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小室圭さんとの結婚への固執は、反対されるほど引かれ合う「ロミオとジュリエット効果」? その心理メカニズムとは

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 2017年9月に婚約内定会見を行った、小室圭さんと秋篠宮家の長女眞子さま。2人の結婚は、秋篠宮さまが提示した「多くの人が納得し喜んでくれる状況で」という条件の下、未だ延期中である。

 延期の主な原因は、かねてから報じられていた小室さんの母・佳代さんと元婚約者の男性との間で起こっていた金銭トラブルだ。さらに小室さんが公表した28ページに及ぶ釈明文書や、その後間もなく一転して解決金を支払う意向を見せるといった対応が問題視され、世間からは批判の声が集中している。

 それでも小室さんと眞子さまは、引き続き結婚に向けた固い意思を見せている。なぜ、2人はここまで大きな壁がありながらも、なお強く引かれ合うのだろうか。

 その原因の一つとして、「ロミオとジュリエット効果」が生じている可能性が考えられる。恋愛において、障壁があるほど強く引かれ合う心理現象のことで、不倫や遠距離恋愛などの際にも生じやすいとされている。この効果は、心理学者のリチャード・ドリスコールによる研究結果から明らかにされたもので、140組の男女カップルへのアンケートで熱愛度と障がい度の数値の相関関係を調べた結果、ハードルがあるカップルほど強い恋愛感情を示すことから、シェイクスピアの戯曲『ロミオとジュリエット』のストーリーにちなんで命名された。

 ただし、ロミオとジュリエット効果は、2人の共通目標が達成されたら発揮されなくなるという特性があり、障がいがなくなれば気持ちの高ぶりは落ち着くため、穏やかな恋愛に移行する、あるいは急に愛が冷めてしまうこともあるようだ。

 ​>>玉川徹氏、小室さん母の元婚約者を徹底批判「男としてこんなことはない」「一方的な主張をメディアが増幅」<<​​​

 ロミオとジュリエット効果が生じる背景には、禁止されるほどやりたくなる「カリギュラ効果」という心理現象が関係している。例えば、昔話の「鶴の恩返し」で「見ないでください」と言われたのに気になって見てしまうといったシーンや、「禁煙」を掲げた途端にタバコを吸いたくなるといった現象もこれに当たる。

 ロミオとジュリエット効果にしろカリギュラ効果にしろ、その背景には、選択の自由が奪われ反発したくなる「心理的リアクタンス」という心理メカニズムがある。心理的リアクタンスでは、人はそもそも「自分の行動は自分で決めたい」という欲求があるとしている。心理的リアクタンスが生じる強度や頻度は人によって異なり、その人の経験や性格などによって違いがある。

 ところで、ロミオとジュリエット効果について一部では、恋愛に障壁のある期間が長いほど精神的に疲れてしまい、効果が薄れてしまう可能性を指摘する声もある。多くの批判の声に加え、3年間の遠距離恋愛とあって、小室さんと眞子さまの心労はいったい、いかほどだろうか。

 2人の結婚の行方に、世間の注目が集まっている。

文:心理カウンセラー  吉田明日香

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