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押尾学逮捕で監督作が非公開危機だった過去も 高すぎる〝罪〟の代償を支払わされた映画監督

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画像はイメージです

 9日にニュースサイト「文春オンライン」で、女性に対する性加害が報じられた俳優・映画監督の榊英雄がメガホンをとり、25日に公開を予定していた映画「蜜月」の公開をいったん中止にすることを製作委員会が9日、映画の公式サイトで発表した。

 同作は、女優の佐津川愛美が主演。PTSD(心的外傷後ストレス障害)、性被害など、センシティブな問題を題材にしている。

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 国際女性デーの8日、都内で同映画のワールドプレミアが開催され、佐津川らが出席。佐津川は「ごめんなさい…初めて皆さんに見ていただける日なので、純粋に、ありがたい」と涙で何度も声を詰まらせたことが各メディアで報じられただけに、公開を心待ちにしているはずだった。

 しかし、榊監督は、映画へのキャスティングを持ち掛けて女優に性的関係を強要したことを報じられ、さすがに、製作サイドも無視できない事態となっていた。

 映画の公式サイトでは、《関係各所との協議の結果、映画『蜜月』の公開を一旦中止とさせていただきます。今後につきましてはすべて未定です》と報告。

 榊監督は10日までに、所属事務所を通じ、コメントを発表。キャストや裏方に謝罪したうえで、《この映画の公開を楽しみに待っていてくださる観客の皆さまに、多大なるご迷惑とご心配、不快な思いをさせてしまったことを、心よりお詫び申し上げます》と謝罪。

 「蜜月」含め、自身の監督作の音楽を担当する、妻でシンガー・ソングライターの和ら家族に向け、《そしてかけがえのない大切な家族を傷つけ悲しませてしまったことを、本当に申し訳なく思っております》と謝罪した。

 しかし、榊監督の作品に携わってきた映画カメラマンの早坂伸氏が10日、ブログを更新。《当然ながら謝罪するのは第一に被害者であるべきです》などと榊氏の対応を批判したのだ。

 「過去に榊監督は監督作の映画『誘拐ラプソディー』に出演していた押尾学が逮捕される事態に直面。公開にこぎ着け、舞台あいさつで『映画に罪はないので。今は感動でウルウル』と語っていた。しかし、自分の犯した〝罪〟で作品を台無しに。高すぎる代償を支払うことになった」(芸能記者)

 映画に全力投球した佐津川が気の毒だ。

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