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『TOKYO MER』、ラストの展開に「すっきりしない」「なんか悔しい」の声 “大人の駆け引き”にモヤモヤ?

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賀来賢人

 日曜劇場『TOKYO MER~走る緊急救命室~』(TBS系)の第5話が1日に放送され、平均視聴率が10.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)だったことが各社で報じられている。第4話の10.1%からは0.7ポイントのアップとなった。

 第5話は、喜多見幸太(鈴木亮平)の妹・喜多見涼香(佐藤栞里)と妊婦を乗せたエレベーターが火災により急停止。乗り合わせた音羽尚(賀来賢人)と大物政治家・天沼夕源(桂文珍)と共に閉じ込められてしまう。煙が充満し酸欠状態のエレベーターで妊婦の容態が急変し――というストーリーが描かれた。

 ​>>『TOKYO MER』、意外にも石田ゆり子が不評?「政治家役向かない」「まったく迫力がない」恒例シーンも違和感の声<<​​​

※以下、ネタバレ含む。

 天沼は闇献金疑惑で仮病での入院。しかし、エレベーターに閉じ込められた後、妊婦が具合悪そうにしていても、音羽に自分のケアを優先するよう指示。音羽は最初それに従っていたものの、最終的には自分の医師としての信念を優先し、天沼を放置して妊婦の緊急帝王切開を行うことに。天沼はそんな音羽に「お前の官僚人生は終わるぞ」と言い放ち、視聴者からは不快感を訴える声が相次いでいた。

 「手術は無事成功。また、事故後、一部始終をモニターで見ていた赤塚梓東京都知事(石田ゆり子)が『ここから先は私の仕事ね。私が大好きな大人の駆け引き』と宣言し、記者会見の中で『天沼先生の機転でMERは現場に駆けつけることができました』『天沼先生はご自分がおケガをされているのにもかかわらず、妊婦さんを優先するようにとおっしゃってくださったそうです。今回の一番のヒーローは天沼先生です』と天沼を立てる発言をしました。これにより厚労省は音羽を処分できなくなり、MERも守った形に。見事“大人の駆け引き”を成功させていました」(ドラマライター)

 この展開にネットからは「なんか悔しい」「すっきりしない」「モヤモヤする」という声が集まっている。

 「実際には、エレベーター内で自身の救助を優先するように要求。さらに暴れてエレベーターのワイヤーを切り、全員を危険に晒した天沼が『ヒーロー』となったことに納得出来なかった視聴者が多くいたようです。しかし、ここで天沼の本性を暴露したところで、音羽は飛ばされ、チーフドクターの妹がいるという理由でMERを出動させたと難癖をつけられるだけ。赤塚知事の判断には『駆け引き上手すぎる…!』『都知事やるじゃん!』『うまいこと恩売ったな』という称賛も集まっていました」(同)

 一見すっきりしないラストだったものの、広い目で見れば赤塚知事の勝ちだったようだ。

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