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スポーツ 2007年09月10日 15時00分
新日本プロレス 永田と大谷が熱い契り
新日本プロレスIWGPヘビー級王者の永田裕志が9日、千葉・東金アリーナでデビュー15周年記念興行を開催した。ゼロワンMAX大谷晋二郎との同期タッグで試合に勝ち「次はシングルで」と要求。すると大谷も「うちのマットで試合をしてほしい」と“交流継続”を熱望した。永田興行で再び交わった両雄に今後どんな展開が待ち受けているのか。 地元の千葉県東金市にある東金アリーナでデビュー15周年記念興行を行った永田。この日はメーンで“野人”中西学とゼロワンMAX大谷との同期タッグを結成し、ドヒール軍団GBHの矢野通&真壁刀義&天山広吉組と激突した。 永田の地元凱旋で沸くファンの歓声を悲鳴に変えた序盤戦。ゴングを待たずして襲撃してきたGBHの猛攻を一人で受け止めた。場外で矢野にイス攻撃、真壁からはチェーン巻きラリアートをぶち込まれ、そのままチェーンでコーナーに縛りつけられる。防戦一方の展開に悶絶しかけた。 それでも集まった地元ファンの大歓声に後押しされた。真壁のラリアートを交わし、エクスプロイダーで投げ飛ばすと形勢逆転。最後は大谷が矢野にトップロープからのドロップキックで援護射撃を放ち、そのままバックドロップホールドで3カウントを奪取した。 自らの奮起で凱旋試合を白星で飾った永田は試合後、ゼロワンMAXから参戦した大谷に「本当にありがとう」とし「でも次はシングルで」と要求。すると大谷も「ちょっと嫌らしい駆け引きになりますが、今度はうちのマットで試合をしてほしい」と呼応した。 永田興行によって再び繋がった両雄。“交流継続”を約束したふたりに今後どんな展開が待っているのか。新日プロ関係者が言う。「永田選手は現チャンピオン。大谷選手とのシングルマッチを約束してしまった以上、それが防衛戦になる可能性だって考えられる」。 大谷との再会マッチを約束した永田。果たして再び交わった“赤い糸”は今後どんな展開をもたらすのだろうか。(写真上=運命の再会を果たし、シングル戦の機運が高まる永田(中央)と大谷。左は中西)(写真下=永田(右)は真壁に鋭いキックをたたき込み、自らの15周年を祝った。)
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スポーツ 2007年09月10日 15時00分
吉田秀彦 年内復帰に向けて動き出した。吉田が次に上がるリングは?
PRIDE以外の他団体への出撃を示唆している吉田秀彦(吉田道場)が9日、東京・杉並区で恒例の「第24回VIVA JUDO!」を開催。そんな吉田の今後についてJ-ROCKの國保尊弘代表は、年内リング復帰の可能性を言及した。 吉田は「進展はないですね」とし「事務所に任せてある。僕の耳には届いていない」と、この日もリング復帰についての明言は避けたが「年内の復帰?そうですね」と今年中の復活へのこだわりをのぞかせた。 吉田をマネージメントするJ-ROCKの國保代表は「色々と話をしている中で本人もだいぶ固まっていると思う」と吉田の心情を代弁した上でPRIDE以外のリングも考慮し、復帰する場所を模索している現状を説明した。ただ現在はPRIDEとの契約が残っており、別に新たな契約を結ぶにしても「まずはPRIDEとの契約を解消しないと」前には進めないのが実情だという。 そんな現状について國保代表は「試合もないまま1年も2年も、というわけにはいかない」とし「イベントを開くのか開かないのか」を含めて説明をPRIDE側に求める考えで「週明けにも書類を送りたい」ときょう10日にもPRIDE側に書類を送る予定だという。 國保代表は「9月中には何らかの回答を得たい。本音を言えば1日でも早く」とコメント。気になる移籍先について国内外のどちらかとの問いには「ノーコメント」とした。 いずれにせよ年内のリング復帰を目指すことになった吉田が立つリングは、早ければ今月中にも決まることになりそうだ。
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スポーツ 2007年09月10日 15時00分
ノア 三沢と初遭遇を果たした藤波がシングル戦、さらにはノアVS無我の対抗戦をぶち上げた
無我ワールドプロレスリングの藤波辰爾と三沢の夢の初対決がついにノアマットで実現。三沢との初対決で闘志に点火した藤波はノアVS無我の全面対抗戦をぶち上げた。 2005年の東京ドームで初タッグを組んで競演した2人が西村修、潮崎豪と互いに僚友を引き連れてのタッグ戦に臨んだ。三沢にドラゴンスクリューを見舞うなど藤波は躍動。最後も西村が潮を足四の字固めで極めると、カットに入ろうとした三沢をドラゴンスリーパーに捕らえ、自らの存在感を方舟マットで示してみせた。試合は西村が足四の字固めで潮崎からギブアップを奪い、無我勢が勝利した。 試合後、藤波は「暗黙のメッセージは(三沢に)送ったよ。多分、通じたはず」と満面に笑顔をし浮かべると「シングル戦という夢とともに、無我との対抗戦ができるようにもっていきたい」と三沢VS藤波のシングル戦はもちろんのこと、ノアVS無我の対抗戦に向けて動き出す考えを示唆した。 夢の対抗戦実現はなるか、今後の動向に注目だ。
