プロ野球
-
スポーツ 2020年06月25日 11時50分
巨人、鍬原の一軍昇格が決まったワケ 直近の登板は大炎上、今後の投球に阿部二軍監督の手腕が試される?
原辰徳監督と阿部慎之助二軍監督の「師弟愛」が試される。 広島カープに敗戦した後(6月24日)、宮本和知投手チームコーチがリモート取材に応じ、鍬原拓也投手の一軍昇格を伝えた。代わって、二軍降格となるのは同日、広島・菊池涼介にソロ本塁打を食らった古川侑利投手だという。 「いきなり、二軍降格となるほどひどいピッチングではなかったと思う」(スポーツ紙記者) 古川に対し、そんな声も聞かれた。しかし、驚いたのは“鍬原の早期昇格”の方だ。 鍬原は6月10日の練習試合(対DeNA)で先発登板のチャンスをもらったが、3回6失点と炎上した。この時点で鍬原をかばう首脳陣のコメントも多く聞かれたが、以後、一軍での実戦登板はない。 「二軍で調子の良い投手は他にもいますよ。たとえば、24日の二軍戦で先発し、7回無失点と結果を出したルーキーの太田龍(ドラフト2位)、23日にリリーフ登板して4回無失点で切り抜けた畠世周とか」(関係者) それでも、鍬原が選ばれた理由だが、「事前決定だったのでは?」と予想する声も聞かれた。キャンプ、オープン戦で長く巨人を見たプロ野球解説者がこう言う。 「原監督の鍬原に対する期待は、本当に大きかった。練習試合で打ち込まれましたが、首脳陣の評価はむしろ高かった」 勝敗は結果論。「微調整すれば、一軍で通用する」と、首脳陣は6失点した練習試合後に確信したそうだ。 「鍬原には先発ローテーション入りを争わせてきました。昨秋キャンプで原監督自らが助言し、サイドスローに転向させました。その後、試行錯誤を重ねて、少し腕の位置を高く戻した現在の投げ方に落ち着きました。変化球、制球力アップなど色々と課題を持って取り組んでいました」(前出・プロ野球解説者) 鍬原は2017年ドラフト会議で1位指名された。「プロ通算21試合登板、1勝」はドライチに相応しくない数値。原監督は昨年、その鍬原に2年先輩にあたる15年1位の桜井俊貴を一人前に育て上げた。「次は鍬原の番」という雰囲気も昨秋キャンプからあったが、こんな指摘も聞かれた。 「補強が巧く行かないので、鍬原をなんとかしなければという状況でした。鍬原の決め球はシンカー。でも、打者二巡目からシンカーを中心とした配球だと通用しなくなる。どの先発投手もそうですが、打者一巡目、二巡目で配球パターンを代えています」(前出・同) 鍬原にはシンカーを決め球にした配球しかなかった。サイドスロー転向が決まったのと同じ頃からだが、二軍の杉内俊哉投手コーチが「小さく曲がるスライダー」を教えている。そのスライダーが試合でも決まり出せば、配球、ピッチングの幅も広がるはず。鍬原は二軍でその小さく曲がるスライダーの精度を高めていたという。 「阿部二軍監督もブルペン入りして見守っていました。細かな指導は杉内コーチらに任せていましたが、捕手出身の阿部二軍監督が見て、『鍬原は大丈夫-という報告が原監督にされたようです』(前出・関係者) 阿部二軍監督が送り出す鍬原がどこまで通用するのか…。昨季の桜井のように中継ぎでスタートし、先発ローテーション入りすることが理想だ。鍬原が打ち込まれるようなことになれば、阿部二軍監督の報告が一軍で疑われることにもなりかねない。選手を育てることだけではなく、再調整も重大な二軍監督の仕事だ。阿部二軍監督とその周りを固めている“チーム阿部”のお手並み拝見である。(スポーツライター・飯山満)
-
スポーツ 2020年06月25日 11時45分
ヤクルト坂口智隆の第1号など打線爆発で快勝!「良い結果になって良かった」
