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劇場版『鬼滅の刃』の興収400億円突破に“足踏み”してしまった背景

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 昨年10月16日から公開されたアニメ映画「劇場版「鬼滅の刃」無限列車編」の最新の興行収入が19日に発表され、公開185日間累計で動員2876万人、興収397億円を記録した。

 最新の「週末映画動員ランキング(4月17日~18日集計 興行通信社調べ)」によると、前週4位から5位にランクイン。前週比では興収プラス1億円となり、GWの連休で大台となる興収400億円を突破する見通しとなった。

 同作はこれまで公開3日間で興行収入46億円、10日間で107億円、24日間で204億円、59日間で興収300億円、公開16日間で動員数1000万人、45日間で2000万人を記録。

 また、公開73日間で、ジブリ作品の「千と千尋の神隠し」の316.8億円を超え歴代興収1位の記録を塗り替え、さらに記録を伸ばし続けている。

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 「興行収入を伸ばした背景にはアニメがブームとなったこともあるが、効果的な入場者特典も有効だった。年末なんかは、客単価の高い4DX・IMAX限定特典を付け、年始までの2週間で35億円の荒稼ぎ。前人未到の400億円突破に向かって“快進撃”を続けていた」(映画業界関係者)

 4月に入った時点で、400億円まで残り10億円を切っており、今月中の大記録達成は濃厚かと思われのだが…。

 「『鬼滅』の大記録達成のため、公開日を調整した『シン・エヴァンゲリオン劇場版』が3月初めから、そして、先日から2年ぶりのシリーズ最新作となった『名探偵コナン 緋色の弾丸』が公開されたが、3作はいずれも東宝作品。そのため、『鬼滅』の公開スクリーンが大幅に減ってしまい、集客が伸びなくなってしまった。とはいえ、東宝としてはなんとしても400億円を突破したいところだった」(映画担当記者)

 「鬼滅」の劇場版のBlu-ray・DVDの発売は6月16日に決定しているが、いつまで劇場公開されるのかも注目だ。

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