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スラムダンクの聖地、クラファン実施も反応イマイチ ネット「こんなの賛同する鎌倉市民いない」

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鎌倉観光公式ガイドの公式サイトより

神奈川県鎌倉市がオーバーツーリズム(観光公害)の対策費を目的に10日からクラウドファンディングを開始。しかし反応は良くないようだ。

同市では、江ノ電鎌倉高校前駅周辺が人気漫画「スラムダンク」の影響で、訪日外国人観光客の人気を集めている。その一方で、一部の観光客による歩道の滞留、危険な車道へのはみ出し撮影、ごみの不法投棄など迷惑行為があとを絶たず、観光客を運ぶ白タクや緑ナンバーの都市型ハイヤーが近隣住宅地に無断駐車するなどして住民とのトラブルが発生している。

そんな状況に同市は9月13日から16日までの間、市職員を配置し、観光客を近隣公園内に設置した撮影スポットへ誘導する実証実験を実施。結果として、歩道の確保や危険な撮影行為の抑制など秩序の改善が図られ、観光客からも一定の理解を得ることができたという。

さらに、実証実験を踏まえ、10月1日から従来の警備員2名体制を5名ないし7名体制に増員。また、地域住民にとっても地域の景観は財産であるため、地域住民の快適な住環境を守りながら、観光客がルールを守り観光を満喫できる環境を創り出す必要があるとしている。

これに対応する経費の一部を支援してもらうため、同市は10月10日~来年1月7日までクラウドファンディングを開始。目標額は350万円、希望者は1口2000円から寄付できるが、17日朝現在、寄付金額は27万7000円、達成率7・9%にとどまっている。

先日、このクラファンの低調ぶりが一部で報道されたが、SNS上では厳しい意見が殺到。「観光客から取れよ」「クラファンじゃなくて観光税取ればいいと思う」「なんで迷惑被ってる市民から募るのよ」「こんなの賛同する鎌倉市民いるわけない」「インバウンドで収益を上げているところが出すのが筋では?」など、大ブーイングが起こっている。

同市では、10月26日投開票の市長選が控えているが、それを挟んで、来年1月7日まで、果たしてどのくらい寄付金が集まるのか、興味深いところではある。

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