プロ野球▼24日 東京・神宮球場(無観客試合)東京ヤクルト 6-1 阪神(2回戦)※ヤクルト1勝1敗 前日、阪神に敗れ2連敗中のヤクルトだが、初回、山崎晃大朗のタイムリーなどで、阪神先発のガンケルから3点を先制する。山崎は「良い流れで回ってきましたし、得点圏だったのでコンパクトに打つことを心掛けました。流れに乗って打つことが出来ました」と試合の流れに乗っていけたことを振り返っているが、山崎は5回にもタイムリーを放ち、「チャンスでしたし、流れ的に追加点が欲しい場面でしたので必死に食らいついて打ちにいきました。なんとか返せて良かったです」と絶好調。 さらに6回には、ポイントゲッターである坂口智隆の第1号ホームランまで飛び出した。坂口は「打ったのはスライダーです。とにかく塁に出ることを考えて打席に入りました。良い角度で上がってくれて良い結果になって良かったです」とコメント。開幕してまだ5試合しか経っていないが、打率.444と今年はいいスタートを切ったと言ってもいいだろう。 投げては先発のスアレスが6回を85球、被安打2、1失点の好投。「今年初登板で緊張が伝わってくるが、球の走りもいいし落ち着いて投げている。気合が空回りせず、この後も冷静に投げてほしい」と、序盤の投球を見て分析していた斎藤隆投手コーチの期待に応えたスアレスは「6回3失点以内のクオリティースタートを目標にしているので、今日もそれが出来て良かった。嶋(基宏捕手)と試合中もしっかりコミュニケーションが取れていたので、ピンチの場面でも嶋のリードを信じて投げることが出来ました。すごく気分がいいです」と阪神打線を黙らせた自身のピッチングに満足している様子だった。 このカードは25日も行われ、ヤクルトは高梨裕稔、阪神は秋山拓巳が予告先発として発表されている。(どら増田)
-
スポーツ 2020年06月24日 19時30分
広島・森下、投球フォームに致命的な欠点? 高木豊氏が「苦しむ」と危惧、身近な元投手が参考に
元大洋・横浜で野球解説者の高木豊氏が23日、自身の公式ユーチューブチャンネルに動画を投稿。広島・森下暢仁について言及した。 >>広島・スコット、ボーア以上に「使えない」? 新人を裏切る大炎上、MLB大物選手の獲得はあるか<< 今回の動画で高木氏は、自身が思う今シーズン期待の新人を複数名紹介。昨年のドラフト1位で広島に入団し、“即戦力投手”、“新人王最有力”と高く評価されている森下の名も挙げた。 森下の投球について、高木氏は「特徴的なのは縦に割れる(落ちる)カーブで、(現役時代の)佐々岡(真司)監督と似てる。だから、佐々岡監督みたいな(配球の)組み立てでいけば勝てる」とコメント。現役時代の佐々岡監督は縦に大きく落ちるカーブを武器に「570登板・138勝106セーブ・防御率3.58」といった数字を残した好投手だったが、森下は佐々岡監督の配球を参考にすべきとアドバイスした。 しかし、森下のカーブについて高木氏は「3月のオープン戦の時期に(投球を)見たんだけど、カーブを投げる時ちょっと体が緩む」とも指摘。カーブを投げる際に体の動きが遅くなる癖があるといい、それを打者に見抜かれるのではないかと危惧した。 自身が投球を見た3月以降も癖が直っていなければ、「カーブが有効的に決まらずに苦しむ」と予想した高木氏。ただ、修正できていればプロ1年目でも十分に勝つ力はあると期待も寄せていた。 今回の動画を受け、ネット上には「来るのが分かってるカーブはただの遅い球でしかないだろうから、打者にバレないようにどう投げるかっていうのは確かにカギになりそう」、「佐々岡監督と似てるって言うのは自分も思ってた、せっかく同じチームなんだし色々教わってほしいな」、「ルーキーの投手は自分でも分からない癖が出てたりするものだけど、森下は早いうちに矯正してほしいな」、「プロ初登板ではあんまりカーブ投げてなかったし、多分本人も課題は認識してるんじゃない?」といった反応が多数寄せられている。 「森下は開幕3戦目となる6月21日のDeNA戦でプロ初登板・初先発。7回無失点で降板するまでに104球を投げましたが、そのうちカーブを投げたのは15球でした。