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レジャー 2007年09月10日 15時00分
京成杯AH キングストレイルが秋のマイル王へ弾み
秋の中山競馬のオープニングを飾る「第52回京成杯AH」(GIII 芝1600m 9日)は、単勝2番人気のキングストレイルが、好位追走から直線力強く抜け出して優勝した。勝ち時計は1分32秒6(良)。3歳秋のセントライト記念以来の重賞制覇を果たし、中山巧者ぶりを強烈にアピールした。昨年銀メダルのカンファーベストは今年も1馬身4分の3差遅れで2着。1番人気のマイネルシーガルは3着に敗れた。 戦前は混戦ムードが漂っていた今年の京成杯AHだったが、終わってみればキングストレイルの横綱相撲だった。「こんなに強い勝ち方をすると、(GIを)意識しちゃうね」と手綱を取った田中勝騎手も絶賛の勝ちっぷりで、古馬マイル路線に大きく名乗りを挙げた。 好スタートからスッと好位に控えると、直線までじっと我慢。満を持して追い出されると、あとは他馬を寄せ付けずゴールまで一直線に伸びた。 「速い馬を見ながら、思った通りのレースができた。最初から勝ちにいって、強い内容だったね。いつもはこんな競馬をすると、へこたれるんだけど、今日は自分から走っていた」とカッチー。 「(マイナス14kgと)随分、ダイエットしていい感じだったし、馬が以前よりしっかりしてきた。マイルくらいが一番合っているから、これからだね」 新潟リーディングに輝き、中山の開幕週で重賞Vと自身のバイオリズムも最高潮だ。「一戦一戦、頑張るだけだけど、秋に向けて弾みをつけられてよかった」とカッチースマイルが弾けた。 不在の藤沢和師にかわって口取りをした鹿戸雄師は「夏は順調に函館で乗り込んできたので、久々でも仕上がりは良かった。馬が大人になって、力もつけている。内容も良かったし、先々が楽しみだね」と心身ともに大きく成長したことを強調していた。 次走は未定だが、秋の最大目標はマイルCS(GI 京都芝1600m 11月18日)。おばが名マイラーだったシンコウラブリイという血統背景からも前途は洋々としている。
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レジャー 2007年09月10日 15時00分
セントウルS サンアディユが圧勝
サマースプリントシリーズの最終戦「第21回セントウルS」(GII 芝1200m)は9日、阪神競馬場で行われ、単勝11番人気の伏兵サンアディユが1分7秒1(良)のタイムで優勝、賞金6000万円を獲得した。 サンアディユはアイビスSDに続く優勝でポイントを計23とし、スプリントシリーズでも優勝。ボーナス賞金の5000万円も獲得した。川田騎手、音無師はいずれもこのレース初勝利となった。 「道中引っ掛かったので、どうなるかと思った」川田騎手の不安はすべてが杞憂(きゆう)に終わった。馬なりでハナを切り、坂があるゴール前で後続馬を一気に突き放し、終わってみれば2着カノヤザクラに5馬身差だから、圧勝といえる内容だった。 シリーズ2戦目の北九州記念では7着。音無師は「千二では通用しないのかと思った。川田にはハナに行くなと指示したが、スタートがあまりにも良すきた。内枠だからハナに行ったんでしょ。アイビス(SD)では出遅れて勝っているので、相当な能力と思ったけど、再認識したね」と笑った。 次の目標はGI・スプリンターズS(GI 中山芝1200m 30日)。「短距離なら牝馬でも牡馬と互角に走れる」と言う音無師。夏の女王からスプリント界の女王へ。サンアディユが真の頂を目指す。
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レジャー 2007年09月10日 15時00分
サマースプリントシリーズ サンアディユが優勝
「サマースプリントシリーズ」は最終戦(第5戦)のセントウルSを終え、合計23ポイントを獲得したサンアディユ(牝5歳、栗東・音無厩舎)が優勝した。同馬の関係者には5000万円のボーナスが贈られる。 音無師「今日はスタートが良く、そのまま行って勝つことができました。それにしても、びっくりするくらい強かった。逆転でのまさかのシリーズチャンピオン。本当に良かったです。応援ありがとうございました」
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レジャー 2007年09月10日 15時00分
サマージョッキーズシリーズ 角田騎手が優勝
今年から新設された「サマージョッキーズシリーズ」は合計26ポイントを獲得した角田晃一騎手(栗東・フリー)が初代王者に輝いた。 角田騎手は100万円の褒賞金をゲット。また、5回阪神競馬で開催される「第21回ワールドスーパージョッキーズシリーズ」の出場権を獲得した。 角田騎手「セントウルSを勝って人も馬(アグネスラズベリ)も気持ちよく優勝を決めたかったのですが、なかなかうまくはいきませんでした。ワールドスーパージョッキーズシリーズまでは先が長いのでケガをしないよう頑張っていきたいと思います」
