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『おちょやん』苦言を集めていた“セクハラ客”が一転、称賛集める 「優しい客なのかよ!」の声

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杉咲花

 NHK連続テレビ小説『おちょやん』の第23回が6日に放送された。

 現在、第5週「女優になります」が放送されている本作。第23回は、カフェーの女給仲間の真理(吉川愛)と洋子(阿部純子)が、女優試験に合格したと喜ぶ姿を目の当たりにし、ようやく千代(杉咲花)は自分の気持ちに気づき――というストーリーが描かれた。

 真理と洋子に嫉妬を覚え、2人の合格に素直に喜べなかったことを含め、仲間の前で女優になる宣言をした千代。視聴者からは「これまで人生の選択肢がなかった千代がようやく夢を持てた」「神回すぎる」といった声が集まっているが、その裏である人物に注目が集まっているという。

 「その人物というのが、カフェーのセクハラ客・原。第22回ではお酌する千代に『手くらい握らせてえや』とセクハラ発言で迫り、視聴者から『セクハラ気持ち悪すぎる』『こういう客、当然いるだろうけど最悪』といったブーイングの嵐でした。千代はそのセクハラ客に対し、『太ももだったらええよ』と自身の太ももにビール瓶を置き、うまくかわしていたものの、その直前には詐欺に遭っていたこともあり、閉店後にはひとり涙。『辛い目に遭ってさらにセクハラって可哀想すぎる』といった声が上がり、原に多くの苦言が集まっていました」(芸能ライター)

 ​>>朝ドラ『おちょやん』の父に「二度と出てこないでくれ!」の声 “史上No1毒親”に批判も「神回」と称賛のワケ<<​​​

 第23回でも、席に着いた千代に原が「今日こそ千代ちゃんの手、握ったるで~」とセクハラ発言をかます場面があったが――。

 「しかし、当の千代はそれどころではなく、オーディション合格に喜ぶ真理と洋子やほかの客たちから離れ、複雑そうな表情でその盛り上がりを見つめるばかり。そんななんの反応もない千代に原はずっと寄り添い、一生懸命『握りますで~』『あ、やっぱり太ももにしようかな』とセクハラを連発していました。この様子に、視聴者からは『気持ち悪いだけの客かと思ったら千代ちゃんに気遣う優しい客なのかよ!』『セクハラ客を気持ち悪いままその優しさを表現するってすごい』の声が。繊細な人物描写に一転、称賛が寄せられています」(同)

 セクハラ客をセクハラ客だけで終わらせない丁寧さが支持されているようだ。

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