最大の武器であるカーブをそこまで投げなかったところを見ると、投球時に癖が出ていることは本人も把握しているのかもしれません。それでも、速球とチェンジアップ主体でしっかりと試合を作れているので、癖が修正できれば高木氏の期待通りに大化けする可能性は十分あるのではないでしょうか」(野球ライター) 21日の試合ではチームがサヨナラ負けを喫したためプロ初白星とはならなかったが、DeNA・ラミレス監督に「交代してくれてよかった」と言わしめた森下。次回登板は28日の中日戦とみられているが、プロ2戦目の投球にも大きな注目が集まりそうだ。文 / 柴田雅人記事内の引用について高木豊氏の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UCgr5CkgytiVfdnk4C0M42nQ
-
-
スポーツ 2020年06月24日 17時00分
元巨人・上原氏、イチロー氏からメールを無視されていた? 仰天の言い訳に「また連絡します」とタジタジ、ファンからも驚きの声
元巨人で野球解説者の上原浩治氏が23日、自身の公式ユーチューブチャンネルに動画を投稿。動画内で語った元マリナーズ・イチロー氏(現マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクター)についての発言が、ネット上のプロ野球ファンの間で話題となっている。 >>イチロー氏から「人間性に問題がある!」 テレビ中継に映りブログにも批判、元巨人・上原氏が“無礼”の真相を告白<< 今回の動画で上原氏は、イチロー氏をテーマにトークを展開。上原氏は1999年のオールスターでイチロー氏にホームランを打たれた際の心境や、毎年オフに神戸で共に食事をしていたことなどを明かした。 話題となっているのは、動画終盤で明かされたイチロー氏とのやりとり。上原氏によると、動画収録日の数か月前に「フロリダに引っ越したので、もし来ることあったら連絡してください」という旨のメールをイチロー氏に送ったとのこと。今回の動画には冒頭に政府の緊急事態宣言(4月7日~5月25日)前に収録されたものとテロップが入れられていたため、上原氏がイチロー氏に連絡したのは昨年末から今年初めにかけての時期と思われる。 イチロー氏からはその後長らく連絡がなかったが、動画収録日の2日前に唐突に「フロリダに行くことがないから連絡しなかった」と連絡が。メールを数か月無視された形になった上原氏だが、「返信ありがとうございます!これに懲りずに僕もまた連絡します!」と返信したことを笑いながら語っていた。 今回の動画を受け、ネット上には「長らく返さなかったメールを突然返すって変わってるなあ」、「数か月前のメールに返信するって、抜けてるのか律儀なのか分からないな(笑)」、「そのままスルーで終わらせてもいいのに、なんで急に連絡しようって思ったんだろうか」、「何らかの意図があったのか、それともただ忘れてただけなのか」といった反応が多数寄せられている。 現役時代にオリックス(1992-2000)、マリナーズ(2001-2012,2018-2019)、ヤンキース(2012-2014)、マーリンズ(2015-2017)で活躍した46歳のイチロー氏と、巨人(1999-2008,2018-2019)、オリオールズ(2009-2011)、レンジャーズ(2011-2012)、レッドソックス(2013-2016)、カブス(2017)でプレーした45歳の上原氏。両者は1999年から2000年にかけてNPB、2009年から2016年にかけてはMLBでしのぎを削っている。 上原氏は動画内でイチロー氏と毎年オフに食事していることを口にしているが、両者はNPB時代から親交があることも知られている。上原氏は2010年から2012年にかけては、イチロー氏と食事した際の2ショット写真を自身の公式ブログに投稿してもいる。 「現役時代に数々の記録を打ち立てファンを魅了したイチロー氏ですが、その一方で独特の考えを持つ選手としても広く知られています。