村氏はデータ分析に長けていたが、「最後は選手」と言って、選手の感性も大切にしていた。高津監督はセンターラインを固め、ベテランの多いチームを怪我なく、プロデュースしている点はさすがだが、自軍のデータ分析を逆手に取られた後の対応がまだできていないようだ。高津監督がもう一歩階段を上った時、そして、奥川登板にゴーサインが出た時、ヤクルトがペナントレースの台風の目となるだろう。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2020年07月14日 21時30分
元阪神・下柳氏、藤川の“異変”を指摘「全然らしくなかった」 降格前に感じた右肩故障の予兆とは
元阪神で野球解説者の下柳剛氏が、13日放送の『ガチ虎!』(ABCラジオ)に電話で生出演。阪神・藤川球児の状態を危惧した。 今回の番組で下柳氏は、12日終了時点で「7勝11敗・勝率.389」と最下位に沈む阪神は中継ぎ陣が上位浮上の鍵になると解説。その中で、12日に右肩のコンディション不良で二軍落ちした藤川について語った。 >>阪神、藤川に「バトンを渡す」継投がベスト?中西元コーチの主張に賛否、「安定感無いし連投も出来ない」ファンの間で議論に<< 「今の状態ではチームの力になれない」というコメントと共に、一軍登録を抹消されたことが伝えられている藤川。下柳氏は「ちょっと心配。無理して投げてほしくなかった」と、藤川はコンディション不良の中無理をしていたのではないかと推察した。 藤川は守護神として開幕から11日まで5試合に登板するも、「0勝2敗2セーブ・防御率15.75・5四死球」と絶不調。この投球について下柳氏は「コンディションが悪いのか、それとも自分の球に自信が持てなかったのか、コースを狙って四球っていうのが多かった。(こうした投球は)全然球児らしくなかった」と、本来の投球とはかけ離れたものであると指摘した。 藤川の抹消により、勝ちパターンの再編を迫られている阪神。下柳氏は「馬場(皐輔)でいくのか、伊藤(和雄)でいくのか、それとも能見(篤史)で行くのか。その辺が出てきてくれないと苦しい台所事情になる」と、藤川の穴が埋まらなければ今後厳しい戦いを強いられると危惧していた。 今回の放送を受け、ネット上には「状態不良を隠して投げてたならこの数字になるのも納得、とにかく万全の状態に戻してほしい」、「状態が思わしくないなら、無理せず早めに二軍に行ってほしかったな」、「去年も序盤不調で中盤以降から復調してきたから、夏場辺りに戻ってきてくれれば」といった反応が多数寄せられている。 一方、「ここから復活できるんだろうか…最悪の場合松坂みたいになりそう」、「すぐ戻ってこられるならいいけど、松坂のように手術とかなったらまずいな」、「古傷のあるひじならまだしも、目立った故障してない肩の不調は松坂ルートになりかねない」といった、藤川と同い年の西武・松坂大輔を引き合いに出したコメントも複数見受けられた。 「松坂は藤川の抹消と同じく、右手のしびれを取るために頚椎の手術を受けたことが11日に判明。すでに退院しているとのことですが、2~3カ月の長期離脱になるとみられています。お互いに今年40歳という重大な故障に見舞われてもおかしくない年齢なだけに、藤川も松坂と同じように手術に追い込まれるのではと心配しているファンは少なからずいます。また、藤川は過去に右ひじの故障でトミージョン手術を受けたことがありますが、右肩についてはこれまで大きな故障をしていなかったことも不安の種となっているようです」(野球ライター) 抹消を伝える報道では、藤川は本日14日から二軍に合流し再起を図ることが伝えられている。現在までに大きな故障に見舞われたという情報は特に伝えられてはいないが、もうしばらくはファンの心配が集まりそうだ。文 / 柴田雅人
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西武、一軍キャンプ帯同も「松坂は別メニュー」か 渡辺GMの目論見がメンバー編成から判明?
2020年01月16日 11時30分
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DeNA・倉本寿彦、「周りを気にしている立場ではない」6年目の決意
2020年01月16日 11時00分
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スポーツ
巨人、オフ補強失敗が意外なベテランに影響? 元木ヘッドコーチも期待、若手を差し置いての優先起用もあるか
2020年01月15日 11時57分
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中日・根尾が二軍、ルーキー石川が開幕一軍? 就任2年目のシーズン、与田監督が目論むチーム構想とは
2020年01月14日 11時44分
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ソフトバンク・コラスも復帰絶望か 給料を持ち逃げした選手も、球団との契約を反故にしたお騒がせ助っ人
2020年01月13日 09時00分
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.350、22本、106打点…メジャー1年目の日本人野手が残した打撃記録、筒香・秋山は更新なるか?
2020年01月12日 18時00分
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西武・松坂、一軍キャンプ投入は危険? 渡辺GMの意味深発言、昨季未登板の内海とも明暗分かれるか
2020年01月11日 17時30分
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日本ハム・中田も怯える「プロ野球選手寮」 心霊現象の頻発、球団が対応に追われたケースも?
2020年01月11日 11時00分
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阪神、現コーチ陣には存在意義がない? 山本昌待望論が渦巻く春キャンプ、秋に敷かれた“かん口令“も継続か
2020年01月10日 11時40分