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レジャー 2007年09月10日 15時00分
先週の新馬勝ち馬(中山)
9日(日)の芝1800m戦はグルーオン(牡、父ブライアンズタイム、母ヤマタケポロン=美浦・鈴木伸厩舎)が逃げ切り勝ちを収めた。勝ち時計は1分55秒4(良)。 自らつくった前半5Fは67秒1という超スロー。結果的には開幕馬場を考慮した鞍上の作戦=スローに落としての逃げがドンピシャリとハマッた形になった。「生ズルいと聞いていたが、いい意味で落ち着いていた」と騎乗した横山典騎手。確かにこのペースでジッと折り合える精神面は2歳では秀でている。 鈴木伸師は「兄(ゴールドヴェイン)が気性難だったからね。落ち着いていたのが何よりの収穫。どんどん距離を延ばしていきたい」と話した。 同日のダ1200m戦はタカラストーン(牡、父Grindstone、母TropicoCielo=美浦・国枝厩舎)がアポロラムセスとの叩き合いを制した。勝ち時計は1分14秒3(良)。 北村宏騎手が「ペースが速かったので追走に手間取ってしまった。距離はもっとあっていい」と言ったように、スピード馬の兄トロピカルライト(兵庫CS勝ち)とはタイプは真逆。中距離で脚をためる形がベストだろう。 「距離が足りないし、馬が変わってくるのはこれから」とは国枝師。次走は「プラタナス賞」(500万 東京ダ1400m 10月6日)が有力だ。 8日(土)の芝1200m戦はスターオブアフリカ(牝、父Johannesburg、母ウージャ=美浦・矢野照厩舎)が鮮やかな逃げ切り勝ちを飾り、単勝1番人気に応えた。勝ちタイムは1分10秒8(良)。 勝利に導いた丹内騎手は開口一番、「きょうは八分ぐらいの力しか出してません。ゴール前は片ムチを入れただけでした」と喜びを爆発させた。最後はもう一度伸びて、2着以下を2馬身差と完膚なきまでに叩きのめした。 勝ちタイムは平凡だが、80%の力しか出していないのだから仕方ない。時計はまだまだ詰められる。一方、距離については、「ケイコで併せ馬をすると、また伸びるし、千六ぐらいまでは持ちそう」と丹内騎手。次走は未定。(写真=スターオブアフリカ)
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レジャー 2007年09月10日 15時00分
先週の新馬勝ち馬(阪神)
「まさか、勝てるとはね。次のレース?これから考えるわ」 こう謙虚に語るのは9日(日)の芝1800m戦を勝ったツルマルストーム(牡、父シンボリクリスエス、母キトゥントリックス=栗東・石坂厩舎)の石坂師だ。1番人気での勝利にも、「大きな馬だし、時間をかけてゆっくり仕上げたいので、まだ完ぺきじゃなかった」と苦笑いした。 レースは好発から2番手グループを追走し、そのまま手応え十分に抜け出した。1分50秒3(良)の勝ち時計は平凡だが、武豊騎手は「いい走りをする。距離はもっと延びた方がいい。これからが楽しみです」と期待を寄せた。500kgを超える雄大な馬格の持ち主。2戦目が大いに注目だ。 一方、8日(土)の芝1400m戦は同じく武豊騎手が手綱を取ったベストロング(牡、父コロナドズクエスト、母ヒットザボード=栗東・領家厩舎)が逃げ切りV。勝ち時計は1分22秒6(良)だった。 好発からハナを奪うと、直線でもしぶとく伸びての味のある勝ちっぷり。今後はマイル前後での活躍が見込めそうだ。 この日、もうひと鞍組まれていたダ1200m戦はリバータウン(牡、父ディアブロ、母キャロットウイン=栗東・坂口則厩舎)が2番手から抜け出し3馬身半差の圧勝を飾った。勝ちタイムは1分13秒6(良)。 ラスト1F13秒9のラップはほめられたものではないが、ゴール前は流す余裕も。今後は時計短縮が課題となりそうだ。(写真=ツルマルストーム)
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レジャー 2007年09月10日 15時00分
先週の新馬勝ち馬(札幌)
9日(日)の芝1200m戦を制したのはスパイオブラヴ(牝、父フレンチデピュティ、母グロンシャール=美浦・小島太厩舎)。短距離の新馬戦としては稀(まれ)な4角8番手からの一気の差し切りで初陣を飾った。 勝ち時計1分11秒7(良)は平凡だが、若駒離れしたセンスある走りは魅力十分。距離が延びて真価を発揮しそうなタイプだ。 8日(土)の芝1800m戦は中団で折り合ったサンヨーサンライズ(牡、父ファルブラヴ、母アフタービート=美浦。尾形厩舎)が、先に抜け出したサクラグローリーをゴール前で半馬身捕らえ、差し切り勝ちを収めた。 勝ちタイム1分52秒9(良)は水準レベルだが、こちらも古馬顔負けの大人びた走り。現役時代2勝している母以上の活躍が見込めそうだ。