例えば、イチロー氏は現役時代から“毎日同じものを食べ続ける”、“嫌いな野菜は絶対に口にしない”といった偏食ぶりで有名でしたが、その理由は食事の際に生じるおいしい、まずいといった感情が野球に悪影響を及ぼすことを避けたかったからだといわれています。また、2019年3月21日の引退直後には、政府から打診された通算3度目の国民栄誉賞を、『人生の幕を下ろした時にいただけるよう励みます』との理由でまたも固辞して多くのファンを驚かせてもいます」(野球ライター) 上原氏によって明かされたイチロー氏の新たな“変人エピソード”。イチロー氏がなぜ上原氏からのメールを数か月後に返信しようと思ったのか、その心境を知りたがっているファンも多いようだ。文 / 柴田雅人記事内の引用について上原浩治氏の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UCGynN2H7DcNjpN7Qng4dZmg
-
スポーツ 2020年06月24日 11時30分
ヤクルト・イノーア、今季を左右する存在に? 4失点KOも見せた光明、高津監督は我慢を貫けるか
阪神に「今季初勝利」をプレゼント。今季の東京ヤクルトに対するプロ野球解説者の評価は決して高くなかった。一般論として、新監督を迎える際、球団は“ご祝儀”のような大型補強を行う。東京ヤクルトにはそれがなかったのだ。高津臣吾新監督が苦しい舵取りとなることは予想されていたが、この4戦目はプロ野球関係者も注目していた。「今季のヤクルトの本当の実力を見計らえる」として――。 「先発のガブリエル・イノーアですよ。イノーアの獲得に高津監督も関わっています。メジャーリーグを経験した同監督は米球界に独自のルートを持っていて、獲得するかどうかの最終判断において、高津監督も色々と意見を出していました」(球界関係者) 近年、東京ヤクルトは優良外国人選手を多く集めてきた。変化球の多い日本の投手に対応できる長距離砲、また、投手では相手陣営の機動力に惑わされないため、セットポジションになってからの制球力、クイックモーションができるのかどうかが重要なポイントとなる。他球団からは「実際に現地視察した時はできていたのに!?」という“泣きの声”ばかりが聞こえるが、東京ヤクルトは失敗が少ない。 つまり、外国人選手がハマッた時の東京ヤクルトは、戦前の低評価を覆す強さを発揮する。高津監督が自ら選んだと言っていいイノーアを見れば、本当のチーム力が分かるとされていたのだ。 「メジャーリーグで55試合しか投げていない投手です。データが少ないが、まだ若いので伸びしろも十分にあります。万が一ってこともあるし…」(前出・同) そのイノーアだが、初回に2ランアーチを食らうなど、6回途中でノックアウト。4失点と結果を出せなかった。数字的に見れば、「大したことない」ということになるが、一部からはこんな評価も聞かれた。 「スライダー系の変化球で打ち損じを誘うタイプ。ゴロ・アウトを積み重ねていくタイプだとは聞いていたが、真っ直ぐが良い。失投も多かったけど、けっこう低めに真っ直ぐが来ていました。高津監督が根気強く使っていけば、だんだん良くなるかも」 投手出身のプロ野球解説者の評価だ。 球速が自慢の外国人投手のほとんどは、高めに“抜けること”が多い。イノーアにはその傾向が見られないというのだ。高津監督が獲得を決めた理由も、このへんにありそうだ。 「奥村政之氏が引き続き、ヤクルトの編成部国際担当部長を務めています。ソフトバンクに移籍したバレンティンなど、優良外国人選手を見つけてきたのは奥村氏。その奥村氏が見つけて、高津監督が見定めた外国人投手なのでもう少し様子を見てから結論を出した方がいい」(前出・同) 奥村政之氏とは、マリナーズでマック鈴木、ドジャースでは野茂英雄の通訳も務めた人物である。ダイエー(現ソフトバンク)を経て、03年から東京ヤクルトの渉外担当となり、チームを支えてきた。高津監督の懐刀と言っていい。 高津監督は眉間に深いシワを寄せ、敗戦ゲームを見届けていたが、目利きの渉外担当者が見つけ、自身もゴーサインを出した新外国人投手に賭けるしかない。高津監督は我慢の采配が続きそうだ。(スポーツライター・飯山満)
-
-
スポーツ 2020年06月24日 11時00分
オリックス、今季初ホームランはジョーンズ「ウエルカム・トゥ・ジャパン!」
オリックスの新外国人選手、アダム・ジョーンズ外野手が、23日に千葉・ZOZOマリンスタジアムで行われた千葉ロッテ戦の5回、ロッテ先発の二木康太投手から待望の第1号ホームランをバックスクリーン右へ叩き込んだ。 「打ったのはファストボール(ストレート)。しっかりと捉えることができたけど、入るかどうかは分からなかったから、フェンスを越えてくれてよかった!Welcome to Japan!」 「Welcome to Japan!」と自らを祝したジョーンズ。メジャー通算282本という輝かしい実績を持ち、過去に“助っ人外国人”として来日したメジャーリーガーの中でも、群を抜いてバリバリの現役メジャーリーガーと言われているジョーンズだが、練習試合ではなかなか日本野球に慣れず、開幕戦の19日の大阪・京セラドーム大阪の東北楽天戦では、失点や進塁に繋がる守備を露呈してしまうなど、今後に不安を残していた。 「(打ててない)プレッシャーはなかった。結果は出なくても、日本で学ぶ過程、初めて対戦するピッチャー、これからも対戦するピッチャーを覚えないといけない」 しかし、開幕2戦目で2安打を放つと、3戦目でもヒットが出たことから、リズムが出来てきたのかもしれない。そして、このコメントを見ても分かるように、本人が長期的なビジョンを描きながら、日本野球に対応しようと真摯に向き合っているだけに、いちばん欲しかったであろうホームランが早い段階で出たのは大きい。 この日、チームはサヨナラ負けを喫してしまったものの、チームの今季第1号がジョーンズに出て、収穫のある試合だったと言えるだろう。(どら増田)
-
スポーツ 2020年06月23日 19時30分
不振の阪神・ボーアに「スタメン落ちしてしまう」 元阪神桧山氏が分析、“歯車を狂わせた”投手の存在も指摘
元阪神で野球解説者の桧山進次郎氏が、22日放送の『ガチ虎!』(ABCラジオ)に電話で生出演。阪神の新助っ人打者・ボーアについて言及した。 >>広島・スコット、ボーア以上に「使えない」? 新人を裏切る大炎上、MLB大物選手の獲得はあるか<< 番組内で桧山氏は、巨人に3連敗を喫した阪神の開幕3連戦について複数選手の名前を挙げながら解説。解説内では開幕3連戦で「12打数ノーヒット」に終わったボーアの名も挙げた。 3連戦中に得点圏の場面で4回、満塁の場面で3回打席を迎えるも結果を残せなかったボーア。そのボーアについて桧山氏は、「変化球をイメージし過ぎてる感じがある。その分、(打つ際の)タイミングの取り方や始動が遅くなっているのかなと(思う)」とコメントした。 桧山氏は続けて、20日に行われた2戦目の7回裏2死満塁で対戦した巨人の左投手・高木京介がボーアの打撃を狂わせたのではと指摘。ボーアは6月2~16日にかけ行われた練習試合では左投手相手に「16打数ノーヒット」と全く打てなかったが、桧山氏はボーアが左投手、特に外に逃げるスライダーに弱いことは自覚しているのではとした上で、「高木投手に対しても『スライダーでくるんじゃないか』というイメージを持っていたのではないか」と推測した。 ただ、高木はボーアとの対戦時にカットボールを3球続けて追い込むと、4球目には外角のストレートを投じて見逃し三振に。桧山氏はこの高木の攻めで「自分(ボーア)の歯車が狂い出したのかな」と推察していた。 ボーアは1、2戦目は4番に座っていたが、3戦目には打順が6番に降格。「打てなくても少しは我慢するのかなと思ったら、すぐに(打順が)下がったのでびっくりした」という桧山氏は、「23日からのヤクルト戦でもし結果が出なければ、スタメン落ちしてしまうのではないか」と危惧していた。 今回の放送を受け、ネット上には「12打席立って1本も打てないのはひどすぎる、ボーアのせいで3連敗したといっても過言じゃない」、「確かに巨人との3連戦では速球に振り負けてる感じがした」、「スライダー狙いっていうのはあったかもしれない、高木との対戦では1回もバット振らなかったし」、「巨人戦では結果が出なかったけど、慣れの問題もあるだろうから対戦が一巡するまでは我慢してほしい」、「チャンスを潰しまくってるボーアをそのままにすると致命傷になる、代わりにサンズを起用した方がいいんじゃないか」といった反応が多数寄せられている。 対巨人3連戦の阪神は1戦目から順に「2-3」、「1-11」、「1-7」で3連敗を喫しているが、桧山氏は番組内で「どれもこれも紙一重」と語っている。チャンスが多く回ってきたボーアが期待に応えていれば、チームが3連敗を喫することはなかったとみているようだ。 「阪神は一軍でボーアが不振にあえぐ一方、二軍では新助っ人のサンズが本職の左翼からボーアと同じ一塁へのコンバートに取り組み始めたことが伝えられています。平田勝男二軍監督はコンバートの理由について『(起用の)選択肢を広げるため』と語っているため、ボーアはサンズの一塁守備に目途がつけば入れ替わりで二軍降格という憂き目に遭うかもしれません」(野球ライター) 開幕3連戦が終わったばかりの段階で、早くも崖っぷちに追い込まれているボーア。23日から始まる対ヤクルト3連戦で、汚名返上の活躍を見せることはできるだろうか。文 / 柴田雅人
-
スポーツ 2020年06月23日 17時00分
巨人サンチェス初勝利も「まだ信用できない」元ロッテ・里崎氏、堀内元監督も指摘 女房役が“ごまかした”課題とは
元ロッテで野球解説者の里崎智也氏が22日、自身の公式ユーチューブチャンネルに動画を投稿。巨人の新助っ人投手・サンチェスについて言及した。 >>巨人・原監督「お前もう一生料理するな!」 甥っ子・菅野への激怒に賛否、致命的な怪我を負った選手も?<< 今回の動画で里崎氏は、全12球団の開幕3連戦(6月19~21日)についてそれぞれ解説。阪神相手に3連勝を飾った巨人の解説内で、21日の3戦目に先発したサンチェスの名を挙げた。 同戦で「5.2回1失点」の投球を見せ、来日初勝利をマークしたサンチェス。そのサンチェスについて、里崎氏は「僕的にはまだサンチェスは信用できない」とコメントした。 “信用できない”理由について、里崎氏は「荒れ球過ぎて相手が(狙い球を)絞り切れないというところもあるけど、ボール先行(の場面)も結構多い」と説明。同戦のサンチェスは「4被安打・4与四球」と制球難で相手に多く出塁を許してもいるが、里崎氏はこの点を今後不安だと考えているようだ。 課題を露呈したサンチェスだが、里崎氏は「対戦相手が変わる次回登板でどうなるのか楽しみ」とも。「もしサンチェスがグッと(調子を上げて)くるようだったら、巨人は本当に強い(と思う)」と、優勝を左右する存在にもなれるのではと期待を寄せていた。 今回の動画を受け、動画のコメント欄やネット上には「21日の試合はたまたま抑えられたけど、制球難が続くなら今後の先発は相当不安」、「打撃力がそこまで無い阪神だから1失点で済んだけど、これが中日や広島といった打撃力のあるチームならそうはいかないと思う」、「来日初先発だし多少制球が乱れるのは仕方ない、本当の実力が出るのは次の登板からじゃないか?」、「球速は平均150キロ以上くらい出てるから、ストライクゾーンにそれなりに投げれれば勝ち星はついてくるはず」といった反応が多数寄せられている。 サンチェスについては、巨人・堀内恒夫元監督も21日に投稿した自身のブログで言及している。堀内氏はブログ内で「コントロールがまだ甘い」、「今日は(小林)誠司が上手くリードしてたね。チェンジアップ・スライダーなど変化球を多く投げさせて 言葉は悪いかもしれんが上手くごまかした」と、里崎氏と同じく制球難が課題と指摘している。 登板間隔を中6日と考えると、次回登板は6月28日のヤクルト戦になると予想されるサンチェス。真価が問われる来日2度目の先発で、OBたちの不安を払しょくするような投球を見せることができるだろうか。文 / 柴田雅人記事内の引用について里崎智也氏の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UCFCtAX45lgHcf4s0vAgAxww堀内恒夫氏の公式ブログよりhttps://ameblo.jp/horiuchi18/
-
スポーツ 2020年06月23日 11時35分
広島・スコット、ボーア以上に「使えない」? 新人を裏切る大炎上、MLB大物選手の獲得はあるか
日本のプロ野球界において、外国人選手の活躍がチームの勝敗を左右する。阪神のボーアの打撃不振ばかりが騒がれているが、佐々岡カープもヤバイことになっていた。 「1番バッターに抜擢したピレラは好スタートを切りましたが、問題はクローザーを任せたテイラー・スコットですよ。フランスアはイマイチ、中崎の調子が上がらないとなれば、スコットにやってもらうしかありません。でも、また救援に失敗するようなら、心配性の佐々岡真司監督は『動く』かもしれません」(球界関係者) 期待の新人・森下暢仁の先発デビューで沸いた6月21日のDeNA戦、スコットが救援に失敗し、逆転サヨナラ負けを喫した。森下のプロ初勝利も消え去ったのはもちろんだが、内容が悪すぎた。アウトカウントを一つも取れなかったのだ。 「スコットは前日も9回に投げています。大量リードに守られていたから大丈夫でしたが、9回の1イニングで失点1、野手のほぼ正面に飛んだから良かったものの、DeNAはこの時点で、『スコットは怖くない』と思っていたようです」(前出・同) 連日の登板、初のセーブシチュエーション。6月の練習試合途中から、「クローザー」を申し渡されたが、それが務まるかどうか、試される場面だった。佐々岡監督は祈るような気持ちでマウンドを見ていたそうだ。 「常時150キロを投げるという触れ込みでしたが、対戦バッターは『速い』と感じていません。シンカー、スライダー系の落ちる変化球も持っていますが、走者を背負い、セットポジションになると、球威、変化球のキレも悪くなって…」(スポーツ紙記者) このスコットが「使えない」となれば、佐々岡監督はリリーフ陣の配置換えも検討しなければならない。状況次第では、先発要員の中から代役を探すことになる。 「フランスア、中崎の復調を待って」となりそうだが、クローザーを僅差で登板させられないのは痛い…。 この件に直接関係はないが、目下、球界ではこんな情報も囁かれている。 「今季に限り、補強期日を9月末まで延長しましたが、新型コロナウイルスの第2波が来るのではないかと騒がれている時に『トレード』なんか、できませんよね。活躍を想定していた選手が不振に陥り、外部からの緊急補強が必要と判断された場合は、新たな外国人選手を途中補強するしかない」(前出・同) 海の向こう、メジャーリーグではこれから始まるペナントレースの試合数の削減に応じた年俸の減額幅を巡って、経営陣と選手会の話し合いも続いている。こうした状況から考えると、2月キャンプ時点で去就の決まらなかった大物選手が所属球団を探し、契約を交わすのは難しいだろう。すでに、代理人を通じて日本球界に売り込みを掛けている選手もいるという。 クローザーの不振は、チームの危機だ。佐々岡監督は売り込みリストに目を通すことになりそうだ。(スポーツライター・飯山満)
-
-
スポーツ 2020年06月23日 11時00分
ロッテがオリックス6連戦で、プロ野球初のリモート応援システムを導入!
千葉ロッテマリーンズは、テレビやインターネット中継を通してマリーンズを応援しているファンからの声援をZOZOマリンスタジアムでプレーする選手たちに届けるため、23日から28日に行われるオリックス・バファローズとの6連戦で、プロ野球初となるリモート応援システムを導入すると発表した。 今回は、ヤマハ株式会社が開発したリモート応援システム「Remote Cheerer powered by SoundUD(リモートチアラーパワードバイサウンドユーディー)」を実証実験として試験的に導入するという。 リモートチアラーは、13日にJリーグのジュビロ磐田がトレーニングマッチにおいて実証実験として導入しており、プロ野球で導入するのは千葉ロッテマリーンズが初めてとなる。リモートチアラーは「リモート応援チケット」の特典に追加され、購入者は試合開始30分間前にメールで送付されてくるWebサイトへアクセスすることで使用が可能となる。 Webサイトでは「歓声」、「拍手」、「激励」、「大歓声」の4種類のボタンが選択できるように設定されており、ボタンをタップすると、それに応じた拍手や歓声が、ZOZOマリンスタジアムライトスタンドに設置されている3台のスピーカーを通して実際に届けられるという斬新なシステムだ。ヤマハ株式会社クラウドビジネス推進部SoundUDグループの瀬戸優樹氏は「我々に感動と勇気を与えてくれるスポーツ選手の皆様に、画面の向こう側にいる大勢のファンの熱い応援を届けたい!という想いでRemote Cheererは誕生しました。Remote Cheererは皆様一人ひとりの声援が集まることで大歓声を生み出します。ファンの皆様一人ひとりが気持ちを込めてボタンをタップすれば、想いは必ずや選手の皆様に伝わると信じています。今回、日本プロ野球初のRemote Cheerer採用となります。 Remote Cheererにとって大きな第一歩をロッテファンの皆様とともに踏み出せることを心から感謝申し上げます。ぜひ大歓声を皆様の力でスタジアムに届けてください」と日本一アツイとされるマリーンズファンに参加を呼びかけた。 プロ野球では、7月10日から部分的に有観客試合を開催する方針を固めているが、ロッテだけでなく、各球団どれがベストなリモート応援なのかを模索している状態だ。今回のシステムはリアルタイムで声援が届くだけに、タイムラグさえなければ無観客の球場に臨場感を加えられるかもしれない。(どら増田 / 画像は球団提供)
-
スポーツ
西武、一軍キャンプ帯同も「松坂は別メニュー」か 渡辺GMの目論見がメンバー編成から判明?
2020年01月16日 11時30分
-
スポーツ
DeNA・倉本寿彦、「周りを気にしている立場ではない」6年目の決意
2020年01月16日 11時00分
-
スポーツ
巨人、オフ補強失敗が意外なベテランに影響? 元木ヘッドコーチも期待、若手を差し置いての優先起用もあるか
2020年01月15日 11時57分
-
スポーツ
中日・根尾が二軍、ルーキー石川が開幕一軍? 就任2年目のシーズン、与田監督が目論むチーム構想とは
2020年01月14日 11時44分
-
スポーツ
ソフトバンク・コラスも復帰絶望か 給料を持ち逃げした選手も、球団との契約を反故にしたお騒がせ助っ人
2020年01月13日 09時00分
-
スポーツ
.350、22本、106打点…メジャー1年目の日本人野手が残した打撃記録、筒香・秋山は更新なるか?
2020年01月12日 18時00分
-
スポーツ
西武・松坂、一軍キャンプ投入は危険? 渡辺GMの意味深発言、昨季未登板の内海とも明暗分かれるか
2020年01月11日 17時30分
-
スポーツ
日本ハム・中田も怯える「プロ野球選手寮」 心霊現象の頻発、球団が対応に追われたケースも?
2020年01月11日 11時00分
-
スポーツ
阪神、現コーチ陣には存在意義がない? 山本昌待望論が渦巻く春キャンプ、秋に敷かれた“かん口令“も継続か
2020年01月10日 11時40分